先生きらい…

「先生嫌い」
「◯ちゃん嫌い」

ある1人の園児の口癖。

初めは自分に言われるとショックだった
今でも…気分は良くはない

でも…

『本気でいってない』と分かると

私の受け止め方、
感じ方、捉え方がガラリと変わってた。

「先生、嫌い」
「わかった。」

最近の私の最初の対応はこれで

「だいーっきらい」

何度も続くと…バシッと

「わかった。◯くんがどんな風に私を思っても
先生は『分かった』としか言えないよ。
でも…先生はとってもかなしいよ」

そうすると…
彼は静かになって考えて言ってくる。

「やっぱり好き」

そして、
彼の心というか…モヤモヤしてる
本音を話してくれたりする時もある。

そういう体験が重なると

『先生嫌い』
私にはサインとして受け止められる。

『僕の心のモヤモヤコップもう限界だよ』

私は真に受けずに
ただ彼の淡々と言葉を受け止める。

頭ごなしに抵抗したり
「その言葉は良くないよ。」の指導は
解決になるどころかエスカレートしそう。

彼が冷静になって
心が落ち着いてからゆっくり話をして伝える。

「何が嫌なのか、どうしたいのか、
      教えてくれると嬉しいな…」

『先生/〇ちゃん嫌い』
この言葉は良くはない。
確実に相手を不快にする。

でも…私は信じているんだ

『少しずつ彼がその言葉を使わなくてもその時の
自分のモヤモヤを上手に伝えられるようになったらいいな…』

だって
「やっぱり好き」

その言葉を発する彼の表情は優しいんだ…。

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