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変形するたびにまた優しくなって、戻ってくるのは命の使い道とか、いっそ海になってしまおうとか、いや死ぬのは癪だなとか。ずっとずっと、17歳のまま。
曖昧で、名前がつけられないので、言語化ができないので、愛ということで納得しようとしたあれこれは、消費だったのかもしれないこと。それでも信じたかったこと。代わりのきく癒し要員にはなってあげないよ。傷ついたこと、教えてあげないよ。
詩をなぞって、透明を思い出して、それを癒しと呼んでみる。あなたとか君が出てくる歌など必要なかった頃、全てが内側の宇宙に向かっていた。
その最終は、いつのことを言ってるの。関係性に最終地点などないだろう。
月の光を流しながら、「はつ恋」を声に出して読む。
2021/10/17
高校生の頃、これが永遠ならいいのにと、目の前の今にしかない瞬間を動画におさめていました。忘れたくなかったんです。
もしかしたら、最初の映像は、戸田さんのそういう瞬間を集めたものなのかなと思いながら見ていました。
違っていたらごめんなさい。わたしにはそういうふうに見えて、勝手にその頃のことを重ね合わせていました。
劇中、何度も、ごめんなさいという言葉が出てきましたね。
ごめんなさい、ごめんなさ
考えないと決めても、考えてしまうけど、もう私は自由気ままにフラットに、そして素直に生きていくよ。誰との関係性にも縛られずに、誰にとっても最後の、絶対的な猫みたいな存在になるよ。最後には私とユートピア築こうよ。
「こんな世界で生きのびれたら勝ち」って、ほんとうに、そうだね。私は生きのびる。いつ死んでもいいように、生き抜く。
今となっては、苦しみを、誰かのための苦しみにしなくたっていいのにねと思うことができる。感情の一つひとつは、私だけのものだし、あなただけのものなんだよと、今では。
正社員を辞めてから、雰囲気が明るくなったとか可愛くなったとか開放感が見えるとかオーラが白くなったとかって言われるようになった。こんなに心が楽なのは初めてで、壊れるのが怖い。人に対して心が通う実感ができて、好きな人たちがいて、ほどほどに健康で。
目の前にいる人の気持ちを、そのままには分かってあげられないし、消化できるような言葉もかけられなくて不甲斐ない。ただ、話を聴くということがむずかしい。今日も、周りの人が優しかった。4月に異動してきたばかりの私に「このグループどう?」って聞いてくれたのは3回目だった。
優しくなりたい。人の優しさに触れて嬉しくなった瞬間を日々書き留めていけば、なれるだろうか。4月12日 髪色の変化に気づいて言葉にしてくれた。必要としていることに気付いてテープを渡してくれた。水筒を手渡してくれた。
どこまで選ばれたかなんて関係なしに、言葉を交わし合っていることに救われた。私はただの傍観者だけど嬉しかった。私は自分の醜さを知っている。繊細に耳を傾ける人には、滲み出たそれが伝わってしまっているんだろうな。優しくなりたい。ほんとうに優しい人間になりたい。