『会戦場』(短歌7首連作)

会戦場

石舞台古墳の上で窮屈な踊りの果てを自負していたい

南から流れる川を地図上で確認してから行く石舞台

安全ピン 3秒もとい4秒の危険をかいくぐり名を馳せる

名高い高僧が来てどよめきは戦のように眠っていった

赤帽や白帽を被り、被ることは一枚の絵画に見せること

月の満ちるも欠けるもやや終わって 刺客のあとの立つ瀬に刺客

すすき野にしずかに光る盟約の懐中電灯 すすきを抜けて

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