洗い物とふきんの話。
365日、ほぼ毎日料理をしています。
そうなると、同時に洗い物が発生します。フライパンや包丁、菜箸などの調理器具や、使った食器。我が家には食洗機がないので、いつも手洗いです。
洗い物を喜んでやっているとは言えない私ですが、シンクに洗い物をためておくのも何だか落ち着かない。
だから洗い物が出た時点で出来るだけ早く洗い物を済ませ、そもそも洗い物がシンクに無かったことのようにしています。毎日、その繰り返し。
洗った後の食器や調理道具は、水切りラックからいつもの定位置へ収納していくのですが、ここでふきんの出番。
【ふきんの素材】
ふきんも色々な素材ものがありますが、私はかやふきんと呼ばれるガーゼのような布を複数枚重ねて仕上げたふきんを使っています。かやふきんは肌触りが優しいところがいいのです。
かやふきんを繰り返し使っていると、ふわっとした肌触りから、段々と少しずつ硬くなって、縮んでいきます。
そうなると食器を拭くのには使いづらいので、次に台拭きとして使い、使っているうちに布がちぎれてきたら雑巾として、最後まで使い切ります。
【新しいふきんを出すことにした】
しばらく新しいふきんを出していなかったので、少しでもいい気分で洗い物の片付けをしたいという気持ちが私の中に芽生えてきました。春ですね。
以前、中川政七商店の猫村さんのふきんを柄違いで2枚頂きました。こちらもかやふきんです(私はかや織もかやふきんと認識)。
ほしよりこさんが描く猫村さんの絵が可愛すぎて、2枚同時に開けて使うことをためらう私。
でも、やっぱり使いたい気持ちがあったので、どちらを先に開けるか悩みに悩んで1枚開封し、もう1枚は大事にしまっていたのです。
ついにもう1つの猫村さんのふきんを開封することにしました。
はぁ!かわいい・・・!
額縁に入れて飾りたい気持ち。
【かやふきんを開けたらやること】
かやふきんは薄い布が重なって出来ていて、糊がついた状態で袋に入っています。だから最初は、張りのある触り心地。
これをふきんとして使うには、糊落としをしてから。糊落としはとても簡単ですが、少しだけ時間がかかります。
ふきんをぬるま湯に浸し(お水でも)、ざぶざぶと優しく揉み洗いすることで糊は落ちていきます。
ふきんに糊がついている間はうっすら白く濁った水が出てきて、ふきんはぬるっとした触り心地。続けていると段々と水がキレイになり、ふきんの触り心地も変化していきます。
私はいつもある程度の糊が落ちたら(ぬるっと感が無くなったら)、食器用洗剤を少しだけつけて更に揉み洗いして、ゆすぐようにしています。
猫村さんのふきんのおかげで、洗い物を少しだけ良い気分で取り組めそうです。
シソ