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【詩】生ずるひずみ

ひっそりとした裏路地に

車がズラーとこちらを向いて整列していた

見ているのか、見ていないのか

奇妙だ、奇妙だ

うっかり、奇妙だもんだから

車のワイパーが右へ左へ一斉に動きだし

やぃのやぃのと けしかける


気づいてなんかいやしませんよと

素知らぬ顔で横を通り過ぎ

時空のひずみを通り抜ける


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