過干渉の毒親グレー
私の親は、発達障害グレーならぬ、毒親グレーだと思う。心配性で先回りしすぎて過干渉になっている。
まず、私の持論だけど、過干渉な親に必要なのは想像力だと思う。子どもの幸せを願っているようで、彼らには将来の私の理想象しか見えていないのだ。今の私がいかに逸脱した状況にあるかなど、気にも留めない。まるで将来を充実させるためなら今をどれだけ犠牲にしてもいいと思っているみたいだなと感じる。
まあ、親の過干渉も、子どもの幸せを願っているからこそなのだろう。しかし、結局将来のことばかりで目の前の子どもの幸せなど、見えているようで見えていない。
だからわたしたちはセーブの効きすぎた「今」を積み重ね、周りの人たちが当たり前のように行っているあそびや失敗の経験が得られず、自信をなくし親への不信感だけを獲得していくのだ。
これまでの経験は割愛するが、とにかく親が先回りして何かにつけて制限してきたおかげで、私は自分の意思を親に主張すること•自己開示をすることを諦めた。というか、親なんて信じていない。
失敗しないようにって先回りして勝手に介入されて、私のこと信じてないんだっていう意識がどんどん積み重なった。
結局何話したって変な妄想膨らまして勝手に制限して来るんだろうなとか思う。親の知っている世界と私の生きる世界は違うのに同じように世界を捉えて意見を述べて来る。いくら説得しようとしたって、私が「今」そう考えるようにになったバックグラウンドなど知ろうともしない。今の私の考え•行動はこのバックグラウンドがあってこそあるものなのに。それは周りが異常だ、普通ではないと拒絶する。過干渉の親って自分の感覚•経験だけが基準になってるから視野があまりにも狭い。しかも自分の感覚が100%正しいって信じ込んでる。柔軟性がない。彼らがまず第一に考えるのは私の幸せじゃなくて、世間体の上で親としての役目(笑)みたい。なんと言ったらいいかわからないけど、遠い先の私の幸せ象を勝手に想定して、そこになんとかして到達するように先回って介入してレール作って今の私の幸せを奪ってる気がする。失敗すらもさせてくれないのだ。よく格言であるけど、「わるいのは失敗することより、やらないこと」ってその通りだと思う。周りと同等の失敗経験がないことから、わたしが世間知らずの異端のように扱われて、自信を失ってることなど親は知る由もないだろう。結局私が幸せになれてないの気づいてるのかな?
私は「今」を幸せにして毎日を過ごしたいのに、ずっと私が望む「今」を奪われ続けてる。
私の生きる今を伝えても、親はありとあらゆる全てを自分の知ってる最悪のケースに結びつけてリスクヘッジしてこようとする。いつもあまりにも極端な例を提示して来るから反抗しても、「誰のおかげで生活できてるんだ」「あなたのためを思って」の一点張りで話にならない。もう、この積み重ねで全てを諦めた。自分の理想の保護者像と理想の世界に固執する親に否定され続けた私は親の前で自我を出すのを辞めた。秘密主義になった。
何を言ったところで余計なことを言われて、得るのは過剰な心配だけだろう。そう思うようになった。
親が子を信じることは、子が親を信じることにつながるのに、過干渉の親はどうもそれができないようだ。
ps. 最近私の母は、兄と彼女のLINE電話に聞き耳をたて、兄に説教を浴びせている。鬱病っぽい彼女の相談に乗っている兄に、兄が自分を犠牲にして彼女に尽くしてしまうのではないかと勝手に妄想を広げているようだ。いくら母でも、電話の盗み聞きは違うとおもう。別に兄が少し道をはみだしたって、失敗してもいいじゃないかとおもう。失敗からしか学べないことあると思う。失敗すらさせてくれない親のことを誰が信用するのだろうか。
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