アマチュアカメラマンがステイホーム中に撮影していたもの
私が勤めていた会社では早期の2月末から在宅勤務が始まり、だんだんと外出して撮影する機会が減っていきました。しかしそれでも尽きない写真撮影欲....!! 自然と家にいながら撮影できるものは何だろうと考えるようになったのです。
【個展開催/海外写真旅など楽しみなイベントはすべて延期・中止】
3月中旬に写真の個展開催を予定していましたが、社会的な状況が悪化し延期を決定。出展予定であったコミックマーケットも中止。そして、5月末に会社を退社し、6・7月中に行く予定だった海外写真旅も中止となりました。
5月はすべて有給で消化し、次の会社には7月下旬に入社をお願いしていたので私の前には予定がすべてなくなった長い休暇でした。 それでも会社の退職はすでに決まっていましたし、人生でそう多くない長い休暇を獲得するチャンスも無駄にしたくなかったので計画通り休みを取ることにしました。
予定がなくなった長期休みですが、妻に料理を教えてもらい、ちょっとした家事や猫の世話をしているとあっという間に時間は過ぎていき思いのほか充実しました。そして写真についても2つのテーマを設定して自宅にいながら、シャッターを切る回数を減らさないように努めました。
延期となった個展
【身近な被写体にじっくり向き合う】 私が選んだテーマは飼っている「猫」と、住んでいるマンションから見える「景色」でした。昨年11月から飼い始めた猫のミイの写真や動画はすでにたくさん撮影していましたがそれでも、一眼カメラを使用して撮影する機会はもてないでいました。「それなら、最高にかわいい写真を撮ってやろうじゃないか!」と開き直り、スマホとミラーレスを駆使しながら撮影を始めました。カメラはなるべく撮影できるように準備しておき、決定的瞬間を逃さないようにしました。
※ もちろん猫のストレスにならないようにレンズをずっと向けないよう気を付けています。
お昼寝
あつまれ!どうぶつの森 (スマホ撮影)
3月11日、朝焼けに何を思う
そしてもう一つ被写体として選んだものは「風景」です。
すみません、ちょっと抽象的すぎますね.....
住んでいるマンションの高さはそれほど高くありませんには、幸い周囲には高い建物が多くはなく景色が抜けていたので夕焼けや朝焼けのシーンを撮影することができたのです。
マンションから撮影できる被写体は、月・夕日/朝日・星・野鳥・車・電線などパッと思いつくだけでも中々種類があります。星は東京の条件から撮影が難しいことが多いので、夕日/朝日・月に被写体を絞って撮影をしました。
朝焼けに映えるスカイツリー
ピンクムーン
【同じ被写体に向き合い続けたからこそとれる写真】 太陽と月の出入り場所・時間は日によって異なります。出入り時間を考えて、シャッターを切ると意外な写真が撮影できることがあります。もともと、日の出入りや場所は外の撮影では毎日チェックしていましたが、月の出入りには今まで関心を示してきませんでした。しかし、毎日変わり映えのしないマンションから見える景色では退屈であったため、夕焼け・朝焼け・月など動きがあるものの動きを注視するようになりそれらの「限られた素材」をどのように活かすかを考えました。 太陽と月の動きについては様々なサイトで情報が掲示されているため、調べるにはあまり時間を
夕日とミイ
スカイツリーにかかる月
そして今、緊急事態宣言は解除され、少しずつ外で撮影できる機会は増えてきましたが、それでもまだまだ以前のように自由気ままに撮影できる環境は戻ってきません。それでも限られた素材でどのような写真を撮影できるかを考え続けることが、撮影スキル向上に最も大切なのではと感じました。」
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