#34 相手との信頼関係の構築は自己理解から始まる
人材育成コンサルになりたい、在宅ユースワーカーの福井です。
このチャンネルでは、新卒で教育系NPOに10年勤め、妻の単身赴任を機に5歳と2歳の子どもたちとの父子家庭生活をおくりながら、人材育成コンサルタントになるまでの、日々の仕事や日常での気づきについてお届けするチャンネルです。
さて今日は、「相手との信頼関係の構築は自己理解から始まる」というテーマでお届けします。
◯3月末まで週1での勉強が開始します!
今日から4カ月間、週1日の通いでキャリアコンサルタントの講座に通うことになっています。
計20名ぐらいのクラスでなんですけど、グループワークとかを中心に進んでいくので、いろんな方と関わることになりそうです。
それぞれいろんな経験をされているようなので、コミュニケーション取りながら、学んでいけるといいなと思っています。
今日は初回なので、緊張感もありつつ、せっかくなのでいろんなつながりになるといいなーと思ってます!
◯改めて講座を受ける気になったきっかけ
そもそも今回受けようと思ったのは、自分がこれまで組織やチームをマネジメントする中で、人に対する支援って重要だなってことがわかってきたんですよね。
特に息子が生まれてから、子育てするようになり、子育てする中で息子とのやりとりやコミュニケーションから、どうやったら人は「やらされ」じゃなくて、自らの意思でやろうとしたり、できないことをできるようになりたいと思うようになるのか、ということを考えるようになりました。
組織やチームの同じで、どれだけ高いスキルや能力をもっている人材がいても、「やらされ」では成果にならないんですよね。
息子とのやりとりで気付いたことを中心に、仕事におけるコミュニケーションも改善を進めながら進めてきました。
その他にもYouTubeみたり、講座を受けたり、本を読んだりする中で、いろんなことを学び、それを実践してきました。
自分が仕事において困りごとを抱えて、壁にぶち当たる度に、「これだ!」って思わせてもらえる考え方や理論に出会うことがあったんですよね。
それを何回も繰り返してきた中で、「ん?これ、どうやら全部、過去に考えている人がいるんじゃない?」ってことにようやく行き着きました。
これまで実践経験として個人面談をしてきた回数は、それなりにあるんですけど、理論立てたって勉強してこなかったので、これを機会にしっかり理論の学びを自分にインストールして、これからの何かにつなげたいなと思っている次第です。
午前中は基本的にはガイダンス中心でしたが、それでもいくつか面白いなって思う、考え方や言葉っていうのがありました。
◯傾聴って実は自己理解から始まる
あんまり聞きなじみのない言葉でいうと、「内的準拠枠」っていう言葉があるんですよね。
言い換えると、自分の中にある思考や捉え方の癖みたいなものです。
キャリアコンサルタントにおいては、クライエントの話を聞くことが主な役割なので、クライアントが話す出来事をきいたり、その出来事についての解釈を聞いたときに、「いやいや、そんなことないよ」「そんな深刻だっけ?」って思うことって、内心あるんですよね。
皆さんも、友人や職場の後輩から相談されることってあると思うんです。
そういうときに、「ほんまに?」とか「そんなことないよ」って言っちゃうときってありませんか?
カウンセリングなどで言われている「傾聴する」とか、「相手の話を聞く」というのは、出来事に対する相手の捉え方、つまり、クライアントの内的準拠枠も含めて受け止めるということなんです。
だから、基本的にはその捉え方、相手の内的準拠枠を否定することってしちゃいけないんですよね。
カウンセリングとか面談の場面だけじゃなくて、何なら気心の知れた関係性の相手であるからこそ、そういうことって言いたくなっちゃうなって思いました。
むしろ、そういう間柄じゃないからこそ、ちゃんとクライアントの話に耳を傾けられるので、それが身近な人にはいえない理由の一つでもあると思うんですけどね。
身内のカウンセリングは基本的にしないにしろ、1番コミュニケーションが多いのは近しい間柄の人たちなわけでもあるので、家族や職場の同僚、友だちとの間柄でも意識しないとだなー、なんてことを思ったりしました。
内的準拠枠という言葉って、今回勉強してなかったら絶対に知らないし、人生において全く使う予定のなかったと思うんですよね。
別に言葉ばっかり覚えても意味ないとは思うのですが、普段の生活や仕事の中で直面していることや体験したことに名前がつけられると、理解度がちがうなって思います。
ある程度の社会人経験を積んでから大学院やMBAなんかで学び直す人がいる理由がよくわかる気がしました。その一方で、現役の学生たちがあんまり授業に興味を感じない理由もよくわかる気がします。
傾聴ってきくと、傾聴の技術が大事な風に語られることが多いのですが、実は土台はマインドなんだと思います。
「どこまでいっても自分が相手のことをわかりきる日はこない」ということに自覚的である、という考え方の土台があって、その上にいろんな技術やスキルが乗っかってきます。
自分の内的準拠枠を把握することで、相手の内的準拠枠は聞いてみないとわからないけど、「ここからは自分のもっている枠組みの外である」ということを自覚できる人でないと、クライエントの話は聞けませんし、信頼関係の構築が難しくなるんだということがよくわかりました。
内的準拠枠、少しご自身の意識の片隅におきながら、相手の話をきいてみてはいかがでしょうか?
そんなわけで今日は、「相手との信頼関係の構築は自己理解から始まる」というテーマでお届けしました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
すてきな1日をお過ごしください!
では、また次回お会いしましょう!