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ブロッコリースプラウト栽培にチャレンジ①(余談:恐怖症の話)

豆苗を再生して家計の足しにしようと思ったら、そもそも豆苗が苦手で食べられなかった、かわうそです。

方向転換して、ブロッコリースプラウトを栽培してみることにしました。

amazonで、栽培するための鉢をポチり。

クチコミが良かったのでこれにしてみました

さてさて
えーと
水位の線まで水を入れて
網を乗せて
水分がジワッと出てくるから、それを清潔な指で均等にならす

清潔ってどのくらい清潔ならいいんだろ。
除菌のできるJOYでお皿洗いした後の手は清潔と呼んでもらえるでしょうか。

JOYで洗った指で撫でくりまわした水面

えっと…
均等になど、ならないんですが。
まぁいいか!
タネ導入、ドザーーー。

ああああ

ああああああああああ

わたし
集合体恐怖症だった!!!

無理無理無理無理
正視できない
だけど途中までやったんだからやり切らないと

ああああ

きもちわるいいいいいいい
力入らないいいいいいいい

(焦点を合わせず、なんとなくならして写真撮る)

こんなの、きっちり眺めて均等にタネ配置するとか無理難題っす

マジ無理っす

脱力……
1時間くらい寝ました。
精神的ダメージ大きすぎた。


シクシク(´;ω;`)

休日に、そっとグリーンを育てて和みつつ、ちょっと健康的な葉っぱを食べようと思っただけなの。

ほんわかした思いつきだったの。

不意打ちでこんな地獄に落とされるなんて。
シクシク
つぶつぶ怖いよ
シクシク

集合体恐怖症、トライポフォビア。
幼きころ、父の麻雀牌で遊んでいて
パーピンが怖くてギャン泣きしました。
これが一番古い思い出。
ローピン、チーピンは分離してるから耐えられる。
キュウビンは分離してるけど、数の暴力でイヤな気持ちに。
パーピンはダメ。

麻雀はピンズをすぐ切りたくなるため、強くなれませんでした笑


私もうひとつ怖いものあるんです。
アラクノフォビアってやつです。
ケータイの予測変換に出したくないから、一度も入力したことのない、あの生き物が怖いんです。
8本足の、糸でお家を作る、虫です。
赤と青の衣装を着た,ヒーローなんかもいますね。

名前を言ってはいけない、虫界のヴォルデモートです。
なので、我が家では出現の際の叫びは
「あれ出た!あれが!あれが出た!」

怪談の「おいてけ堀」みたいなことになります。

こちらからちょっかいかけなければ、何もしないし。サカサカ逃げていくし。
なんなら益虫と呼ばれています。
悪いことしてない。
そもそも人間なら勝てる大きさのヤツしか、北国にはいません。

理屈ではわかっているのに、とにかく怖い。
自分でも、こんなのおかしいとわかっているけど、目にするとパニックになります。
子供の頃、木登りしている私の肩にヴォルデモートが降りてきて、恐怖で気絶して木から落ち、大騒ぎになりました。

幼い娘を連れて公園に行った時に
「はい、ブローチだよぉ」と、蝉の抜け殻をくっつけられたことがありました。

うえええええ気持ち悪いなぁああああ!
と思いましたけど。
彼女にとっては、とっても素敵なもの。
見つけて捧げてくれた気持ちを振り払うわけにはいきません。

わーありがとう!ってお腹の辺りにつけてしばらく歩いていました。
娘がこちらをみて
「わぁ〜、お母さんのブローチにおまけついてたぁ!よかったねぇ」とニコニコ抜け殻を指さします。

見ると
抜け殻のパックリ割れた背中から
鮮やかなグリーンのヴォルデモートがツーっと下がっていました。

素敵なブローチに、揺れるオブジェ…

気を失いそうになり、立っていられなくなり
でも、娘の心を傷つけたくないので必死。

「ブローチ、虫さんのおうちだったんだね。急にお家が動いてびっくりしちゃったらかわいそうだから、さっきの場所に戻してあげてくれる?」

震える声でなんとか、娘に取ってもらおうと試みる。

「そっかー、キレイなおうち、いいねぇ。
お母さんには違うものあげるからね!」

娘はヴォルデモートごと、さっきの場所へ戻しにいきました。
私に、代わりになるプレゼントを探してくれている間に、なんとか立て直さなくては。

私は冷や汗でびっしょびしょになり、ちょっとだけ吐いて、泣きました。
(娘は、代わりにツヤツヤしたダンゴムシを持ってきてくれました)


はー…
怖い。


ブロッコリースプラウトを食べようと思ったら恐怖症に苛まれた、休日の昼下がり。
タネの間の管理はワラビーに託して、芽が出てツブツブ感がなくなったらお世話しようと思います。

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