『by the way,』(短歌7首連作)

by the way,

先見の明がたゆたう駅前に剥がれた貼り紙を読んでいる

天使にも存在があるらしいことを天使について考えながら

幽体のひどくうなされる夜・夜は信じ抜くまで起き上がれない

グランド・セフト・オートが危険視されたころ度外視されていた墓の世話

目がさめたら朝は近くてby the way, 近畿地方が近づいていた

松任谷由実と言うとき人生の半分くらい過ぎた気がした

準決勝と準優勝は似てるけど遠いんだろう鉄柵越える

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