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352 クリエイティブスタートアップと知的資本と「増田宗昭」という人
スタートアップといってもシリコンバレーの天才・スティーブ・ジョブズが先頭だけではない。
日本にも増田宗昭という人間がいた。
CCC(ツタヤ)グループのトップである。
徹底的に計算と演算、そしてデータの極みのスタートアップがあるとすれば、全く別のものの見方なんです。
先日の対話
スティーブ・ジョブズがスタンフォードのスピーチで引用した伝説の雑誌「ホール・アース・カタログ」の現物とかね。
私もネットのPDFファイルでは観たことがあったけれど、実際に見るとB4版でかなりでかいし、文字も小さいんです。とにかくアナログ版下時代だからこれでもかと文字と写真を詰め込んでいますね。
僕は嘘を言っても仕方ないから、本音で言いますが、
増田さんが時代遅れの老害になるのは、本当にツライんです。
僕にとって大切な人だから。
スタートアップやベンチャーの誰もが「エリートコース」のアスリートファイターではなく、もう少しクリエイティブな、右脳系ボヘミアンがいてもいいと思いますね。もっともっと。プロダクトも素晴らしくなる。
増田さんの本「情報楽園会社」は藤田田さんの「ユダヤの商法」と並んで、私の経営バイブルの一つです。
まず昔の古い版で読んで、数年後に再販されたのを覚えています。
あれを読んで「無限創造社」なんてネーミングの、バカな、いかにも大学生のおままごと事業っぽいチームを立ち上げたんですよ(笑)。
まだ全然会社法人ではなかったけれど。
とにかく「企画」で世界中のユーザーの時間を埋めつくせないか。
当時はまだiPhoneが出たばかりの頃でした。
でも、そこから、20代前半は、プライベートでも、ビジネスでも、いろいろと失敗しましたね。
そこで僕は、事業会社と企画コンサルタント会社のミックススパークを作りたかったんです。
増田さんにとってCCCは「世界トップの企画会社」だと思うんです。
実際それもTポイントカードで本当にそこまで行けたと思うんです。
今、CCCを「事業会社」にするおつもりはありませんか?
僕なりの「情報楽園会社3.0」ですし、CCCさんのアップデート現代版を私なりに目指していくんです。
増田さんは正直ネットでも叩かれる。でも批判の多かったツタヤ図書館にしても、「ガラッと世界を変える」ものではないにせよ、愛している人もいると思うんですけどね。ただ、「図書館」という名前がよくなかったと思います。
最近、ジョブズが「iPhone」と名付けたことの意義を再び考えています。シンプルですが、凄いことですよ。
iPhoneは、最初から明らかに「電話(フォン)」ではない。スマートフォンは明らかに「モバイル・ポケット・パソコン」なんですが、「コンピューター」と名づけるとある種の人は嫌悪感を示してしまう。そこで、世界中の人に「ケータイ電話だよ」といってソフトウェアのモバイルポケットパソコンを売れたんです。
さかのぼって「iPod」だって、やっぱり素晴らしいセンスですよね。
なんで「iMac」や「iBook」ときて、「Pod」なのか不思議じゃありませんか?
あれの由来は、「2001年宇宙の旅」の「EVA Pod」からなんだそうです。
ガチャっと取り外し可能な操作室。
iPodは、まさに「Pod式」で、「音楽コンテンツ」だけを、全体のソフトウェアから「取り外し可能」という意味なんです。凄いですよ。
だから、Appleは決して「AppleMobileMusicPlayer」なんて下衆なネーミングは名付けなかった。
ウェブラジオを「PodCast」と呼ぶのもiPod時代の名残なんですが、みんなそんなことはもう、忘れてしまっているでしょう。
そして、「Mac」だけはルイヴィトンが「創業のクラシック商品」である「トランク」を売り続けるのと同じで、10年後も20年後もAppleは出し続けると思いますね。
10年後には、Appleは、ソフトウェアとデスクトップパソコンよりも、「電気自動車と時計、眼鏡、健康保険の総合サービス会社」として認知されているはずです。
そして、Appleの次を作ることこそが、私たちの「事業会社と企画会社」の「融合」の本質です。
すやすやみんなが寝ている間も富を生み出すものこそ素敵な商売。
ipやコンテンツ・版権ビジネスはその最たるものです。
といっても音楽や映画、広告はもう売れませんので、やはり「ファンクラブ」や「既存のサービスの付加価値権」になる。
「人生はシンプルにかんがえよう」
保守サイドと革命サイドでの人間の代わりをつくる。
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