2024/07/08_#656_薬学部には教養としての情報教育の場がない?
病院薬剤師→医療マーケティング→メディカルコールセンターへ転職しました。
今回の放送では、大学により情報教育に温度差があること、データサイエンスが流行しているがそれは統計学からPCを見ているだけであることなどの内容でした。
自分のことに当てはめて考えてみました。
自分は、薬学部を卒業しています。その頃の情報教育について振り返ってみます。
確かに教養としての情報教育はありませんでした。
ただ、ExcelやWord、パワポの使い方くらいで終始していました。
パソコンの仕組みやどうやってアプリケーションが動いているのかなどの講義はありませんでした。
もともと、そのパソコンの情報教育を担当している先生は、専門が統計学であり、あくまでも計算手段の一つとしてPCを利用している感じがしました。
病院薬剤師を経験して、病院薬剤師はパソコンのスキルが著しく低いのかなと感じています。
EXCELなどなんとか使えるレベルで、日常の業務の効率化からは程遠い感じです。
FAXもまだまだ現役だったりしているので、情報教育についてはだいぶ遅れている感じがします。
自分はパソコンに興味があったので、いわゆる自己流で学んできました。
ただ、それも精度としては低かったです。
医療マーケティングに転職し、フルリモートワークの環境に身をおいてそれを痛感しました。
フルリモートワークでは、様々なアプリケーションを利用して仕事をします。
中には使い勝手の悪いものがありますが、それをうまく利用して業務をまわず必要がありました。
医療マーケティングでは効率よく働くことが命題であるので、なかなか苦戦しました。
もし、大学などで教養としての情報教育を受けていたらすこしは違ったのかなと感じています。
薬学部は、薬剤師国家試験合格に注力しすぎだと感じています。特に私大ではその傾向が顕著です。
大学の受験者数に響くので、薬剤師国家試験合格率に対しては、シビアにとらえています。
ただ、免許を取れたとしても、PCスキルがない薬剤師を生産しても意味はないと思います。
なので、大学の教養科目として、IT系の情報教育を取り入れてほしいと思います。