【アート日記】 「山田五郎 オトナの教養講座」in 大塚国際美術館
私はワンシーズンに一度の頻度で大塚国際美術館へ行きます。最近は、行くごとにテーマを決め、まずはテーマに沿った作品を堪能した後、気の向くままに他の作品を見るようになりました。
今回のテーマは「山田五郎 オトナの教養講座」in 大塚国際美術館。山田五郎さんのYouTubeチャンネルに登場した画家の作品を楽しむというものです。
「山田五郎 オトナの教養講座」は、一枚の絵に関する疑問を、五郎さんが多くのエピソードを紹介しながら解決する番組です。絵を見せて紹介されるのですが、もちろん五郎さんが片手で持てるくらいの大きさの印刷物です。私は、いつもそれを見ながら、「本物はどのくらいの大きさなんだろう」「どんな額縁にはいっているのだろう」と思っていました。
私の、そのような疑問に答えてくれるのがまさしく大塚国際美術館。五郎さんが番組で紹介してくださる作品はほぼあります。作品は全て原寸大、額縁も本物と同じように作られています。さらにうれしいことに、一人の画家の作品は一枚だけでなく複数展示されていることが多いので、「こんな絵も描いているんだ」という発見もあります。
バジールの絵を見ることができた
五郎さんが番組で紹介されていたバジール。私はこの画家の名前を初めて知りました。ルノワールやモネといった印象派の礎を築いた、とても性格の良い、28歳で亡くなった画家といいます。
「バジールの絵を見たい」と思いました。
大塚国際美術館の作品リストを見ましたが、探しきれず、サービスカウンターのスタッフさんに尋ねました。すると、私が予想していた、印象派の頃の展示コーナーではなく、家族のテーマ展示のコーナーに一点あるとのこと。
ありました。
ありました。
五郎さんが番組で紹介されていた「家族の集い」。思っていたよりも大きい。確かに光の描き方に印象派ぽさが表れています。
さすが、大塚国際美術館。
私のピンポイントの目的をしっかり果たしてくれました。
五郎さんの紹介した絵の他の絵も楽しんだ
一人の画家の作品を複数いっぺんに見られるのは大塚国際美術館の得意とするところ。
まずは一枚を。次に他のものも見渡して、、、という見方で、画家に、より近づくことができました。五郎さんが番組で話されていたエピソードなどの情報を思い出しながら、大きさ、筆触ともに実物に近い絵を満喫しました。
1 ターナー
2 シャルダン
3 ゴッホ
4 モネ
5 スーラ
6 ドガ
7 ミレー
8 ムンク
9 クレー
10 フェルメール
11 ドラクロワ
おわりに
大塚国際美術館で、五郎さんの番組で紹介された画家、作品の一部を見てきました。まだまだあるのですが、第二弾までとっておこうと思います。
今回、まず一枚を見て、それから離れたところから複数の作品を見るという方法で楽しみました。
すると、照明のあて方、壁紙の色や模様など、作品を飾るための環境に工夫がされていることがよく分かりました。
画家によって壁紙を変えてあるところもあり、壁紙の模様の美しさには惚れ惚れしました。フェルメールの展示では、フェルメールの絵によく出てくる重厚なカーテンが下がっているなど、「素敵」の一言です。
美しい作品を、五郎さんのお話を思い出しながら回るという今回のテーマ、十分に満喫しました。