【趣味をみつけたい人へ】40歳で一生打ち込めそうな趣味を見つけた話。からの、2年経った今【テニスやらないか】
きっかけは推し
Noteに記事を書くこと自体数年ぶりなんですけど、思うところあって文章に残そうと思いました。初めまして&お久しぶりです、私です。
2年前の2022年11月、突然テニススクールに通い始めたんです。きっかけは推しでした。コロナ禍にBTSにハマったのですが、その中でも私の最推しのJinが突然YouTubeにアップしたテニス練習動画があるんですけど、それを観てシンプルに、面白そうだな、何か打ち込めるものがあっていいな…と思ったんですね。
わりと行動派な自分ですが、テニスに関してはそれから1年くらいは気持ちだけあって、実行に移しませんでした。 なぜなら当時の私はBTSをはじめいくつかグループの推し活に夢中で国内外飛び回っていたし、その推し活のノリでもともと好きだったケンドリック・ラマーのアメリカやヨーロッパのツアーまで追いかけはじめたため、お金も時間も熱量もそっちで手一杯だったんです。
だけど、2022年の年末から推しが兵役のため活動休止することになり、徐々に露出が減ってきたことや、自分の中でもこの2,3年推し活にリソースを十分注ぎきった疲れなのか、はたまた満足感からなのか、一旦オタ活のペースを落としたことから、頭の片隅にあった(テニスしたいかも〜)という気持ちがむくむくと大きくなったので、とりあえず軽い気持ちでスクールに通うことにしたのです。
はじめは週1の気分転換と運動不足解消
中学時代の部活は軟式テニス部で、それなりに毎年真っ黒に日焼けしてました。そして高校時代。入学後すぐに入部した硬式テニス部初日、「コート20周〜」と先輩だったかコーチだったかに言われた瞬間、(私には無理だ、やめよう)となったため、硬式は全くの未経験でした。
軟式と硬式が全く別物であること、そして軟式テニスのクセが硬式テニスの足を引っ張ることをなんとなく知っていたので、スクールに通うことは必須だと思っていました。また、テニスは一人で出来ないスポーツなので、仲間を見つけるという意味でも何かしらに属することは重要だと思っていたので、スクールから始めるのは正解でした。
ラッキーなことに、近所に綺麗なインドアコートがあり、雨や寒さを気にせずに安定して週に一回テニスを続ける日々が始まりました。テニススクールというのはだいたいどこも、初心者&初級クラスからはじまり、初中級クラス→中級クラス→中上級クラス→上級クラス→(その先はわからん)とクラスが上がっていくのですが、ラケットを握る角度も何もかもわからない私は、もちろん初級クラスからのスタートです。(ちな現在は初中級クラス…そろそろ中級にあがらせて〜な)
週に1回、80分のレッスンでは、習ったことがなかなか定着せずに3歩進んで2.8歩くらいは下がるため、上手くなっているんだかなってないんだかよくわからないし、同じクラスの他の生徒さんも下手くそなのでラリーも続かず、正直面白みに欠けるんですが、コーチが私のヘボ球に続くヘボ球を上手いこと拾い上げて、ちょうどいいところに返してくれて、ラリーを続けてくれるんですね。それがとても気持ちよく、まるで自分がすごく上手くなったような気にさせてくれるんです。
コーチとのラリーだけを楽しみに週に1回、マイペースに通って半年ほど経った時に、コーチから進級許可が出て、初中級に上がりました。いつも隣のコートで活気のある部活みたいな雰囲気の初中級クラス横目に見ていたので、そこに入れることで少しやる気が出ました。
結局は誰に出会うかがモチベに直結する
初級クラスは物静かな人たちばかりで割とよそよそしく、そんな空気感ではE(xtrovert)な私もすぐ壁を作ってしまうので(作ってしまうんかい)割と孤独を感じていたのですが、初中級クラスは生徒数が3倍ほどに増え、コーチも二人付いて、とにかく賑やかなんですね。そこで水を得た魚のようにお調子者の方の私が引き出されたため、のびのびと心から楽しくテニスすることが出来たし、幅広い世代の生徒がいるんですが、彼らも非常に気さくでフレンドリーなため、とにかく賑やかで楽しいクラスなので、週一回のテニスが癒やしとストレス発散の楽しい時間となりました。毎週テニスの日が待ち遠しくなった頃です。
テニスのマッチングアプリとの衝撃的な出会い
そこから半年ほど経ってテニスも2年目に入る頃、同業の親友に「最近テニスにハマってんよ」という話をしていたら、「自社サービスでこんなのやってるよ〜」と、「テニスベア」というアプリを教えてくれました。このアプリは、私のテニスライフをグググッとリッチなものにしてくれました。(ありがとうありがとうありがとう!)
これは本当に画期的なアプリで、スクール以外でテニスをする際の面倒ごと(コートの予約、レベルに応じたメンバー集め)を一手に引き受けてくれるんです。え?神なの?神なんだろうな〜
テニスってやるまでが意外と大変なんですよ。素人はダブルスから始めることがほとんどなんですが、それだと最低でも4人集めなきゃいけない。みなさんも想像がつくことでしょう。忙しい現代人(それも社会人)の4人の予定を調整することの大変さ&面倒さ。そして、テニスって自分のフレンドサークルではなかなかやってる人がいないんですよね。特に私の周りには私を含めテニスみたいな金のかかる上品なスポーツ(イメージです※)やってる人が皆無でして。
さらに、一番やっかいなのがコートの予約。都内には都か区がやってる(shout out to ロバート秋山)、もしくは民間運営のテニスコートが数多くありますが、民間以外はまず団体などの届け出をして、決まった日程の中で抽選に応募して、決まった日程の中で抽選結果確認して、ハズレた人はまた決まった日程の間に先着でキャンセルされたコートを取ったりなんだりと、とにかくパッと明日やりたい!のノリで出来るもんじゃないんです。私の性格上、絶対無理。
ところがテニスベアだと、コートは取れたけど練習相手がいない人が相手を募集していたり、一定のレベル縛りや、特定の練習メニュー縛りで募集していたり、現役選手やコーチが小遣い稼ぎで練習会を開催していたり、テニスベア内のランキングに反映される試合イベントがあったりと、日々山のようにリスティングされてるんですね。検索機能がこれまた優秀で、私はその山のようにリスティングされた中から、開催地を絞り込み、日付を絞り込み、時間帯を絞り込み、レベルを絞り込み、募集中のものだけを表示させ・・・と狭めていって、それでも前日ですら10〜20件ほどの選択肢が残るので、その中から自分が参加したいものに参加申請を送るんです。あとは当日の練習会に参加した際に主催者に一人当たり1000円前後の経費をお支払いするだけ。こんなに簡単にテニスすることを可能にしたテニスベアに本当に感動しています。デザイナーとして雇ってくれませんかね?(笑)
というわけで、テニスをやっている一般の人で、特に都市部にお住まいの方なら、テニスベアを知らない人はいないと思います。
私はテニスベアを知って以降、週一回スクールで学んだことを、練習会に参加して反復するような感じで徐々にテニスする機会を増やしていきました。そうすると上達スピードが加速するので、またテニスが楽しくなり、その繰り返しで徐々にハマっていったわけです。不思議です。一年目はゆるくやっていたのに、2年目からテニスがだんだん生活の中心になってくるんですからね…
もうすぐテニス歴2年、初めての試合
11月でテニスを始めてまる2年になります。2年目に入ってからは、スクールの他にアプリの練習会でテニスをする機会を増やし、同時にYouTubeでスキルや戦略を勉強し、少しずつ上達スピードも上がってきたように思います。コンスタントに週2回は練習するようになり、それが週3回に増え、2日に1回になり、さらには1日2回練習することも覚え・・・直近3ヶ月は人に言うとドン引きされるくらいテニスしています。来月はテニス仲間と一泊二日のテニス合宿に行くし、初めての試合にも出ます。YouTubeでいつも観ているプロの方に直接教えてもらいたいと思って、自ら出向いてレッスンしてもらう機会も作りましたし、2年目はますますフッ軽に磨きがかかった気がします。(笑)
ここまで制限なく自由にやりたいことをやれるのは、事業主ゆえに時間の融通が効くことや、面白そうな練習会があれば隣県であれ車でさっと向かうことができる行動力、誰一人知らない初対面のメンバーの中に入っていける図太さなど、様々な点において、自分の性格や条件と合致していることが大きいのかなと思います。私と同じくらいテニスにハマっている友人は、初対面の中に入っていくことが苦手だったり、移動手段がなかったり、あっても運転が億劫だったりが理由で私ほど練習することが出来ずにいます。
テニスは生涯スポーツだからこそ、一生涯続けたい
テニスは生涯スポーツというだけあって、練習会に行くと下は20代前半から、上は70代後半くらいまで、国籍も多様だし、とにかく様々な人が参加しています。こんな機会もテニスならではだと思いますね。(74歳のじいちゃんとLINEで予定調整してる私なんて数年前には想像もできなかったよ。)私もあと30年練習すれば年寄りの部でいい線いくんじゃないか?という期待と楽しみを持って、どうにか飽きずにずっと続けていきたいし、一緒に付き合ってくれる仲間をこれからも見つけていきたいと思っています。
やはり前にも書いた通り、「誰に出会うか」なんですよね、私の場合。勝負事も嫌いじゃないけど、バカ真面目なシチュエーションや精神論が苦手なので、やっぱり楽しい人たちに囲まれてコミュニーケーション取りながら、楽しいスポーツをすることで、心とカラダがバランスよく満たされるんだろうと思っています。(コート20周なんてそらもう私には絶対無理です…そういうオーダーを初日にしてくる性格が人として無理、そんな鍛錬ちょっと要らないッス)
いろんなコト・モノにハマる人生だった
思い返せば定期的に運動にハマる社会人生活でした。十数年前にはZUMBAにハマり、7、8年前にキックボクシングと筋トレにハマり、その後ランニングにハマって…どれもそれはそれは狂おしいほどに熱中してとことんやり込むんですが、今現在、そのどれも続いていないので、今非常に怖いです(笑)
一応それぞれに理由があって、例えばZUMBAだったら、難易度をゴリゴリにあげたカスタム振り付けをやってくれる現役ダンサー先生のレッスンにハマっていたので、その先生の出向くジムすべて追っかけて受けていたところ、突然産休に入って辞められたんですね。他の先生のクラスを受けてみたら運動量が低くて全然満たされずにやる気が失せて悲しい気持ちで辞めました。
キックボクシングは会社帰りに通いはじめてどハマりしていたのに、会社が引っ越したため通いづらくなったのと同時に、キックを通して親友が出来てたんですが、結婚出産等でライフステージが変わって道場を離れたので、はるばる通ってもつまらなくなってしまい徐々に足が遠のき始めたところ、所属のK1選手が道場を内部告発してジム内を引っ掻き回した挙句、道場そのものが無くなったみたいです(笑)
ランニングは1ヶ月300キロ走るなど、度を越してやり込んだらある日突然バーンアウトしてしまいました。「やらなきゃ」という負担に変わってたんですね。(NIKEのアプリのせいやで、あれホンマ良くないわ〜)(←コラ、自分のせいです)
それからは5年以上運動していなかったのですが、久々にまたハマれるスポーツに出会えたこと、とても嬉しく思います。と同時に、今回もまた突然冷める時が来るのだろうかと正直不安です。今は車もあるし、若い頃には持てなかったフットワークの軽さと経済力、そしてお気楽中年独身女という身分をブン回しながら、今までのどのスポーツよりもやり込んじゃってます。(先月、月20回もテニス練習入れちゃって仕事かよ!と突っ込んでいたのに、今月は本日10月15日時点で15回やってしまっているのだ。ビョーキ?)
どうにか仕事や私生活とのバランスを取りながら続けていきたいと思う反面、やりたい時は本能のまま満足するまでやり込めばいいんだよ、という自分もいて、今は後者をだいぶ甘やかしている段階です。やりたい気持ちがあって、やれる体力があるのに、バーンアウトを恐れて控えるのはナンセンスじゃないかと思ってしまう…(というか単純に欲求を抑えられないだけか)
そして、テニスにハマっていると、今までハマっていた他のこと…推し活や旅行やYouTube動画編集や始めたばかりのPodcastだって、どうでも良くなるんですよね。本当にこの性格どうにかして〜と思うけれど、他のことだって仕事ではないんだから別にほったらかしてもいいじゃん、私は自由、誰にも強制されない!(仕事はちゃんとやれよ〜)と言い聞かせています。
趣味が見つからない人、片っ端からやってみてください
わたしは「熱しやすく冷めやすい」とよく言われます。でも多分そうじゃないんですよ。私は気になったものを試したり追ったり、自分で体験してみないと気が済まない性格なので、はたから見るといつも何かしらに熱を上げているように見えてるんだと思います。単純に夢中になるコト・モノの数が他の人より多めなんだと思います。もしくはチャレンジするハードルが比較的低いんだと思います。「やるやら」を熟考して決めない。やってみてから合うかどうかを後で考える。
それに、他のことに興味が出たらそっちに熱が移るのは当たり前で、そうしないと今までハマったものすべてに全力投球なんて出来るわけないですから・・・!
赤裸々告白・・・私がハマれずに無駄にした時間と金
そんな生き方をして、時間やお金を無駄にしてしまったことも何度もあります。あまり書きたくないけど26歳のときに一回社会人をドロップアウトして靴作りを学ぶ専門学校に行ったことがあるんですね。ですが2年のカリキュラムなのに1年半通って辞めました。身にもならなかったので300万か400万ほど(もはや金額も覚えてない)ドブに捨てたようなものです。全額奨学金a.k.a教育ローンで賄い、既に完済したけど、今もたまにふと思い出しては無駄金使ったなーとイライラします。(笑)
大学生のときにDJをやってみたくて月々振り込まれる奨学金a.k.a教育ローンをためてDJセット一式(ターンテーブル&ミキサー&ヘッドフォンやレコードなど)を買ったけど、全然出来ないし、面白くなくて、すぐに半値くらいで友達に売りました。音楽は自分がアガるプレイリストを作るで十分ですw
そしてZUMBAの時の情熱を求めてスポーツジムにサインアップしたけど、一回行ったっきり足が向かず、
数ヶ月後に解約電話一本入れたこともあります。初期経費だけでも結構高かったので勿体なかったですね。
そういえばHIPHOPダンスがやりたくてダンススタジオにサインアップしたこともありましたが、一回行って人やクラスの雰囲気が無理で解約したことがあります。
ペニー(スケボー)が流行った時に、私も買って数回滑ったけど、ただ滑ったところでそれで…?一人で寂しいんだが…?となりました。トリックなど練習したくても、若い子がワイワイやってるスケボーパークにオバハン一人で乗り込むほどのやる気はありませんでした。
しばらくして今度はロングならイケるか?と思って買ったけど、やはり数回滑ったところで目的がわからなくてつまらなくて、やらないようになりました。以降ずっと2本のスケボーはセットで部屋のインテリアになってます。
・・・とまぁ、こんな感じで色々なことに手を出してきて、コレジャナイ体験も数多くあるわけです。他にもガジェット・カメラ・ソフトウェア系とか、その他DIY系の趣味の出費とか挙げてくとキリがないし、多分私が改めて凹むのでこれ以上書くのはは控えますが、何度も書きますが、私にとっては趣味にハマる条件として欠かせないのは一緒に取り組める周りの人たちの存在なんだと思います。最初はなんでも一人で始めるけど、その後、気の置けない仲間ができることが、趣味を継続できるかどうかの重要な条件になってくるんだと思いました。私の場合はね。
まぁそれでも、本当にハマれるものにたまに出会うと、人生が一気に豊かになりますよね。今までの馬鹿な投資が帳消しになる気がします。
もし皆さんが今、心からハマれるモノ・コトに出会えていない人生を送っているなら、色々試して何かに出会えるようにアクション起こすことは絶対にした方がいいと思います。だって意思を持って向こうからやって来るわけじゃないですから。そして、ハマるものがある人生の方が圧倒的に豊かですよ!趣味だけじゃなくて、趣味が与えてくれる新しい人間関係や、健康や、価値観、別の何かにつながる機会など、付随するものがたくさんあるわけじゃないですか。すごくプラスが多いですよね。
今私が気になってること
テニスにハマっているけど、他にも実はそのうちやろうと思ってることがあります。それは「歌」です。歌うことが好きなのですが、ソウルやジャズを歌うスキルをつけてみたいですね。ただ、今はテニスに情熱を注げるだけ注ぎたいフェーズなので、テニスの腕が一定のレベルまで上達してからだと思っています。(一応ギリギリある計画性の欠片)
もう一つはサーフィン。本当にバカみたいですけど、私多分サーフィンめちゃセンスあると思うんですよ。(一回もやったことないけどwww)←
誰にも話したことない勝手な計画ですが、妹が子育て一段落したら、誘っておばさん二人でサーフィン始めたいと思っています。妹も私もその頃は50代入っちゃうかな〜