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#354 適応課題に技術課題の解決策を持ち込むとうまくいかなくなる
在宅主夫マネージャーの福井です。
このチャンネルは、新卒で教育系NPOに10年勤め、妻の単身赴任を機に5歳と2歳の子どもたちとの父子家庭生活をおくりながら、子育てや人材育成、マネジメントにつながる気づきについてお届けしていきます。
さて今日は、「適応課題に技術課題の解決策を持ち込むとうまくいかなくなる」というテーマでお届けします。
今日は毎週水曜日恒例のキャリコンの資格取得に向けた応用実習の授業でした。12月からスタートした2ヶ月半のクラスですが、実技の修了試験を受けてきました。
20名ぐらいのクラスですが、なんとトップバッターだったので、緊張する間もなく終了し、ホッとしました。
別に落とすための試験ではないですし、うまい・下手をここで評価されたところでかな?とも思って、特に気負うことなくできたのがよかったのかな〜って思っています。
◯キャリコンの講座を受ける中で学んだこと
この間、キャリアコンサルタントとして、いろんな知識を学んできました。
たとえば、「経験=出来事+感情」なので、出来事に付随する感情に目を向けましょう、ということがあります。
他にも、キャリアコンサルティングのプロセスを分解すると、大きくは3つあって、①に来談目的、②が問題の本質の把握、③最後に問題の解決、というプロセスです。
①から②にかけてがカウンセリングで、②から③にかけてがガイダンスのプロセスです。キャリアコンサルティング=カウンセリング+ガイダンスということになります。
その他、カウンセリングの具体定な技法についてなども学んでいくことになります。
今回講座を受ける中で感じたことですが、キャリコンをはじめとした対人支援って、クラインエントが抱える問題の解決が目的ですが、クライエントが抱える課題って大きく分けると2つあります。
◯技術課題と適応課題のちがい
一つが「技術課題」で、もう一つが「適応課題」です。
1.技術課題
技術課題とは、すでに解決策が存在する、または専門的な知識やスキルで解決できる課題のことを指します。
2.適応課題
一方で適応課題とは、明確な解決策が存在せず、解決するためには「試行錯誤」が必要になります。個人の価値観や考え方を変えることによって解決を模索する課題です。
◯適応課題を扱うのがキャリコンの役割
キャリコンの役割ってやればやるほど、「技術課題」を扱うというよりは、「適用課題」を扱って問題解決を図っていくものだなと思うんです。
もちろん講座で知識として習うことは「技術課題」を解決するような知識をたくさん教えてもらうんですよね。それをもって、「適用課題」に向き合うのが自分たちキャリコンだと思うんですよね。
ただ、多くの人が習えば習うほど、技術課題を解決する知識に目が向いていく人の多さに驚きます。
昨日書いた、Be-Do-Haveの話と絡ませると、技術課題とは「Do」の領域で、適応課題とは「Be」の領域です。
技術課題「Do」にフォーカスするのが「シングルループ学習」で、適応課題「Be」にフォーカスするのが「ダブルループ学習」です。
やっていけばやっていくほど、いかにダブルループ学習で適応課題「Be」にフォーカスして、マインドの状態を変化させることで革命を起こしていくということが、キャリコンが行う支援においても言えるんだな〜ということが、自分の中でつながりました。
皆さんの目の前にある「課題」って技術課題でしょうか?それとも適用課題でしょうか?
そんなわけで今日は、「適応課題に技術課題の解決策を持ち込むとうまくいかなくなる」というテーマでお届けしました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
すてきな1日をお過ごしください!
では、また次回お会いしましょう。
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