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【ベルギー】 Bruges (ブルージュ) - フランス・リールから日帰り旅行 (後編)


はじめに

本 note は、2024年5月に9泊10日で行ってきた、フランス北部の街 Lille (リール) 旅行記の7日目です。7日目はリールからも近い、ベルギーの街 Bruges (ブルージュ) に日帰りで行ってきました。

本編はブルージュの City Centre に着いてからのまとめ (後半) です。
※ブルージュ日帰り旅行記としては最終編です

ブルージュ日帰り旅行記を最初からご覧いただける場合はこちらからどうぞ↓

ブルージュ City Centre 散策

De Halve Maan (ビール醸造所) 

聖母教会を見終わったあとは、喉も乾いてきたのでブルージュ City Centre で唯一の家族経営のビール醸造所、De Halve Maan (ドゥ・ハルヴ・マーン - 半月) に行くことにしました🍺

Paradise (パラダイス) 🤣🤣

ビール醸造所の見学ツアーをやっていたので、せっかくなので参加することにしました🍺
※2024年5月現在、1人 €16,00 です。

クラシックツアーは英語、オランダ語、もしくはフランス語で説明がされます (それぞれ言語ごとのセッションです)。そしてツアーの最後に、フィルターされていない Brugse Zot Blond (alc. 6%) /  Brugse Zot Dubbel (alc. 7.5%) / Straffe Hendrik Tripel (alc. 9%) のいずれか1杯を試飲できます😆

ツアーは 13:30 からだったのですが、チケットを購入した時点ではまだ13時になる少し前でした。そうなったらすることはただ1つ!

バーで先に試飲しておく🍺

ツアー後にも飲めると分かっていても、時間を潰す必要があったので仕方ありません😏

(左) Brugse Zot Blond
(右) Brugse Zot Dubbel
それぞれ 330 ml🍻

このビールの銘柄、Brugse Zotに関して、面白い話を見つけました↓

かつてブルージュにオーストリー大公マキシミリアンを迎え入れた際、人々は大公に新しい精神病院を建てるための資金援助を依頼するため、馬鹿を真似た派手なパレードを行いました。

すると皇帝は言いました。

「今日私は馬鹿にしか会っていない。ブルージュの町こそ大きな精神病院だ!」と。

それ以来ブルージュの人々は「ブルッグス・ゾット(ブルージュの馬鹿)」と呼ばれるようになったのです。

そしてこの「ブルッグス・ゾット」という名前を、再開したドゥ・ハルヴ・マーン醸造所のビールに命名したのはなんとブルージュ市長です。

Brugse Zotの文字は、ブルージュ出身の著名カリグラファー、ブロディ・ノイエ ンシュヴァンダー氏がデザインしています。

BELGIAN BEER JAPAN: ブルッグス ゾット・ブロンド

市長😂😂😂 よくそんなネーミングを自ら付けられましたね🤣

ワッフルを食べてからしばらく経っていたので、おつまみにとサラミもオーダーしました。

いや、多いて🤣

13:20頃にはツアーの場所に戻りたいのに、20分でこの量は厳しかったです 笑 (なので、ナプキンに包んで半分はお持ち帰りしました😆) 

でも、このサラミを頼んで良かったことがあります。

それは、美味しいマスタードに出会えたことです👏

サラミについてきたマスタード Mostaard Wostyn が絶品でした😳

イングリッシュマスタードみたいな辛さがありつつも、フレンチマスタードみたいな酸味があり、サラミをさっぱりと食べられました。きっとドレッシングに使っても美味しいと思います。

1つ問題があって、このマスタードがどこで買えるのかが不明でした😞 Mostaard Wostynのサイトを見て、ブルージュの南にある Torhout という街に直営店があることが分かりました。

ただ、ブルージュ日帰り旅行中に店舗に寄って帰るのは時間的に現実的ではありませんでした。ブルージュ市内にあるスーパーに行けば買えるかもしれませんが確実ではありません。どうしたものかと思いつつ、ツアーの集合場所に行ったら・・・

ありました!!

ツアーの集合場所はギフトショップにもなっているのですが、そこに売っていたのです🙌 これで安心してツアーに参加できました笑

バッチリ2個買って帰りました (スマホで撮影)

ツアーが始まるまで、他の商品もチェックしました (が、結局何も買わず)。

€2,10 から!お安い!

そうこうしているとツアーが始まりました🥳

どうやら結構人気なツアーなようで、20人ぐらいはいたと思います。その中には赤ちゃんもいました😳 英才教育がすぎる😆

ボイル中
結構急な階段を登り降りします
ちょっとした資料館みたいなセクションもありました

ここから急な螺旋階段を登って屋上へ向かいます。写真も撮ったのですが、設定ミスでブレブレ🥲

屋上からの眺めが絶景でした!

この景色を見るためだけにツアーに参加するのも全然ありだと思います。景色だけでなく、醸造所の説明も聞けて、ツアー後にビールの試飲ができるので最高です😆

天気がずっと微妙だったのですが、この屋上ツアーが終わる頃に肌で感じられるレベルの雨が降り始めました。それでも大して濡れることもなく屋上からの景色を見ることができてラッキーでした🙌

ツアーで説明してくれた内容で覚えていることはほぼないのですが (😂)、唯一覚えていることがあります。

「なので私たちは地下にビール用のパイプラインを設置しました」(意訳)

今なんて言った??
とリアルになったのを覚えています😂

冗談で言っているかと思っていたのですが、どうやら本気みたいです。

ガチのやつ
ガチでした🤯
どこに何が通っているのかは忘れました😇
De Halve Maan: Our history より

2016年に全長 3,276 m ものビール専用パイプラインが世界で初めて作られました。このビール醸造所から、ブルージュ中心部より少し離れた瓶詰め工場まで、毎日ビールが流れていっています🤯

このビール専用パイプラインのおかげでブルージュ中心部の渋滞が緩和されたようです👏

この話を簡潔にまとめたYouTube動画を見つけました↓

莫大なコストがかかったようですが、それを全てクラウドファンディングで賄ったそうです👏👏  (ビール好きの方々の熱意が凄い😳) 

クラウドファンディングといったらサポートした際に貰える返礼品ですが

最も貢献してくれた方々には「毎日ビール1瓶無料 - 生涯有効
サポートしてくれた方々には「毎年ビール1箱無料 - 生涯有効

という、太っ腹なものです😆 (参加したかった)

ビールパイプラインの話が私の中でのツアーのハイライトだったのですが、それ以降も少しツアーは続きました。

液体に見えるのは映像です
急な階段にはこいつがいました
これも映像の演出です
ツアー最後の部屋
お疲れ様でした!

ツアーを終えた後はお楽しみの試飲です🍻

ツアー前の「試飲」で飲んでいない Straffe Hendrik Tripel を選択

ビールを飲み終わる頃にはラッキーなことに雨も止んでいました😳 

用事も済んだのでお土産を買いに行くことにしました🛒

買ってよかったもの

前述の Mostaard Wostyn のマスタードはもちろん買ってよかったものの1つですが、それ以外でブルージュで買ってよかったものを2つ紹介しようと思います。


ベルギーといえばチョコレートが思い浮かぶと思います。実際に、私もチョコレートは何店舗かで購入しました。正直、馬鹿舌かもしれない 私にとっては、どのお店のチョコレートも美味しかったです😂

ただ、その中でも特にオススメなのが Chocolatier Dumon です🍫

ブルージュ近くのTorhoutでオープンし、そのチョコレートのフレッシュな美味しさが評判を呼んだことから、今ではブルージュに3店舗を構えるまでになった「デュモン(Dumon)」。ブルージュのチョコレートショップのランキングの常連でもありながら、伝統的なチョコレートの製法を守り続けています。

ブルージュのおすすめチョコレート店ベスト3
スマホで撮影

味は文句のつけようがなく、とても美味しいです。特筆すべきはそのお値段なのです。↑の写真のチョコレートは 約320g あります。そしてお値段は €16,50 です。100g あたり €5,16 です。

ベルギー王室御用達の Neuhaus と比べるのもなんですが、レシートにグラム数が載っているのでこれと比較します。

スマホで撮影

お高いので、たった 95g しか買っていません。それでも €8,74 です。100g あたり €9,20 です。 

それ以外にも Le Comptoir de Mathilde というお店で、自分で袋詰するタイプのチョコレートを購入しました。

スマホで撮影

305g で €18,00 でした。100g あたり €5,90 です。

高級チョコレートの Neuhaus の約半額で、リーズナブルな Le Comptoir de Mathilde のセルフ袋詰よりも更に安いのです。

それでいてこのお味。オススメしないわけにはいきません。
ブルージュに立ち寄った際は是非お土産にどうぞ🙌

ご参考までに、他にも買ったチョコレートのお店:


ベルギーといえばビールも思い浮かぶと思います。私たちは今回はビールは買いませんでした。その代わりにビールグラスをお土産にしました🍻

そこで立ち寄ったお店はこちら: The Bottle Shop

スマホで撮影

こちらのお店は、↑の写真でもわかるとおり、ビールを大量にストックしているのですが、それと同じぐらいのレベルでグラスも揃えています。

家でビールを飲むときは、基本そのまま (缶のまま/瓶のまま) が多いです。折角ベルギーに来たんだし、思い出にビールグラスを買っておこう、というノリで購入しました。

購入したのはこちら↓

Duvel Glass - Red 'D' (33 cl)
Rince Cochon Beer Glass (25cl)

Duvel の方は形が気に入ったので購入し、Rince Cochonの方は豚が可愛かったので購入しました😆

実際に使ってみると愛着が湧いてくるし、落として割らないよう気をつけて使い続けたいです😌


買い物も一通り終わったので、リールに戻る前に早めのディナーにすることにしました😋

Early Dinner

Brasserie Rozenhoedkaai

"Come and enjoy the most beautiful view of Bruges on our terrace" (テラス席で、ブルージュで一番キレイな景色を見に来て) がセールスポイントのレストランですが、私たちは普通に店内で食事をすることにしました笑

今になってレビューを見てみると (相変わらず今更)、Tourist Trap だなんだの書かれているようですが、ブルージュの街全体が いわゆるインバウンド特化 になっている気もするので、このレストランに限ったことではない気もします🤔

感想なんて人それぞれですからね乾杯🍻

前菜は2人でシェアしました👍 (シェアにも寛容)

Homemade shrimp croquettes (2 pcs) - €16,50

ホクホクでエビがいっぱい入っていて美味しかったです🦐

私はリールで食べ逃していたムール貝をオーダーしました (私が滞在中は 3 Brasseurs ではいつもムール貝は無いと言われていたのです笑)。

Mussels & fries Chef’s suggestion (white wine, garlic and cream) - €28,50

もう1つのメインはカルボナードです😆

Flemish beef stew with Leffe Brown - €23,00

いずれも美味しかったし、サービスも悪くありませんでした。サービスの割にサービスチャージもなく、パンも無料で提供されたので、私たちは不満は無しです👍

食事後は特にすることもなかったので、リールに戻りました😌

おわりに

ブルージュでは充実した1日を過ごせました。行って良かったです。数日間滞在して、ブルージュミュージアムカードを買って全ての美術館を見に行くのも有りだと思いました。

そんなブルージュでの日帰りでかかった観光費用を公開します💰

日帰り観光費用

飲食費の半分以上はディナーでかかっています(€83,00)。お土産はほとんどがチョコレート代です🍫 入場料はビール醸造所ツアーが半分以上を占めています。交通費はブルージュ駅と市内の往復バス代のみです。中心部に限ってですが、徒歩で問題なく観光できる感じでした。

日帰りでなく泊りがけでブルージュに行った場合、レストランで食事をする機会が増えるはずなので、飲食費がもっとかさむと思います (レストランは高めな印象)。

これ以外には、リールからブルージュまでの往復の電車代が合計 €56,80 かかりました。


ブルージュ最終編も意外に長くなってしましました。最後までお読みいただきありがとうございました。

次回はフランス・リール滞在 Day 8 の思い出を記します✍


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