「この足の痛み、何だろう?」ランニングを楽しむあなたに知ってほしい「有痛性外脛骨」の真実👣
ども、義肢装具士の佑吉です👣
最近ランニングを始めたあなた、頑張る自分に自信が持てるようになり、心も体も軽くなっていく感覚を楽しんでいませんか?でも、その足の痛み、気になっていませんか?特に土踏まずの上のあたり。靴が当たっているだけと思っていませんか?実はその痛み、「有痛性外脛骨」という疾患かもしれません。これ、あまり知られていないけれど、決して珍しくないんです。「外脛骨」という骨がある人は、確率的にはクラスに1~2人は抱えているほど。その骨がずれたり、炎症を起こして痛みが出るのが「有痛性外脛骨」。実はそれだけ身近な問題なんです。
靴ずれ?いえ、それは「有痛性外脛骨」かも
有痛性外脛骨は、本来ないはずの「外脛骨」という骨が、足のアーチ構造が崩れることで、不安定となりズレることで炎症を起こすなどして、発生すると言われています。足には「内側縦アーチ」という重要な土踏まずがありますが、このアーチが体重を支え、衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。このアーチが潰れると、余分な骨である「外脛骨」がずれて痛みを引き起こします。この痛みの特徴は、土踏まずの上の辺りで、靴の側壁が当たる部分に現れること。そのため、靴ずれと勘違いされることが多いのですが、痛みの原因は表面的なものではなく、足の内部の骨と筋肉、アーチ構造が崩れた結果なのです。
放置すると、痛みが慢性化したり、日常生活やランニングのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。さらに、重症化すると手術が必要になることもあります。そのため、「靴ずれだから大丈夫」と軽視していると、取り返しのつかない状態になってしまうかもしれません。
ランニングと足元ケアはセットで考えるべき
ランニングは足に大きな負担をかけるスポーツです。だからこそ、足元のケアが何より大切です。有痛性外脛骨を防ぐ鍵は、足のアーチをサポートするインソールの活用にあります。インソールは、足の形にフィットし、土踏まずを潰れないようにサポートしてくれる強力な味方です。特にランニングをする女性は、足のアーチが崩れやすいため、日常的にインソールを使用することをおすすめします。
過去に同じ箇所が痛んだ経験がある場合は、再発のリスクが高いと言えます。普段より少し負荷がかかるだけで、再び痛みが戻ってくることも。そのため、症状が出ていなくても予防のためにインソールを使用することが重要です。
また、インソールを使うだけでなく、自分の足の状態を知ることも大切です。専門家に相談することで、自分の足に合ったケア方法が分かります。
足の痛みを我慢しないで。あなたの未来を変える小さな工夫
ランニングは、体だけでなく心を整える素晴らしい習慣。でも、その健康を支えているのは、日々頑張っている足そのものです。その足が悲鳴を上げているとき、それを無視し続けると、せっかくのランニングライフが台無しになってしまうかもしれません。
たとえ小さな痛みでも、それは体からのサインです。適切なケアをすることで、痛みを和らげるだけでなく、快適に走ることができるようになります。
足元のケアを怠らないことで、あなたのランニングライフはもっと自由に、もっと楽しく、そしてもっと長く続けられるものになります。インソールという小さな道具が、あなたの未来を大きく変えるかもしれません。
足を守るのはあなた自身
土踏まずの痛み、違和感に気づいたら、それを放置しないでください。足はあなたの大切なパートナー。足を守るための最初のステップは、足元のケアを意識すること。ランニングを楽しむために、そして健康な体を保つために、今すぐ足の状態を確認してみましょう。あなたの足が健康であれば、ランニングはもっと楽しく、もっと気持ちの良いものになりますよ!
ではでは👣