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デスパーさんが教えてくれた大事なこと
アニメ「王様ランキング」に登場するデスパーさんについて書いていく。
彼は冥府の王デスハーの弟。分析力に長け、人の育成に力を注いでいる。
主人公ボッチはボッス王国の王の息子で、耳が聞こえず、言葉が話せず、小さく非力な人間だ。弟のダイダからは弱者と言われ、家来からも王には相応しくないと思われてしまう。
父親のボッス王は体が大きくとても強い。誰もが憧れる存在であった。強さは民が王に期待する素質。そして王になるためには父親のようにならなければならないという固定観念も、息子のボッチは持っていたのだと思う。その世間の期待と自身の固定観念が、父親との違いと差をネガティブに感じさせ、ボッチを苦しめていた。
そんなボッチを強い人間に鍛えるため、デスパーさんに弟子入りをするのだが、このデスパーという男が素晴らしいメンターであった。
自分を知ることから始める
デスパーさんはまずボッチに現実を伝えた。それは、彼に父親のボッス王のような力はなく、目指すところではないということ。
そして、ボッチにはボッチの戦い方をすることで強くなる可能性があるということを。
その可能性を広げるために大事なことは、自分を知り個性を武器にすることであった。強さは決して力だけではなく、自分の強さを見つけるができると伝え、固定観念を壊す一歩を踏み出せた。
現実との向き合い方を変える
この先、あなた自身が見くびられることは何万回もある。その度に自分を疑い、下を向くのですか?
これは、自信が持てないボッチに対して、デスパーさんの問いかけである。挫けそうになることは必ずあるという現実を教えてくれるとともに、その時に自分ができることを考えさせてくれた。
相手を信じ認める
ボッチと特訓をしてきたデスパーさん。彼の可能性を信じ、見守ってきて感じたことをボッチに伝える。
あなたが気にしていることは、もしかしたらあなたの長所かもしれない。あなたはその欠けたもので、普通の人にはないいろんな経験をしています。
それは苦しいかもしれないけれど、きっと自分の道を切り開く力になるでしょう。だから自分のすべてを愛しなさい。勇気!!
身体的不利を言い訳にせず、必死に生きてきたボッチを認めてくれる言葉。この言葉は、自分を信じる勇気を与え、自分を受け入れることができると思う。
自らが体現する
自分を知ることや、受け入れることを伝えてきたデスパーさん。口だけでなく伝えてきたことを本人自身が体現していることも素晴らしい。デスパーさんの態度や行動が、言葉に重みや説得力を加えているのだと思う。
終始、お金に対して興味を持っている描写がいくつかあるが、それらも自分を受け入れ素直な自分を表現しているように思える。
弟子入りを許可する代わりに得た報酬に対して、それ以上の成果を出し、ボッチたちを満足させているところを見ると、まさにプロだと思う。
大事なことは勇気
デスパーさんは、相手の能力を最大限発揮するために、となりでサポートする伴走者であった。過去にも平凡な人間の能力を開花させていったが、彼らには共通して、平凡であると同時に勇気を持っていた。
前に進む勇気
困難に立ち向かう勇気
人を信じる勇気
己を信じ続ける勇気
これらの勇気が土台となって理想の自分になれるのだと思う。改めて聞くと勇気を持って行動に移すというのはとても難しいことだ。自分の経験を振り返ると、迷ったときや悩んだとき、間違ったときは、きっと何かの勇気が必要だったのだと思う。
これからは、"勇気を持て"
そう自分に言い聞かせ、行動したい。
終わり
デスパーさんがボッチに伝えていたことは、自分に言われているように感じることがたくさんあった。デスパーさんが教えてくれた大事なことは、自分の人生にもとても大事なことなんだと考える。教えてもらったことを1つでも多く実践していこう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。