「美しくカッコよく歩く」

私は、美容インストラクターとかトレーナーとか整体師とかではなく、一生活者にすぎませんが、17年間患ったギックリ腰と腰痛を、姿勢と歩き方によって完全克服する過程で見出した私にとっての正しい立ち方や歩き方が、ある程度の年齢を重ねても、美しくカッコよいシェイプをキープし、美しくカッコよいと言われる歩き方をしている姿とほぼ同じであることに気づきました。生まれつき骨盤の前傾した西洋人とは骨盤のポジションと腕の振られ方が違いますが、たぶん誰でもできるチェックポイントを紹介したいと思います。
なお、この記事は多くの人が気づきにくい前後バランスについてのことです。

それにしても、立ち方や歩き方くらいは学校で教えてくれても良さそうなものなのに、周りを見渡すと腕を振って前傾気味に歩く人ばかり。

歩く前に、美しくカッコよく立つ

美しくカッコよく歩く前に、美しくカッコよく立つ感覚を確認してください。

真っ直ぐ立ててない人の歩き(走り)方の特徴

真っ直ぐ立ててない人の歩き方には、以下のいずれかの特徴があります。

  • 足が平行に前後していない。

  • 踵とつま先の着地にタイムラグが小さい。

  • 膝が平行に前後していない。

  • 腕が身体の前でハの字に振られている。

  • 民族的に日本人なのに腕の身体の後ろで逆ハの字きに振られている。

  • 肩が前に出て、顎が上がるか顔がうつむきがちになっている。

そして、歩く(走る)ときに、主に脹脛(ふくらはぎ)と太腿(ふともも)と背筋(はいきん)を交互に連動させます。結果として下半身と上半身に捻転差が生じ、そのバランスをとるために腕が振られます。

美しくカッコよく歩く(走る)コツ

真っ直ぐ鉛直に身体の重心を並べて立てている事が前提ですが、以下のポイントで歩いて(走って)みてください。

  • 足を平行に前後させる。

  • 膝を擦り合わせくらいに前後させる。

  • 踵をしっかり地面に着地させる。

  • 母指球つま先で地面を蹴らない。

  • 腕を振らない(身体が捻れないので腕は上下には動いても前後にはほとんど振れない、骨盤が元々前傾している白人黒人は、正しく真っ直ぐ立って歩けている場合には逆ハの字で手が振られる)

そして歩く(走る)時には、主に内腿(うちもも)の内転筋と腸腰筋、お尻の大臀筋と多裂筋、下腹部の腹筋と側筋が交互に連動します。多くの日本人は身体を捻らずに正面を向いた骨盤が時計回り反時計回りに回旋して左右の股関節を上に上げる(挙上)ので、腕は多少上下に動きますが前後には振られません。

江戸の人は腕を振らず1日40km歩いたと言われ、来日した外国人科学者を驚かせたと言いますが、身体を捻らないし、地面と爪先のクリアランスも大きいのでつま先を上げる動作も不要になるために、疲れにくく効率的に身体を使えたからでしょう。

この歩き(走り)方が定着してくると、平地もちろん、軽い上り坂でも、下り坂を降りるような重心感覚でスタスタ歩ける(走れる)ようになり、歩く(走る)のが楽しくなりますよ。
また、つま先と地面とのクリアランスも大きくなり、つまづく事も全くなくなりました。

そしてこの鉛直姿勢をベースにした美しくカッコよい歩き(走り)方で、17年間患ったギックリ腰と腰痛を完全解消するとともに、首痛や指先も痺れや左肩の麻痺の解消、O脚の解消、さらには、なかなか取れなかったお腹周りの脂肪がなくなったのです。

つまり、見た目も美しくカッコよくなるわけです。

それにしても、不思議なのは、骨盤を立てる事や、真っ直ぐ立つ事、骨盤を回旋させて股関節を挙上させる動作など、部分的には情報はありますが、どこにも体系的かつ全体的にまとまった情報がない事です。

#より良い自分  
#誇りを持って生きる  
#PPNK

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