言語化している企業が少ないから ”こそ” 書いてみる | 個人の成長にフォーカスした採用広報
皆さん、こんにちは 🙋🏻♀️ ポテンシャライトの阿部です!
突然ですが、”採用広報の執筆” において、下記のようなお悩みを抱えたことはないでしょうか…?
採用活動において、採用マーケティングの一部として ”採用広報” の執筆はかなり多くの企業さまが行われています。特に採用広報といえば「社員インタビュー」として、新メンバーや活躍しているメンバーにフォーカスした記事を執筆する企業さまがほとんどではないでしょうか。
採用広報の切り口はたくさんあるが、どの企業さまも既に似たようなことを執筆しているから ”差別化したい" とお考えの方もいらっしゃると思います。
本ブログでは、一般的な採用広報を実施した上で、さらに取り組めると良いなと思う "個人の成長" についてフォーカスし、この題材を紐解いていこうと思います。
※ 今回は、前提として「すでに採用広報の執筆に取り組まれている企業さま」に着目しています。
👇 採用広報を初めて執筆する!という方は下記のブログがオススメです!
( ”採用広報” について網羅的に記載されています!)
また、本ブログで記載している用語の定義は下記です!改めてご確認いただけますと幸いです 🙌🏻
さて、前置きが長くなってしまいました…!
次項より "現在まだあまり執筆されていない採用広報の題材" について記載します!
1. 採用広報の題材選定方法 ~ 6P+CGM+tech ~
まず、採用広報の "題材" について考えてみます 💁🏻♀️
つまり「何について」採用広報を執筆するかです…!題材の選定は、採用広報として、採用ターゲットに何を訴求したいか?によって異なるかと思います。具体的に選定する方法は下記です。
採用広報の題材を選定する上で、ポテンシャライトでは ”まず” 企業さまそれぞれにどのような魅力があるのかを「発掘・言語化・整理」しています。(当社では "採用ブランディング" と位置付けています。)企業さまの魅力を "6P+CGM+tech" の10項目に整理して、「何が企業さまの魅力であるか」を可視化します。
企業さまの魅力を客観的に整理 / 分類することによって、競合や市場においてどれだけ差をつけられているかはもちろん、企業の存在意義などがかなり明瞭に言語化されます。
👇 採用ブランディング / 6P+CGM+tech については下記のブログにて詳しく解説しています!ぜひご覧ください。
多くの企業さまは、まず魅力を整理 / 分類した上で、採用ターゲットにとって「今一番何を伝えたいか(伝えるべきか)」を考えて題材を決定します。
採用広報において、「社員インタビュー(入社フィード)」が多い背景としては以下が想定されます…!
このような、働く環境についての懸念を払拭するという要素が多いのではないでしょうか。(たしかに、どんな人が働いているのか…?はかなり気になりますよね…🧐!)
これは、"6P+CGM+tech" だと、person(人)や profession(職務)項目に該当します。
👇 6P+CGM+tech の10項目の詳細は下記です。
採用数が多いポジションや比較的に市場で新しいとされるポジションについては、まず初めにこの person と profession の記事を執筆できると良いかもしれません。
再掲となってしまいますが、本ブログは すでに採用広報の執筆に取り組まれている企業さま へ読んでいただきたく記載しています!
この "6P+CGM+tech" を用いて、現在公開されている記事調査 / 分類してみると・・・当社が執筆をご支援した採用広報の中では、”growth観点 = 個人の成長 / 環境” について言及している記事が少ないことが判明しました。
※ 具体例は、過去ご支援企業さまの情報も含まれるため割愛させていただきます。 大体 4割程度が person / profession 観点の記事、growth観点の記事は1割以下と最下位でした…!
2. 調査:”個人の成長観点” の採用広報の記事にはどんな内容がある?
大枠での調査結果、person観点・profession観点の採用広報記事が多いことはわかりました。これは背景となる課題も明確だったと思います。
また、数少ない growth観点の記事を読み込んでいくと…ほとんどが「その人の成長」についての記載であり、言い換えると「person観点・profession観点」とほとんど見分けがつかないことがわかりました。
実際に "成長" などで、採用広報を検索してみると…記事のメインメッセージとしては社員インタビューですが、内容 / 詳細部分で個人の成長に触れているものがほとんどでした。
このことから、growth観点 = 個人の成長 については、社員インタビュー(入社フィード)で内容として触れられることが多いものの、「個人の成長に特化している採用広報」はまだ多く出回っていないことがわかります。
2-1. growth観点の記事が “そこまで多くない” 理由
🧐 < なぜ、growth観点の記事が少ないのだろうか…?
特にベンチャー / スタートアップ企業さまは、日々が挑戦の連続であり個人の成長の幅は大きくあるのではないかと思っています。
それでも、「成長環境」に振り切っている採用広報があまり執筆されない理由には下記が挙げられるかと思います。
また、組織や業務に裁量権があり早期から役職が与えられるというようなベンチャー / スタートアップ企業さまの ”あるある” な環境は、他社も同様にチャレンジングな環境であるためなかなかユニークさを言語化することが難しいという状況もあります。
👇 ベンチャー / スタートアップ企業さまの多くか ”魅力的である” と表現する環境は本当に魅力的なのか…。チェックしたい方は下記のブログをぜひご一読ください!
2-2. growth観点の記事を “あえて記載できる” 理由
🧐 < ”あるあるではない” 成長環境って…?
多くの企業さまが個人の成長について言語化できていない中でも、ごくわずかな企業さまは、上述した「growth観点の記事が少ない要因」を打破されています。
まず、企業さまが「個人の成長のために、◯◯ を実施する」など制度や約束を公言している場合です。
これは、個人の成長よりも ”成長期会” を提供しているニュアンスが強いですが、それでも魅力として打ち出すことが可能かと思います。
次に、プロダクト(サービス)が複雑であり自ずと該当ポジションの方がプロフェッショナルであることを求められる場合は、”成長環境である” と魅力を打ち出すことができるのではないでしょうか。
3. まとめ:growth観点で採用広報を執筆する際の切り口
前項で記載した内容の具体例を取りまとめてみましょう。
growth観点を訴求できるポイントは下記の2つが挙げられ、それぞれを採用広報の骨子(詳細項目)で可視化します。
3-1. ”組織” が成長環境を整備している
3-2. ”個人” が難易度の高いポジション ( = 職務内容)を経験できる
この切り口は、「何をメインメッセージとするか」が非常に重要です…!と言うのも、職務についての題材は、本来profession観点の記事として執筆されることが多いためです。
採用ターゲットが初めて該当の採用広報を読んだ際に、「何をメインメッセージとして受け取るか」を考えなければなりません。growth観点の記事のメッセージとして伝えたい内容は、あくまでも「成長環境がある」ことであり、個人のキャリアについて懸念点がある採用ターゲットなど、場合によってとても強い魅力となりうるためです。(…せっかく魅力を整理してもミスリードとなってしまわないような構成が必要なのです💡)
4. 最後に
いかがでしたでしょうか…?
”growth観点 = 企業における個人の成長環境” を言語化している企業さまは少ないため、まだまだ採用ターゲットに対してアピール(訴求)する余地があるかと感じています 🔥
「言語化」となるとかなりハードルが高く感じられるかもしれませんが、企業さまの魅力を客観的に整理することでよりストレートに採用広報のメッセージを伝えられますので、ぜひ挑戦いただきたいです。
現在まで多くの採用広報を執筆されている方にとっては、少しでも気づきのある内容になっていることを願います…!
まだまだこれから…もっと執筆していきたいとお考えの方も、他ブログと合わせてぜひ参考にしていただけますと幸いです✨
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