マイホームで【大損する人】6つの傾向
私は、1987年4月に社会人になりました。時代はバブルの幕開け。
配属先は、不動産金融に関わる営業部署。先月まで学生だった新人たちに、一夜漬けの如く、専門知識が詰め込まれます。
今でも覚えているのが、研修で用いられた実際の不動産売買契約書。
2枚のコピーがありました。
どちらも同じ物件、港区六本木の区分(マンション)です。
日付は1日違い。で、金額がちょうど倍。
物件価格は翌日(売却)のが1億数千万円だったと記憶しています。
「このマンションを買って、次の日に売った人は1日で数千万円も儲かったのか!?」22歳の若者は無邪気に「なんてダイナミックな世界に入ったのか!」と思ったものでした。
しかし、そのわずか数年後には、長い長い冬の時代が訪れます。
約35年の社会人人生を振り返ると、
ミニバブル(2005年~2007年)とアベノミクス(2013年~)を含め、
大小3度の上昇相場と、長短合わせて2度の暴落相場を
経験したことになります。
その過程で、儲けた人と、損をした人を何人もみてきました。
一番問題なのは、大きな損失を被ってしまうこと、です。
不動産は額が大きいだけに、膨大な損失を被ってしまうと給与収入だけではリカバリーできないことが十分にあり得ます。
したがって、回避しなければならないことは「大きな損をしないこと」。
これをまず、念頭に置かなければなりません。
経験上、私は「大損する人」にはある共通の傾向があると思っています。
6つに集約して、お伝えしたいと思います。
これから家を買おうと思っている人や、売ろうと思っている人、
自分はどれかにあてはまっていないだろうか、
と点検されてみてはいかがでしょうか。
今、不動産市場は先行き不透明な時期に突入しているとみています。
この先、臨機応変な対応を取るためにも、
事前に客観的に自分を見つめ直すことをお奨めします。
それでは、マイホームで大損する人の6つの傾向を説明します。