スギウラトモコ / Fenrir Inc.

五反田 目黒川沿いのフェンリルで働くデザイナー。 HCD-Net認定人間中心設計専門家およびメディア・ユニバーサルデザイン2級ディレクター。勝手にユニバーサルデザインエバンジェリストを名乗っている。最近の会社での称号はコーヒー沼の人、ラム肉の人、変なTシャツ着てる人。

スギウラトモコ / Fenrir Inc.

五反田 目黒川沿いのフェンリルで働くデザイナー。 HCD-Net認定人間中心設計専門家およびメディア・ユニバーサルデザイン2級ディレクター。勝手にユニバーサルデザインエバンジェリストを名乗っている。最近の会社での称号はコーヒー沼の人、ラム肉の人、変なTシャツ着てる人。

最近の記事

デザイナー向けUDガイドラインを作っている話。

ユニバーサルデザイン(以下UD)とは、年齢や能力、状況などにかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすいデザインやその工夫 / 考え方のことだ。 フェンリルでは、ユニバーサルデザインの考え方をすべてのデザイナーやディレクターがフェンリルで制作するすべてのプロダクトで適用できるように、ガイドラインの策定を進めている。 もともと私以外にデザイン面でUDやアクセシビリティに詳しい人が少ないこともあり、フェンリルにUDやアクセシビリティの意識を根付かせようという啓蒙ツールとして始

    • きれいに着地するって難しいねという話。

      これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2020 11日目の記事です。 さて、何を書こうか正直に告白しよう。実は投稿しているこの記事は、投稿する今の今まで仕事にも心に余裕がなく1文字も書けていなかった。 すったもんだあって今年もアドベントカレンダーの運営に関わったこともあり、11日目にエントリーしたから書かねば!という気持ちだけでさっきnoteを開いてみたところだ。 普段のnoteは、モヤモヤと書きたい気持ちを箇条書きにしたメモから長

      • 文章が苦手でも、たくさん書こうよという話

        7月のある日、我が社の総務事務さんから「表彰状をご自宅へ郵送させていただきました」というSlackが来た。 はて、表彰状をもらうような賞をいただいたっけ?と記憶がなかったのだが、よくよく聞いたら昨年度のFenrir Designer’s Blogのものだという。 ありがたいことに昨年note ※ に投稿した記事でいいねが多かったりSNSで多くリツイートいただくなどして、3つの賞をちょうだいしたのだ。4月のキックオフで賞状をいただくはずがこのご時世で流れ、賞の副賞である報奨

        • プレゼン資料の作り方を通して、あらためてメンティーからいろいろ学んだ話

          2020年4月、デザイン部門の一つとしてSD部が発足し、そこに所属することになった。SD部はクライアントの要望に合わせてサービスデザイン支援全部を上流からお手伝いするプロフェッショナルが集まった部署となっている。 SD部の活動の詳しい話は以下のnoteをご一読いただけると嬉しい。 新卒社員のメンターというお仕事さて、そんな新規部署であるSD部に2名新入社員が入ってきた。1人はコンサルタント、もう1人はプランナー。フェンリルの新卒としては初めての肩書の2人である。女性2人と

        マガジン

        • Web
          2本
        • cooking
          1本

        記事

          提出ギリギリまでもう無理かもしれないと思っていたHCD専門家に合格した話

          提出期限2020年1月20日 17:00PMの7分前に駆け込みで提出した、2019年度 人間中心設計(HCD)専門家にどうにか1発で合格した。 まずは謝辞から述べるが、合格の最大の要因は一緒にプロジェクトを回してくださったフェンリルのメンバー、前職のメンバー各位、そして全然コンピタンスが書き終わらずへこたれまくっていた私を励ましご指導くださった前部門の上長のおかげである。心から感謝をお伝えしたい。 この記事は、こういうコンピタンスを書いたから合格したよ、という記事ではない

          提出ギリギリまでもう無理かもしれないと思っていたHCD専門家に合格した話

          オンラインワークショップの可能性と未来を感じた話

          2020年3月11日(水)、【オンライン】Ethical UX Workshop ~UXデザインと倫理、社会的な影響を考える~ に、自宅からリモートで参加した。 前回のnoteに書いた通り、Ethical UX Meetupはできる限り参加したいと思っていたところに、新型コロナの影響でどうしても集まって行うワークショップの開催が難しい状況になっていたのを、もともとファシリテーションをされる予定だったエイマエダカツタロウさんが中心になってオンラインでのワークショップが企画され

          オンラインワークショップの可能性と未来を感じた話

          みんなのエシカル感を確かめたくて、エシカルUX Meetup#5に参加してみた話

          エシカルってなんだっけ昨年のアドベントカレンダーで、デザインという手段を使って優しさを伝えたいというnoteを書いた。手段というか手法のひとつとして、ユニバーサルデザインやアクセシビリティは人権という意味でエシカルにアプローチできるのではないかと考えたからだ。 その記事の中で、UX MILKさん主催イベント エシカルUX Meetupにも少しふれたのだが、1/21(火)にエシカルUX Meetup #5が開催するというので、他のデザインにたずさわる方々のエシカル感(こういう

          みんなのエシカル感を確かめたくて、エシカルUX Meetup#5に参加してみた話

          日本語って、うつしくて、むずかしいね、という話。

          日本語ってむずかしい⚠ Attention このnoteはデザインに関係あるようでいて、ぜんぜん関係がない話です。デザインの記事だけ読みたい方はご注意くださいね。 フェンリルという会社の外国人比率は、たぶん普通の日本企業に比べたら、ものすごく高いと思う。しかも、けっこう多国籍だ。パッと思いつくだけでも、中国、韓国、メキシコ、バングラデシュ、ロシア、カナダ…。過去には台湾やスウェーデン人(7ヶ国語のマルチリンガル!)も所属していた。もしかしたら私が知らないだけで他にもたくさ

          日本語って、うつしくて、むずかしいね、という話。

          2019年に書いたnoteを棚卸しした話

          2019年も残すところあとわずか。毎年、仕事納めの日にはその年のGmailチェックし、アーカイブして来る年に向けて準備している。その中でnoteからのメールを見ていたらまとめレポートが来ていたので、せっかくだし今年の棚卸しをしてみた。 noteから2019年まとめレポートがきた今朝、整理していたらnoteから「スギウラトモコ / Fenrir Inc.さんの2019年まとめレポートです。」というnoteからのメールがあるのを見つけた。いろいろな方が投稿しており、私なんぞが公

          2019年に書いたnoteを棚卸しした話

          デザインで優しさを届けたいという話

          これは フェンリル デザインとテクノロジー Advent Calendar 2019 23日目の記事です。 私がユニバーサルデザインに取り組む理由 「杉浦さんはどうしてユニバーサルデザイン(またはアクセシビリティ)にそんなに積極的に取り組んでいるんですか?」 今年、ユニバーサルデザイン(以下UD)などを取り扱う課に所属してから、社内外で一番問われた言葉だ。それはもう偉い人から新卒メンバーに至るまでかなりの人数に聞かれた。このワードを聞かれた時にはいつも「逆にどうして取り組

          デザインで優しさを届けたいという話

          ユニバーサルデザインに活かすために体験型のユニバーサルマナー検定2級・3級を受験をしてきた話

          ユニバーサルデザインに活かすためのセミナーや知識を調べるフェンリルのデザイン部門に HCD やユニバーサルデザイン、アクセシビリティをメインに担当する部署であるエクスペリエンスデザイン課が新設され配属されてから早6ヶ月。ユニバーサルデザインを案件や提案に活かす上で、もしかしなくても健常者という側面でしかユーザ視点を持っていないのではないかと悩むことも多かった。 ユニバーサルデザインやアクセシビリティのセミナーにはたくさん参加し、実際に障害を持っていらっしゃる方と同席させてい

          ユニバーサルデザインに活かすために体験型のユニバーサルマナー検定2級・3級を受験をしてきた話

          アプリやWebを提供する企業の最低限の責任としてNVDAで読み上げの検証している話

          アクセシビリティ対応としてalt を入れるということ毎月1本はnoteを書きたいと思っており、自分が体験したユーザテストのファシリテーションを体験した話をリリースしたいなと下書きを進めていたのだが、タイムリーにnote公式から発表されたalt対応の話で思うところがあり、急遽このタイトルで書くことにした。 すこしあおり気味のタイトルになってしまったが、現在フェンリルで刷新を行っている社外へ提供する資料の一部について、最低限の読み上げに対応できる体制を作るべく、デザイン部エクス

          アプリやWebを提供する企業の最低限の責任としてNVDAで読み上げの検証している話

          #ja11yc の6時間が有益すぎてかぶりつきで視聴してきた話

          Japan Accessibility Conference Vol.2に参加してきた。(当日のTwitterハッシュタグが#ja11ycだったのでタイトルに使わせいただいた) Japan Accessibility Conference(略してJAC)は2年前にはじめて開催された、日本国内最大級のアクセシビリティにまつわるカンファレンスである。 JAC 公式ページの配色は、白地に黒文字、アクセントのスラッシュは赤(もちろん色覚に配慮した、だいだい色に近い赤!)であるが、

          #ja11yc の6時間が有益すぎてかぶりつきで視聴してきた話

          体験したGame Designを早速試してみた話

          デザインゲームワークショップ GW10連休最終日、5月6日(月・祝)に第6回 Xデザインフォーラムが開催され参加してきた。 午前午後と全スケジュールに参加し一日中刺激的なフォーラムで大満足だったのだが、特に午前中のワークショップがたった2時間で行われたとは思えないぐらい、とてもおもしろく興味深いものだった。 詳しくは東海大学 富田先生のブログを参照していただければ良いと思うのだが、あまりに良いワークショップだったので、次の火曜日には順繰りに回ってくる課のミーティング内で

          体験したGame Designを早速試してみた話

          武蔵野美術大学 白石教授に、色に関する素朴な疑問に答えてもらった話

          GWが明け5月も半ばに入ったにもかかわらず、朝から降り続いている雨の影響で思ったより寒い5月14日、武蔵野美術大学デザイン情報学科 白石教授とお話できる機会をいただいた。 はじまりはフェンリルの最高デザイン責任者(CDO)である戸塚が新卒採用の一環として、戸塚の母校でもある武蔵野美術大学に伺った際、色彩心理学の研究を行っている白石教授(以下、白石先生)と「フェンリルでも色の視点からユニバーサルデザインに取り組んでいる」という話をしたところから。 ユニバーサルデザインといえ

          武蔵野美術大学 白石教授に、色に関する素朴な疑問に答えてもらった話

          エクスペリエンスデザイン課のチャットアイコンを2時間くらいで作った話

          特急で課のチャット部屋のアイコンがいるロゴ制作系エントリはわりとバズる傾向にある気がするので、デザイナーがすなるロゴ制作エントリといふものを、ベテランデザイナーもしてみむとてするなり というわけで、noteのスキ欲しさにエクスペリエンスデザイン課(以下:XD課)のチャットアイコンを、リサーチ30分+アイコン制作時間2時間くらいで作った話を書いてみた。 いい感じのアイコン、募集してます アイコン制作依頼自体は3月末日に上司から課の新メンバーに向けて発信された(XD課発足は

          エクスペリエンスデザイン課のチャットアイコンを2時間くらいで作った話