30話目 「内戦指導者=没落貴族」の政治学ーー新しい政治の「ものの見方」のために
「日本人なるもの」のコミュニティ社会学で新しい答えが出た。それが「非内戦指導者(指揮者)コミュニティ」の政治生態学である。
ずっと前、10年前ぐらいですが、日本で、とあるインテリ(左派の人です)と、こんな会話をしました。
なんで日本ではずっと自民党政権が続き、こないだできたばかりの二大政党の片割れ、民主党政権ももうダメになってしまうんだろう。
なぜ、「安倍晋三」みたいなタカ派の人がこんなにもウケるのか?という会話をしたことがあります。
そうか、左派の人は「右・左」というレンズで、政治なり、社会を見るのか。だからこのインテリには、世の中が常に「バイアスがかって」しか、見えないんだろうな、と思ったことがあります。といいつつ、自分でも理論的に整然としない、霞にかかったような気持ちだったのです。
いろいろ文献なり、知識を得て、私なりに出した研究成果が「日本型のコミュニティリーダーシップ=指導者のあり方」がそのまま集団組織のコミュニティになってしまう、ということです。
「左翼」の人向けに考えるだけではなく、広く「なぜ」自民党政権と安倍晋三がこんなに長く続くのか、逆に菅直人、小沢一郎、自民党でもハト派に近い「麻生太郎」や「河野太郎」がなぜこんなにウケが悪いのか?
の部分をしっかりと理論的に整理して、解説してみようと思ったのです。
そこで出した仮説が、指導者の指導法ーー「多くの人を束ねるリーダーシップとコミュニティのあり方=部下がついてくるかどうか」発話と関係性にこそ、その「日本における人がついてくる指導者」の「答え」のようなものがあるのでは、と確信したのです。
既存の政治学の古ぼけたレンズを解体したい。
で、そこで、新しいフレームワークーーー遊びですよ。
「国民統合・生活指導者型」と「内戦指導者」のリーダーシップとを
2種類に分類してみたんです。
すると、どっこい。
見事に「没落貴族」ーー「3代も続かないで終わる・内戦を指揮する指導者タイプ」は、後者なのです。奇妙なほどに。
で、このレンズはおそらく当たる。
安倍晋三、が前者で、思想は右左ありますが、みんな「同立軸」を導入し、「まとめる」生活指導者型統合リーダーシップの人たちです。二枚舌を使って、なんとかまとめていきます。
安倍さんなんか典型で、タカ派・核保有主義・憲法改正・右派のイメージで党と国民の結束力を束ねてますが、実際にやってることは全く逆で、憲法改正なんて嘘な護憲的解釈改憲で、アジア内で平和を作り出し、経済的にもとことんリベラルな政策ばかり(笑)。長期政権の総理の発言とは、徹底的な「二枚舌戦略」ということをここまで戦後自覚的にわかっている総理大臣は、安倍さん以外に、他にいませんよ。
一方で、麻生太郎、高市早苗、石破茂、河野太郎が後者です。みんな対立軸を導入し、「内戦指導者」的です。「自身の口」で、「自分たちのコミュニティ以外」の外部を不要に刺激・攻撃し、二項対立を作り、「敵を作る」タイプばかりです。
ですから、後者のトップ指導者の元では、ものの見事に一気に人が離れて、「離脱現象」が起こります。
まあ、みててください。自民党員である限り、この日本人の「王政復古主義と内戦指導者否定」のコミュニティ論理からは絶対に抜け出すことはできませんよ。
・現在の公職追放者たちーー「内戦指導者(外部コミュニティとの二項対立軸タイプ導入型のリーダー)」は、皆「没落貴族」?ーー「国民間」の「二項対立軸」のポジションを導入してしまうと、人がついてこなくなる理由。
私の「社会生態学的発見」では、日本では、この200年以上全く大規模な「内戦」がない、ということにこそ、最も「日本」的な特色があります。
=「二項対立軸」の「A軍・B軍」コミュニティ同士の対立や対決といった「内戦」構造を日本人は、全く好みません。
「内戦」を言葉たくみに「上から指導」する関係性によって、それによる「人の上に、立とう」とするマネジメントやリーダーシップが日本では全く受けず、誰もその後の「高位後継」や「その集団生成の効果」自体がないのです。
西洋や欧米の思想では、こんなこと、信じられません。ナポレオン、チャーチル、レーニン、毛沢東、みんなカリスマですし、ナポレオン・ボナパルトなんて、今だに世界中で信望者がいますよね。
一方で「田中角栄、松下幸之助、渋沢栄一、池田大作」こういう人はどうでしょう。私はもちろん創価学会員ではありませんよ。でも、正直、これは欧米では、ともすると、「欧米型リーダー」=「勝利のための軍隊指揮官リーダー」というより、みんな「利害調整役」の人にしか見えないはずです。
実際、日本では、こういう「利害調整型の生活指導型リーダーシップ」が、みんな、いまだに「ウケ」がいいのです。実際、松下幸之助さんの本は今だに版を重ねていますよね。
実物の人物ではなく、「ワンピースのルフィー、こち亀の両津勘吉」でもいいでしょう。こういう「みんなで一つに」式のリーダーシップとそのコミュニティが、日本人は、本当に、本当に大好きなのです。
これを政治学的に言えば、「自由主義」や「資本主義」「社会主義」「社会民主主義」「フェミニズム(女性解放)」などの政治学用語は、「日本人の行動原理」を見るときにはあまり機能しないのです。単なる言葉たくみなフレームワークになってしまい、全く「本質的」ではない左・右への「レッテル貼り」が行われてしまいます。
なぜか、「内戦」を通じて、「戦争・抗争」や「二項対立」、「紛争」の軸を通じて、「他人の上に立とうとするタイプ」の指導者は、全然「ウケが悪く、大量の人・部下・生徒が離脱していって、結局一代かそこらで、没落貴族になってしまう」。そしてその逆ーー、「内戦するのはやめようよ、A軍・B軍、違いはあるけれど、たまには組んだり、議論したり、うまくやろうや」ーーこういう指導者やリーダーシップのコミュニティが、常に「日本」の良きコミュニティのあり方なのです。
何より、学生運動や60年代の左翼運動がそうです。見事にたった短期間で没落し、全く政権打倒どころか、世間の「自民党保守政治の安定化」に貢献すらした感すらあります。
そしてこれは日本人がこの100年以上、西郷隆盛の「西南戦争」以来、全く内戦が国内で一回もないことと見事にリンクしています。
クーデターやテロは近年含めて、そりゃたくさんありますが、見事に「最後の国内での内戦=A軍VSB軍」は西郷隆盛による西南戦争です。
内戦を指導することによって、他人との関係を構築しようとする指導者を日本人は徹底的に嫌い、公職(他人の上に立とうとする立場)から追放させるというのは、そもそも人生のあり方とも深く結びついています。バトルによる不毛な対立行動とそのコミュニケーション自体が「その指導者コミュニティを離脱」させちゃうのです。
だから日本ではナポレオン・ボナパルトのような「個人の英雄型(独裁的)」のカリスマ指導者やリーダーがたとえ今日出てきても、全くウケませんし、そもそもそういうリーダーは、コミュニティにおいて、「人の上」に立つ前に一気に離脱現象が起こってしまうのです。「B軍コミュニティチームとの内戦」を引き起こそうとする、「内戦指導者」型だからです。
「我々A軍、あの強敵の西側の「B軍」には勝てない。いっぱいいろんな違いはあるけれど、みんなで一つになって頑張っていこうや。とりあえずみんな、同じ釜の飯を食う仲間じゃないか」。これが日本の指導者の関係、物言い、人の上に立つあり方では、本当にウケるのです。
全く二項対立的な「内戦指導者」的でなリーダーでは、ありませんよね。
そして、そのA軍「統合指導者型リーダー」の元には、多数の人が一気についてきて、兵力では乏しいA軍がB軍に勝ち、なおかつB軍のプライドを立てて、なんならB軍がA軍の中で、一緒に「仲間」になってしまうことすらよくあります。
こんな多くの人たちのコミュニティがうまく言葉と信頼で一つの集団に束ねられる国を、日本以外に知りませんし、「内戦」がこんなにも全く無い国を、他に聞いたことがありません。
言い換えれば、西洋社会は戦争と革命ごっこ、殺戮、内戦、そして「独裁者指導者」の出現とその椅子の維持、帝国権力の維持の歴史です。これは形を変えて繰り返されています。
いまでいえば、SDGsやEV(電気自動車)、ジェンダー平等だって、言ってしまえば、そうでしょう。逆にいえば、「環境に悪い」「ガソリン車」「ジェンダー意識の低い」対立する相手側を貶め、没落させ、「完全敗北」させることができます。
一方で日本では、「三方よし」のように、現在の考え方に過去と未来を包括し、内戦状態や対立軸を導入せず、リーダーが生活コミュニティを自然に導くことができます。
ついぞ、日本には左派政党やフェミニズムは、全く、今でも本当に大衆にはウケません。どれも典型的な「内戦指導者」の「物言い」だからです。ここまで「ジェンダー平等」が言われていても、「女性を指導者的な物言いで、抑圧する」のは津田塾大学や御茶ノ水女子大学の教授、そして東京大学の「上野千鶴子」と相場が決まっています。
個人として男性に誹謗中傷されても、多くの女性たちは「フェミニズム軍側」の集団グループ内には、多くが、全くついていきません。
なんなら、その「〇〇を殺せ!」的な「指導教官的なあり方と抑圧的指導法」に、女性たちは、スゥーっと、「離れていく」のです。
今、フェミニズムがウケていますが、2026年にこの文章を読んでみてください。一気に、とくに若い女性たちがこぞって、そのフェミニズム・コミュニティや指導者の下から、「大量離脱」しているはずです。人々が保守的だからではなく、左だろうと右だろうと「内戦」を「指導」するリーダーの下に人が集まらない、人が離れていくのです。
これは奇妙なほどこの100年変わっていない日本人の行動原理なのです。これが欧米やアメリカ、フランスのような「革命式共和制国家」なら話は真逆です。「〇〇を倒せ!」の反逆的義勇軍のリーダーの元に若い人は、どんどんと集まります。そして、血で血を流すのです。
だから女性たちは、どんなにフェミニズムに共感とシンパシーを抱いても、血で血を流す「内戦指導者」の下には入らず、「まぁまぁそこそこいい旦那さん」を愛する町人集団コミュニティを好むようになります。
そして、ここからが面白いのですが、現実的に全くフェミニスト集団ではない男性が女性を支援するコミュニティ型の「A軍」から、「女性第一主義」の「素晴らしいリーダー」が生まれてきてしまいます。
皮肉にも、一方で「フェミニスト軍の指揮官」がリーダーとなり、「女性をトップに!」と叫ぶ指導者の元から、「女性たちへの集団指導的パワハラ」集団が大量に生まれることでしょう。
これはすでに日本の歴史にもあります。日本のコミュニティマネジメントの指導のあり方からいっても、近未来は容易に予測できるのです。
そして、肝心のことは、そこから、まさに女性版「平家」のような「内戦指導者」型の没落貴族が生まれていきます。みんなB軍は「A軍」に勝とうという指導の仕方をして、そこで「組織内抑圧」=コミュニティ形成をしてしまうので、その「集団」全体自体が、たった少しの時代の変遷期間に、一気に「没落」するのです。
固有名詞を出してしまえば、TBSアナウンサーでも「田中みな実」と「宇垣美里」の違い、といえば最もわかりやすいでしょう。ちょっと凡庸な比喩ですが、典型的な生活統合型指導者タイプの「田中みな実」はTBSを退社してからの方が人気が出ました。
一方で宇垣美里はどうでしょうか?口は災いの元、とばかりに、彼女は発言のたびに、外部に敵を作る、典型的な「内戦指導者」タイプです。ひいおじいさんの宇垣一成さんの血もあるのかもしれません。
仮に宇垣美里が天下を取るならば、「やっぱり、昔は女性の権利をもっと!とか言ってたけど、やっぱり幸せになるのがいいんだわ。旦那さんともうまくやってさ。ああ、生まれてきてよかった・・・」
こうすると、拍手喝采!宇垣様!となり、宇垣美里についていく女性たちが本当にガラッと、増えます。つまり、「内戦指導者」的な「B軍(=この場合は守旧派男性軍)」を打倒して、「A軍(=新進気鋭女性軍)」であるわれわれは勝利するのだ!)」式のリーダーやクリエイターは、日本では全くウケないのです。本当に。
これらは、簡単に言うと、日本人は「権力打倒」よりも、やっぱり「王政復古」の方が好きなのです。
これはヨーロッパ人からすれば信じられない。
血を流して、抑圧者を倒す!そして、新しい歴史の一ページを自分たちで開拓する!こういうのはヨーロッパ人にとって最も重要なこと、自分の人生よりも大きなことだからです。
でも、日本人からすると、「なんで、貴重な自分の人生時間がまだまだあるのに、そんな、わざわざ権力やお上を打倒しなければいけないの?ええやんけ。いい王様の方が。みんな穏健で、平和で。」になります。
日本人はこの思想はこの300年以上、一切変わっていません。
全く「生活主義者」なのです。
日本人は、この200年、「不要な二項対立軸と敵対関係」を「自分の生活内に導入」して、自分に関係してくるリーダーを本当に毛嫌いするのです。
その典型が菅直人さんと、小沢一郎さんです。
こういう指導者は、一気に、日本人は公職追放しますね。
ちょっと近現代人のリーダーシップをテキトーにまとめてみました。
L型=「国民統合型の生活指導者型リーダー」
・田中角栄=現代日本人の「象徴」ともいえる。究極の「非内戦指揮者」。官僚をマネジメントできる手腕。派閥調整・外部に敵を作らない。「子供から、おじいちゃん・おばあちゃんまでがみんな30年後も元気でいられる健やかな笑顔の溢れる立派な日本社会をつくろうじゃありませんか。」ウォー!角栄万歳!拍手喝采。誰にでもわかる言葉づかい、徹底的に「無思想」の思想。肉体労働者でもわかる。人がついていく。まさに日本人が大好きな「国民生活統合指導者型」の象徴的リーダー。
・松下幸之助 =典型的な国民統合型生活指導者。
・本田宗一郎
・盛田昭夫
・坂本龍馬 =典型的な国民統合生活指導者。
・勝海舟 =「無血開城」などをする。上に同じ。
・落合陽一
・北野武 =
・昭和天皇=名実ともに統合指導者。
・池田大作=典型的な統合生活指導者。
・明石家さんま=
・渡辺恒雄 =読売新聞主筆。典型的な統合型生活指導者。
・前澤友作 =典型的な「非内戦指揮者」。まさに国民統合的生活指導者リーダー。多くの人が賛同し、ついてきやすい。
・山本太郎(彼は内戦指揮者に見えて、完全なる非内戦指揮者の統合型リーダー。なのでいろいろあっても、右派も山本のことが好き。)
・吉田秀雄 戦後電通を巨大にしたてた若きリーダー。国民統合生活指導者型。電通鬼十則はまさに「陸軍」だが、民間市場の広告・マーケティングに変換させた。
・石田ゆり子=戦後芸能界でも、最も「国民統合型」の生活指導者型タレント。息子や娘がいたら、石田派ができ、「石田ゆり子家ブランド・セレブ帝国」を築けていた可能性は大。
・佐藤栄作=最も「国民統合型」の生活指導者型首相。長期政権化。
・中曽根康弘=派閥をまとめる「国民統合型」の生活指導者型。元空軍系軍人。
・安倍晋三=戦後最長の「国民統合型」の指導者。
・小泉純一郎=総理時代は「内戦指導者」っぽく見せてたが、 2005年の郵政選挙は単なる自民党の清和会VS経世会の党内「派閥争い」で、全く「内戦指導者・動乱導入者」ではなかったので自民党は、空前の大勝利をした。
・両津勘吉(こち亀)=日本国民の典型的「統合型」知識人キャラクター。警察官公務員でありながら、おもちゃ・ゲーム・PC・オタク知識・エロの細部にわたって詳しく、情報や知識提供で「つながる・束ねる」というのはまさしく「国民統合型生活指導」のキャラクター造形&設計。
・宮崎駿 =元々宮崎飛行機の御曹司。典型的な「国民統合生活指導」型クリエイター。左翼思想を模倣し、国民統合型コンテンツのアニメーションに変換させた。
・丸山真男=国民統合型の政治学者。
・糸井重里=「国民統合型」の生活指導者型タレント。
・吉本隆明=「国民統合型」の思想家。非内戦指導者。
・木村拓也=SMAP
・中居正広=SMAPのリーダー。日本人みんな中居くん好き。典型的な国民統合型生活指導者型のリーダー。戦後芸能界で一番かも。
・齋藤幸平=全くどうでもいいSDGs思想・資本主義批判によって、束ねることに成功。中沢新一らとは違う。国民統合型。
・ヒカキン=典型的な国民統合型クリエイター。
・シバター=「悪役と逆張り」役で国民統合を束ねるYOUTUBER役のポジション典型的な統合型生活指導者役。
・田原総一郎=典型的な統合生活指導者型のディレクター。
・ホリエモン(堀江貴文)=国民統合型生活指導者リーダー。
・家入一真=「二項対立軸内戦」を導入しない、典型的な「国民統合型」生活指導者型リーダー。思想、ポジションともに、最も現代の坂本龍馬に近いかもしれない。
・宮沢賢治=国民統合型生活指導者。日本人は大好き。
・成田悠輔=日本人が好きな「輸入代理業」の指導者系学者スター。
・岡田斗司夫=岡田に是非はあっても、彼の「オンラインサロン」はまさに「国民統合生活指導者型」のリーダーシップとオーナーシップ制度の具現化。
日本人がついてくる=指導者(リーダー)のポジションばかりじゃないですか?
C型=「内戦指揮者=少数コミュニティ系の「二項対立軸・外部攻撃型」導入者」の系譜
・平家の一族=総じて、内戦指導者。見事に没落貴族。
・西郷隆盛 =典型的な内戦指導者。明治時代で「国内最後」の内戦の指導者。
・板垣退助 =旧名は乾退助。「大政奉還論」を根本否定。西郷と行動をともにする。のちに「立憲自由党」を設立。自由民権運動を指揮するなど、日本に「自由主義」を根付かせようとするが、全く大衆にウケずに、その後も「暗殺未遂」に合う。「板垣死すとも自由は死なず」。典型的な内戦指導者型=「動乱」導入式の政治家。
・小沢一郎=米国型の民主主義・二大政党制を導入しようとした内戦指導者。93年の政治改革政権の立役者になるが、その後非自民政権の合意に失敗する。その後は、典型的な「没落貴族」となった。
・菅直人=これもまた典型的な内戦指導者の系譜。市川房枝の弟子で、市民活動家出身で、元「社会民主連合」。一代限りの没落貴族。
・麻生太郎=保守系代議士だが、典型的な保守系「内戦指導者」の系譜者。「九州麻生王国」と「東京中央軍」のため、「二項対立軸」と「内戦」構造を招きやすい。自民党内でもいずれ「麻生派」からの離脱が始まることは必至。しかも、彼はクリスチャンでもある。典型的な内戦指揮者。没落貴族。
・森喜朗 =内戦指導者。没落貴族。死後には、全くそのポストに人がついていかなくなる。
・大平太平 自民党きってのインテリ。だが典型的な「内戦指揮者」の系譜。
・鈴木善幸 旧社会党員。典型的な「内戦指揮者」。自民党内でもあまり支持はなかった。
・石破茂 田中角栄の愛弟子。二項対立による「分断軸」をコミュニティに招きやすい「内戦指揮者」の系譜。没落貴族。
・箕輪厚介=典型的な内戦指導者。オールド出版社=既存権力側を敵に回し、A軍=俺のコミュニティについてこい!的な国内内戦・動乱を生み出すリーダーシップ。
・麻原彰晃=典型的な日本の「内戦指揮者」。聖なる「我がオウム真理教帝国軍VS日本帝国」を叫んでしまったので、信じる人以外が「一気に離脱」。一気に「カルト宗教」化へ。バカ秀才のみ騙された。「革命ごっこ」もまさに内戦指導者の行動原理そのもの。
・中沢新一 =典型的な近代「内戦指導者」。「チベットのモーツァルト」はまさに「日本社会の通年と対立する」指導軸を導入。その後、「内戦指導者」らしく、中央部の「東大教授ポストレース」で見事に戦後唯一落馬。その後「オウム真理教と麻原支持」で見事に墓穴を掘る(今だに彼は「なぜ自分のような頭のいい男が、東大教授になれなかったのか」が、本当にわからないはず)。没落貴族。一代限りであり、世間に「中沢派」はできず、知的・学問的後続王位継承者は見事にゼロ。典型的内戦指導者。
・三浦瑠璃 =西洋政治学フレームワークによる「内戦指揮者」で上に立つ指導者の系譜。「右派思想による現実主義」に見えるが、実際には「二項対立軸」を招くため、全くウケは悪い。本人もなぜ「アマゾンCM」で自分がなぜパージされたのか、全くよくわかっていないはず。典型的な「一代限り」の没落貴族。
・西部邁 若い頃は左翼運動家、保守系思想家。二項対立軸の徹底的な導入。松蔭思想を否定するため、典型的な「内戦指導者」。少数精鋭塾・「表現者」などを編集。内戦指導者っぽくカルト化する。晩年はテクノロジー社会を拒否し、保守主義者として有言実行の多摩川入水自殺。
・白井聡 =レーニン主義の導入。「左派・共産党系」の「内戦指揮者」の系譜。二代限りの没落貴族。後続王位継承者はゼロ。
・高畑勲 =典型的な共産党系「内戦指揮者」。見事に死後もこれからも「高畑派」は現れず。後継者・後継ぎはゼロ。
・全共闘の指導者たち=見事にその後は没落。その後出版社や公務員に。
・SEALDS =典型的な「内戦指揮者」の系譜。
・コムアイ =「内戦指導者」系知識人の系譜。「環境保護思想」などによる二項対立の導入。修正されるかもしれないが、完全に内戦指導者。
・春香クリスティーン=典型的な「内戦指導者」系タレント。2018年に芸能界を引退。公職追放の没落貴族。
・トラウデン直美 =典型的な「内戦指導者」系タレント。「不要な分断と二項対立軸」を招ので、必ず今後干されるはず。
・宇垣美里=内戦指導者型の少数精鋭コミュニティリーダーへ。田中みな実とは全く違うタイプのリーダー。表舞台からの公職追放ののちに、没落貴族へ。
・大川隆法 =内戦指揮者系の新興宗教「幸福の科学」指導者。
・(New!)たぬかな(谷かな)=「低身長者」を蔑視し、女性軍を優位性に位置付け、指導を見誤った典型的な「内戦指導者」。瞬間的な一代限りの没落指導者。
次は、「4年」ごとに「王様」が変わる革命国家・アメリカと日本の根本的な違いを描いてみたい。
ここまで、日本人の行動様式に関する論考と素描を読んでくださってありがとうございます。スキを押してくださると幸いです。