日々を切り取る
東京はもう春みたい。花粉症を根性で抑えながら井の頭公園を一人で散策。公園では歩きスマホなんてする人はいなくて、みんな満開まであと一歩の桜に夢中で視線を向けていた。いつも下ばかり見て歩いている社畜(社畜と書いて私と読む)も、この場所この瞬間だけは視線を上げて春の訪れを五感で堪能した。
花見にも夏祭りにも紅葉にもスノボにも、特段興味がない私だが、カメラを買ってからは四季をちゃんと感じてみようと思うようになった。まさしく「カメラが色んな場所に連れて行ってくれる」というやつだ。
初めての相棒は彼ら。YouTubeで色々情報を仕入れたり、カメラを持ってる先輩方に相談したりしたが、とりあえず買って触ってみるのが一番。すぐにその魅力がわかった。ボディで約8万円、レンズ2個もそれぞれ約8万円、その他アタッチメントやケース、メンテナンス用品諸々で合計約30万円。最初は20万円ほどの予算を想定していたが、色々調べていると金銭感覚が狂ってくる。改めてアンカリング効果の恐ろしさを実感した。
人は意外とすぐ歳を重ねる。また春がきたって今もみんなが思っている。綺麗で尊くて愛おしい時間は、自撮りでない形でも切り取られて残っているほうが絶対に良い。ポートレート撮影がしたかったのがカメラ購入の動機。被写体のSNSとかカメラロールになさそうな良い表情を切り取れると楽しいし、残す意味があるものになると思う。
東京遠征ご苦労様。
緊張の走るランチを乗り越えて。
ご飯はいっぱい食べるほうがいいに決まってる。
一緒に暮らす相棒も。いつもピヨピヨかわいいよ。
たまにしか会えないけど、ちゃんと覚えていてくれるきみも。
戦争も大地震もいつ起きるかわからない日々。せっかくの束の間の平和なら楽しく幸せでいたいし、その日々を残したい。寝て起きたらまた月曜日がはじまる。グッナイ。
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