#44 日常に「不便」をつくる意味
※音声版は以下からご視聴いただけます!
普段、子ども・若者とかかわるユースワーカーという仕事をしながら、5歳と2歳の子どもの子育てもしている私が、仕事や日常での気づきについて発信するチャンネルです。
さて今日は、「日常に「不便」をつくる意味」というテーマで、お届けしていきます。
今日は、ユースワーク仲間でもあり、スタエフの師匠でもある「もんごー」も配信に触発された回です。
◯スタエフ師匠の配信をきいて
「#43 予約制にしない意味」という配信をきいて気付いたこと・考えたことのお話です。
以下にリンクを貼っているので、よければとんでそちらをお聞きになってから続きをきいてください。
超かんたんにいうと、「ユースセンターにある貸し部屋をあえて予約制にしない」という話です。
そうすることで、利用しているユースたち同士にコミュニケーションが生まれ、新しい友達関係や仲間関係が生まれるきっかけを創造できるから。
という、無理やり縮こめるとそんな内容です。
ぜひリンクに飛んで聞きにいってください。
この話ってまさしく、「不」を作り出すということじゃないかと思います。
予約制にすれば、時間が決まっているので、その時間にいけばいい。
いわばそれってとても「便利」なんです。
それが、予約制をなくすことで「不便」がうまれ、共用でつかうはずが、「あの人ばっかり使っている」という「不満」も生まれるかもしれない。
初めて会う人と過ごす場には「不安」も感じる。
そうして、いろんな「不」が作り出される状況にしておくことで、そこに「わざわざ」なコミュニケーションが生まれる。
どのように自分の気持ちを相手に伝えるか、どのように自分と相手の欲求を共存させるか。
そのことを考える絶好の機会になる。
◯日常から「不」はどんどんなくなっていく現代
そこにもちゃんと理由はあって、ビジネスの本質は「不」の解消なので、新しいサービスや商品が生まれていく現代からは、「不」がどんどん減っていく、その流れはある種とめられないものです。
私たちの日常では、合理性と与えられたルールに従うことで、その「わざわざ」をみんなで「回避」するシステムが選択がされている。
それによって、対話をしてお互いが納得できるところを探して合意する、「自分たちで決める」機会が減り、下手になっているのではないか。
そんな現状への問題提起をいただいた気がしました。
今日は「日常に「不便」をつくる意味」というお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また次回お会いしましょう!
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