九龍ジェネリックロマンス 75話感想(※ネタバレ注意)
探偵(?)鯨井令子降臨
【あらすじ】
鯨井は工藤に恋人関係の解消を告げ
「工藤さんを傷つけるようなことはしない」と
宣言して距離を置く。
鯨井は
第二九龍に貼られた太極図のお札を調べ始め
少しずつ
自分が存在する理由・鯨井Bの死・工藤のことなど疑問を抱いていく。
そんな中、メガネで見たお札の壁を見つけた
鯨井は駆け寄って
そのうちの一枚をめくってみる。
そこには『もう探るな』という
警告の言葉が書かれていた。
①恋人関係の解消
工藤が鯨井Aに絡んだのは
何だか久しぶりな気がします(笑)。
当たり障りのない会話を交わす二人でしたが
ここで鯨井は工藤に
「ただの同僚に戻ろう」と
恋人関係の解消を告げます。
当初は工藤と恋人関係になれたことに
浮かれていた鯨井でした。
しかし、工藤との溝・令子さんのメガネ・
そして前話のグエンとの会話などから
自分と工藤の関係性の残酷さを
突きつけられます。
令子さんと同じ容姿をしているけど
自分は令子さんとは違う。
令子さんのように、工藤を傷つけない。
鯨井は、令子さんと違う道を歩むことを決めます。
②調査を始める鯨井さん
鯨井は第二九龍の壁に貼られている
お札を調べ始めます。
お札を30枚調べた結果
鯨井はあるパターンに気がつきます。
403:『Forbidden.』(アクセス権がない)
→数は9枚
202:『Accepted.』(リクエストは受理されたが、まだ処理は完了していない)
→数は1枚
※残り20枚は白紙
お札に書かれた英文を見ていると
何かしら意味がありそうですね。
『アクセス権』や
『リクエストの処理』という言葉にも
G九龍と何か繋がりがあるのでしょうか…
第二九龍の至るところに貼られている
太極図のお札ですが
何か意味があるのかなと疑問です。
お札というと『何かを封じる』
というイメージが強いです。
だとすると第二九龍には
何か曰く付きなものがあるとか…?
③沸き上がる疑問
お札を調べるうちに鯨井は少しずつ
自分や第二九龍の存在理由
令子さんの死に疑問を抱いていきます。
そして、疑問はやがて工藤にも向けられます。
工藤は鯨井さんの傍にいても
気持ちが満たされていないのは読んでいて
伝わってきますが…
それでも何故彼女の傍にいるのでしょう。
これが一番の疑問ですね。
工藤も鯨井Aに対して
彼なりの情は持っているようですが
令子さんと同じように
彼女を愛しているかというと
少し違うんじゃないかなと思います。
工藤の鯨井Aに対する真意も気になります。
④お札の警告
ラスト怖ぇぇ---!!
『もう探るな』…これ以上探ると
何かまずいことがあるのでしょうか。
お札の警告文から明らかに何者かが
鯨井とG九龍を監視しているっぽいですね。
しかし一体、「誰」が鯨井さんに
警告を発しているのでしょう?
蛇沼グループではないだろうし。
ラストのジェネリック地球が
意味深に輝いている辺り
やはりG九龍と
何か繋がりがあるのか…
第二九龍や令子さんの死因について
探り始めた鯨井ですが
何者かによる邪魔も入りそうです。
願わくば、また振り出しに戻らないでほしい…
(67話の楊明さんの件を思うと)
余談:今後の展開に対する鯨井Aの役割
今後の展開で鯨井Aが担う役割は
「工藤を第二九龍や令子さんから解放すること」
ではないかと予想します。
工藤は今でも
令子さんを愛しているのでしょうが
一方で彼女の存在に縛られて
第二九龍から離れられない感じがします。
令子さんが工藤を『束縛』する側なら
鯨井は工藤を『解放』する側に
なりそうですね。
今後の展開予想として
○鯨井は令子さんの死因の真相を突き止める
↓
○G九龍の正体が明らかになる
↓
○鯨井は自分の正体を含めすべての真実を知る
↓
○鯨井は令子さんの真実を工藤に告げる
↓
○鯨井は工藤をG九龍から解放し、G九龍と共に消滅
↓
○工藤は鯨井や九龍の思い出を胸に前を向いて生きていく
という感じになるでしょうか。
今回のエピソードで
鯨井は「工藤さんを傷つけない」と
気持ちを新たに
工藤に恋人関係の解消を告げ
謎解きを始めていきます。
しかし、ラストの警告から
何者かによる妨害も入りそうな予感…
まだまだ謎も多いですが、鯨井には
ぜひ真実を突きとめてほしいと思います。