魅力的なキャラクターの条件(2535文字)
当たり前だが万事において、
「確実に成功する方法」を知っていれば億万長者になれる。
しかしそんな奴はどこにもいないのだから、
あくまでも「魅力的なキャラの類似点」程度の意味ではある。
・・・とはいえ、知ってる人なら誰でも知ってることだ。
たとえばアメコミの世界におけるスーパーマン、
あるいはスパイダーマンやアイアンマンなどといったキャラは、
著作権を作家ではなく企業のほうが持っているため、
過去の設定の大半をなかったことにして、
新しいキャラ付けでもって作品を提供する、
ということを定期的に実行している。
スパイダーマンは蜘蛛の力をゲットしたヒーローで、
アイアンマンは天才科学者が科学の力で強さを得たヒーローで、
そういった基本設定だけは変わらないまま、
主人公の人種(というか肌の色)や外見、年齢などが変更され、
別物級に変わってしまうケースだってないわけじゃない。
・・・まあ、日本人の感覚からすれば、ありえない話だ。
日本の場合は企業ではなく作家のほうが権利を持っているから、
作られたキャラを勝手に改変する権利は、作家以外のものではない。
だから一度魅力的だと評されたキャラは、
作家本人が破壊しない限り、永久に魅力的なままでいられる。
もし人気のあるキャラが少年であったというのなら、
「少年であるがゆえの魅力」というものがあるはずだろう?
それを勝手に少女だのオッサンだのにしてしまえば、
少年だから許される年齢相応の葛藤や逃避が、
いいトシこいたオッサンのくせに、となってしまう。
つまりはだ。
魅力的なキャラの特徴というものは、
まず第一に、後から大幅に改変されないこと。
アメリカでは今、
comic(アメコミ)の人気がどんどん衰退し、
かわりにmanga(日本の漫画)の人気が長いこと増大中だ。
その原因のひとつが、
ある時点では魅力的だったキャラクターの設定が、
あとから(ポリコレのせいで)大幅に改編され、
魅力的ではなくなってしまうからだ、とアメリカ人が分析している。
まあぶっちゃけるまでもなく、
世界の娯楽コンテンツは日米が寡占しているわけで、
特にキャラクター商売は日米が7:3でトップ10を独占している。
(ちなみにポケモン、くまのプーさん、ハローキティが三傑)
それが気に食わない連中・・・まあ中国と韓国だけど、
そいつらが日米のコンテンツにだけは、
女性差別だの黒人だのLGBTだのとポリコレでケチつけて、
キャラ設定=魅力の源泉を破壊しようと必死なわけだ。
子供向けキャラクター市場は特に、
無邪気なうちに刷り込みがなされてしまうと、
そのコンテンツを生み出した国に親近感を抱いてしまうから、
独裁国家(中国)や人治国家(韓国)にとっては都合が悪いのだ。
特に反日プロパガンダに便乗して内政の不満をごまかしてきた両国は、
日本製コンテンツが世界中に普及するほど、
自分たちの捏造がバレてしまうから必死になる。
・・・クレームをつけることでキャラ設定を後から改変させる、
それさえできれば、
どんな魅力的コンテンツでもケチがついて、
コラボに使いづらくなり、価値が下がるからな。
ポリコレヤクザがケチつける理由がソレですよ、っていう話だ。
たとえばアンパンマンは、
故やなせたかし先生の戦争体験に伴う、
「絶対的な正義とは飢えを救ってくれることだ」
「自己犠牲の伴わない正義などありえない」
という信念に基づくヒーローであり、
お腹がすいた子に、
自分が弱くなってしまうリスクを省みず、
あんぱんを分け与えてあげる、という基本は何も変わっていない。
またアンパンマンは決して暴力的な存在ではないが、
皆を苦しめるバイキンマンを許すことをしない。
そのためならば正義の鉄槌、アンパンチを用いることを躊躇わない。
作中にはメロンパンナちゃんやロールパンナちゃんなど、
明確な女性(というか女子)ヒーローも登場することで、
「矢面に立つのは原則的に男」という、
やはり全世界共通の「男らしさ」「女らしさ」に基づいた設定だからこそ、
世界中の子供向け市場を食い荒らす(!)超人気コンテンツたりえている。
そして男らしさ、女らしさ、家族の愛情というものは、
独裁国家や人治国家(中国や韓国や共産主義者)にとっては都合が悪く、
どうにかして破壊したいものではある。
しかしながら実際には、
ソ連が既に「家族解体」という社会実験を行った結果、
すぐに私生児だらけになり治安が悪化し学力が下がり、
労働意欲もなくなってしまったからということで、
迅速に実施され、迅速に中止されたという過去がある。
だから自分たちの国(中韓)にはポリコレを要求せず、
滅ぼしたい国(日米)にはポリコレを押し付ける、
という構図が存在しているわけだ。
中国共産党幹部は男だらけなのに、
女性差別だと誰も言わないのはそのせいだ。
・・・これがもし中途半端にポリコレに媚びて、
アンパンマンがアンパンウーマンになってしまえばどうなるだろうか?
まあ、言うまでもないな。
そこにきて日本では、
「女の子だって戦いたい」というコンセプトでプリキュアができたが、
それでも「女の子特有の」オシャレをしたがる傾向、
いわゆる変身願望を商業利用するために、
お菓子だのお化粧だのという要素からは脱却できていない。
女らしさを否定するために作られたコンテンツながら、
オモチャを売るためには女らしさのど真ん中を攻めざるを得ない。
プリキュアを見ていると、
「らしさ」を否定した、いわゆる「逆張りガイジ」行為は、
広く愛されるものではないのだなということを学べるわけだ。
ちなみに初期のプリキュアは、
プロの格闘家すら唸るような超本格的格闘描写を盛り込んだ結果、
あまりの迫力に女児たちが号泣したという過去があり、
今では「男らしい」格闘描写はなくなってしまった。
北斗の拳やドラゴンボールが未だに男の子を魅了しているのを見れば、
「らしさ」の差は明確に存在していると言わざるを得ない。
K1やPRIDEといった往年の総合格闘技ブームも、
あの世代はドラゴンボール読んで育った世代だしな・・・
今のプロサッカー選手がキャプテン翼を読んで育ったように、
あるいは医者の5%程度がブラックジャック先生に憧れたように。
・・・・第二の特徴を書こうと思ったが、
お湯が沸いたのでまたの機会にしようと思う。