HERPのミッションを”採用を変え、日本を強く"に更新しました ~シリーズB調達によせて~
本日、シリーズBの資金調達を発表させていただきました。これまで力強くご支援いただき、今回も我々に賭けていただくDNX Ventures/DCM Venturesの皆様、そして今回新たにご一緒させていただくことになりました、株式会社マネーフォワードの皆様、改めましてありがとうございます。
そして、このシリーズBの調達に併せて、弊社のミッションをアップデートしました。このミッション変更について今の気持ちを強く刻むためにも、社員と改めて思いを一丸にするためにも、そして多くの方々に知っていただくたために思いの部分にフォーカスをおいて書き残しておこうと思います。
ミッションとは何のためにあるか
まず最初にミッションを何のために掲げるのか。HERPという会社にとっての目的と自分勝手ではありますが自分にとっての目的があると思っています。
会社にとってのミッション
まず会社にとってミッションは、存在意義だと思っています。何のために会社があり、何のために企業活動を行うのか。そしてこれほどまでに強くて優秀な仲間が自分の人生の時間を意思を持って投じるのか。その意義です。
そしてそのミッションのもとに多くの共感とコミットメントが集まるものであるべきです。採用を変え、日本を強く。このミッションは簡単にイメージできる道のりでもなければ、どれだけかかるかすらわからないほど大きなものだと思っています。多くの方々に我々の思いを知っていただく、そんな目的も存在すると思います。
自分にとって
そして、今回の改定にあたっては、私自身にとってもどんな意味があるか深く考えさせられました。起業してから4.5年間いろんなことがありました。たくさんの方々に支えられ、ここまでこれました。その道中で自分の価値はなんなんだろうとか、周りの起業家と比べて凹みに凹んだり、社員の優しさに甘えかえって自分の自信をなくしたり。そしてこれも完全に私事ですが家族ができたことでまた一つ考えるきっかけが生まれました。本当に私が代表でいいのかとか、家族と幸せに暮らしていくことと起業家として心血を会社に注ぐことは両立し得るのかとか、いろいろな迷いに向き合ってきました。でもその度に最高のコミットで結果を出す社員、考えられないスピードで成長して成果を出す社員、そしてユーザーの方々のありがたいお言葉に触れ、間違ってなかったなと思うことを繰り返してきています。
今回のミッション改定にあたっては、PARKの田村さん・飯田さん、THE GUILDの深津さんに多大なるご協力をいただきプロセスを進めてきました。皆様に『今回のミッション改定の目的は何ですか』とか、『庄田さんはどこまでいきたいんですか』と問われるたびに、自分は何のためにやってるんだろうとか、なんでこんなに頑張るんだろうと考えては、甘くて弱い思考がチラチラと見える時もありました。そのプロセスの中で、自分にとって今回のミッション改定は、迷わない、逃げないための支えにしたいという気持ちが芽生え、強くなりました。大きなミッション、自分が人生を賭けても良いと思うミッション、家族に心から喜んでもらえるミッションを携えることで、迷いをなくす。それが叶ったと思っています。
自分の思いや気持ちを真っ直ぐ伝えることができる信頼できる組織に改めて感謝したいと思います。
我々の目指すところ
今回のミッション改定にあたって改めて我々の目指すところを設定し直しました。日本をどうしたいのか、そして会社がどうなりたいかをまとめておきたいと思います。
<日本をよくする>
採用を変え、日本を強く。というミッションには日本という言葉が入っています。これは以前までの日本の採用2.0を実現するというミッションにも創業初期の採用支援を通じて、日本の採用を強くするというミッションにも共通のものです。我々はあくまでも日本を良くすることにこだわっています。検討の過程でも日本なのか、世界なのか、はたまた何も入れないのか議論がありました。スタートアップでミッションを検討する際によくある議題だと思います。
起業した頃は、漠然と採用担当の労働をもっと良いものにしたい、もっとかっこよくてやりがいしかない労働にしたい、そのためにも人事の方々の労働を少しでも楽にしたいという思いで創業しました。日本にこだわっているのではなく、単に自分の経験から自分と同じように苦労している人たちを救いたいという思いからスタートしています。これもある意味自分の当事者意識の及ぶ範囲として日本を考えていたと思います。
(創業した時のミッション)
そこから、プロダクト開発を進める中で、採用担当の方々の労働のみに着目するのではなく、会社における採用活動への考え方を変える必要があることに気がつきました。振り返っても大きな気づきだと思います。具体的には、経営陣・人事に閉じた採用活動ではなく全社員が協力し合って採用活動を行うことで成果を最大化できるという確信を得ました。そして生まれたのが全社員参加型の採用活動を意味する、スクラム採用という言葉です。そのプロセスの詳細は以下の記事に詳述いただいています。
この頃から、我々は採用担当を楽にするためではなく企業の採用活動を変えるために、アップデートするために企業活動を行っていると考えるようになりました。ミッションも日本の採用をアップデートするという気持ちを込めて、日本の採用2.0を実現するというミッションを設定しました。
このミッションのもとに企業活動をする中で、採用をアップデートした先に我々は何を考えているのかという新しい疑問が生まれるようになりました。採用をアップデートすることにコミットしたいのか、採用をアップデートする事で何かを得たいのか、それを考えていました。そんな折に、世界がコロナ禍に突入し、日本の会社も少なからずダメージを受け、もちろん我々の事業にも影響がありました。事業を縮小するというご連絡をいただいたこともあったし、採用を凍結するというご連絡も多くいただきました。このような経験をきっかけに自分の中でも上記の問いに一つの答えが生まれました。我々は採用をアップデートすることを存在意義としているのではなく、採用を変えることで、日本の会社をさらに強くする、コロナにも負けず世界に誇る企業が高度経済成長期の日本のように多く生まれるそんな国にするために努力していきたい、それを夢見て日々努力できる事はとても幸せで人生をかけてトライできると感じたのです。
読んでいただいている皆様もご存知のところかと思いますが、世界の時価総額ランキングに多数の日本企業がランクインしていた時代から、今ではアメリカや中国の会社がほとんどを占める時代に変わっています。日本で会社を営む自分としてはこの状況をとても悔しいと感じています。
これは完全に個人の見解ですが、日本のスタートアップシーンにおいても日本を代表する世界に誇る会社を作るのだというレベルの壮大な志を持った方々が少ないのではないかと感じることもあります。もちろん個人の人生であってその目的は自由ですが、上場を目標にしたり、会社を短期的に売却することがゴールになったりすることが多い感覚もあります。
そんな日本に、もっともっと大きな志を持ってコミットする会社が増えて欲しい、それが当然になるような場所にしたい。
そのために、我々はそこで働く人が一番重要だと思っています。大きな志を持った会社に共感と覚悟を持った優秀な人材が集まることでミッションの達成に一番近づくと確信しています。
だからこそ、会社の採用活動をより良いものにする努力を我々が絶え間なく続け、日本の優秀な人材が大きな志のもとに集まる仕組みを作りたい。それが我々の思いです。
コロナをきっかけに日本における仕事に対する考え方にも変化が生まれていると感じています。この変化を日本にとってより良いものにするための挑戦を時代にあった採用の形を提案し続けることでトライし続けたいと思います。
<会社がどうなりたいか>
そんな思いを持った我々には、日本を代表する企業になることが当然必要だと思っています。大きな志を持って努力すればそれが叶うのだと自分たちが証明したい。我々が最もあるべき採用の形を追求し、強い企業になることをもって自分たちの仮説が正しいことを証明したい。それが日本に新たなる大志を生むきっかけになればこの上ないです。
この想いに共感し、シンプルにでっかい夢のようなチャレンジに人生を一緒にかけてくださる方、いつでもご連絡おまちしております。今回のリリースに合わせて色々とイベントも企画しておりますので、以下のサイトもチェックしてください。お願いします!
お世話になりまくっているPARKさん、THE GUILDさんのリンクも貼っておきます。この場を借りて感謝申し上げます。いつも本当にありがとうございます!
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