リンゴをもらって半分に切ってみよう。「立案と実行」。
(1は話し手、2は聞き手、です。)
1 「リンゴ一つあげましょうか」ときかれたら、どう答えますか。
2 もらうかもしれないですね。
1 リンゴもらったとして、食べる時まるごとカジリますか。
2 そんなワイルドな。もちろん切って食べますよ。
1 大きさは。小さく切るとしてサイズはどうしますか。
2 もとの8分の1、くらいですかね。食べやすい大きさにします。
1 話を最初に戻しますが、
「リンゴ一つあげましょうか」ときかれた時に、
「8分の1に切って食べよう」と考えますか。
2 まさか。「リンゴ1個を食べきれるかな」とは考えますが。
1 人の立てる「目標」も「リンゴ」と同じようなモノ、だと私は思うのです。
2 どこが同じなんですか。あ、消化しきれるかどうかわからない、的な意味でですか。
1 はい。「目標」を立てる時は「まるごと達成」することを考えがちだと思うのです。実際には8分の1とか小さく分けて、一つ一つこなしていくことが多いと思います。
2 たしかに。でも実際「まるごとカジる」イメージを捨てきれていない気がします。
1 そこが「挫折」の最大の要因だと思うのです。大きいリンゴは半分に切ればいい。まだ大きいならさらに半分、それなら挫折もしづらいし悩みも少ないのではないでしょうか。
2 なるほど。とりあえず「リンゴをもらって半分に切ってみる」。それが「目標を立てて実行していく」ことなんですね。