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ロシアがソ連に戻ってしまう59話「ミトロヒン文書」とソ連の対外日本向け情報工作

30年ぶりの「新ロシア帝国」回帰説を論じる上で「ミトロヒン文書(アーカイブ)」というのがある。

詳しくはウィキペディアで見てほしいが、ソ連のKGB幹部が二重スパイ行為をして、英インテリジェンスに持ち出した機密文書集である。おおよそ25000ページもの膨大なソ連の情報工作の実態を手書きのメモで写した。その苦労も凄いが、その「情報工作の詳細」が明瞭にわかる文書集であった。これの衝撃は「日本への対外工作の実態」である。

ソ連共産党が「日本社会党」に資金援助し、スパイをさせていたことは有名な話である。スパイ天国日本の実態をソ連末期にチクった人は多かった。読売新聞や朝日新聞、毎日新聞、産経新聞といった(当時の)主要マスメディアにも対外工作を仕掛けていたことにある。産経新聞といえば「保守派・反中国共産党・反ソ連」の代名詞だろうが、実際にはなんとあっぱれの編成局長がソビエトのスパイであった(笑)。コラムで情報源を明らかにしなかったコラムから、特定リーク情報エージェントだったことがバレた。

これがかの有名なレフチェンコ事件である。ソ連からアメリカに亡命したスパイが日本のスパイを実名やchord nameで明らかにしたのだ。テレ朝にいたっても、凄まじかった。

次の軍事・戦争・有事シナリオも今回のロシア・ウクライナ侵略戦争でも今回のエージェント工作では、全く同じことが起こるだろうと思う。

誰もがロシア国内の情報統制やプロパガンダを笑っているが、日本国内では全く客観的な両論併記報道ができていない。極めて危険だ。

ここ7年ぐらいの「脱炭素・ジェンダー平等・核軍縮」といった左派リベラル政策や主義主張は少なくともここへ来て、そのお花畑度もかなり修正されていくだろうし、世界は割と西側でも「新保守主義」の隆盛が来ると思う。西側でも中国・ロシア連合に対抗できるリーダー・指導者が必要になってくる。

今回「ロシア史」「ロシア革命史」「物語ウクライナの歴史」などを読んだ。ロシア系の本はあるが、本当に「ウクライナ視点」の歴史は少ない(さすがに、今春以降に、専門家によって有象無象が大量に出版されるでしょうが)。

とにかくロシア・ウクライナの歴史を学ぶことだと思った。

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