すずめの戸締まりを見た【映画感想】
平日の午前、偶然時間があったので久しぶりに映画館に赴きました。
見てきたのは
"すずめの戸締まり"
全力ハピエン厨なので、新海誠監督の少し闇が残る感じが少し得意ではないのですが、朝からビールも飲んで今日は思いっきり泣くか!ガハハ!という感じで見てきました。
そんな感想です。
※以下映画ネタバレを全力で含みます。
ネタバレが嫌な方は視聴後見ることをオススメします。
:大まか感想
①めちゃくちゃ地震でビビった。
あまり事前知識を入れず、映画の予告もまともに見てなかったのですが、実はTikTokを見てた際にコメントで軽いネタバレを見てしまってました。
それが3.11が〜というコメントだったため地震をテーマにしてる事だけ軽く知っていました。
が、
想像の5倍、地震。災害テーマ。
かなり緊急地震速報的な音が何回も流れるので、トラウマを抱える方は本気で見ない方がいいと思う。
ほぼ情報なく見にいったので、かなり心臓ギュッときた。
(公式Twitterや映画館に注意喚起あったけど見てなかった。内容的にもう少し大きくあっても良いレベルな気がする)
またこれは見たシアターが良すぎ問題ですが、(toho梅田スクリーン1のプレミアムシアター)
地震のシーンでかなり地響きの音が大きくなるんですね。
これの迫力が本当の地響きのような音による座席振動があって、最初ほんとに地震が起きてるんじゃないかと錯覚する恐ろしさがありました。
私自身はそこまで地震に大きなトラウマがあるわけじゃないんですが、見る人によってはかなりキツイな、たぶん子供だったら泣いてるなって思った。
②猫飼ってるからか、ダイジンが辛かった
感想の8割これ。
ダイジンの考察話は下の方に書こうと思うんですが、ダイジンは幸せにならないんだな、っていうのがハピエン厨であり猫飼いからしたら見ててただ辛かった。
ダイジンにも幸せを与えてください………( i _ i )ってなった。
かわいい ウチの子になるか?
③なんやかんや泣いてた
一人だし酒飲んでるしええやろ!
と思ってわりとずっと泣いてた。
ちなみに私は箸が転がっても泣く頭イカれ涙腺バカ女なので、そんな泣けるのかと言われたらなんの参考にもなりません。
けど、ヒートテックの袖で涙拭いてたら、ビッシャビシャになってた。きったね。
ちなみに劇場内もわりとずっと鼻を啜る音は聞こえてるなってイメージでした。
:ダイジンがかわいくて悲しかった
まず初めに、
映画を見たら特典があり冊子がもらえました。
これが後から気づいたんですが、1,2とあるらしく見るタイミングによって貰える特典が違うようです。
色んな人の考察を見ててアレ?これ冊子に解説が書いてなかった?と思ったらそういう時期の違いだった。
ちなみに私は2を貰いました。
2では、
・椅子が3本足の理由
・サダイジンが環さんを乗っ取った理由
・5日間という短い期間にした理由
等の解説がされてるのでよかったら映画館でもらってください。多分この記事を書いてる段階ではもらえると思います。
そういう意味では1で書かれてる内容を全く知らないので、下記トンチンカンなことを書いてたらすみません。
また自身が納得するためだけの文章なので、歴史的なこと、参考資料は何も調べてません。悪しからず。
逆にこれ見ると納得するよ!というのあれば教えてください。
【ダイジンについて】
1番悲しかったのでいろいろ考えた
納得したかったので色々考察を見て回ったのですが、
・元は人間が呪いを受けて要石になった説
・元々神様説
など色々あり、1番しっくりきたなと思ったのが、
"要石の役割はいろんな動物が担ってきて、その中で人間だったこともあった。要石になる過程で神を宿す。"
というのが個人的に1番しっくりきた。
最初、草太が要石になったのもあり人が担う人柱的なことなんだなと思ってたんですが、他の人の考察で
"草太が要石になった際いろんな動物の骨が海岸に落ちているのがわかるため、今までいろんな動物が要石になってきた。"
というのを見かけてなるほど人じゃない可能性もあるのかってなった。
ただ何が1番悲しかったかと言うと、
草太が石になる過程で冷たくて辛い、苦しいというのを言っていたのを見る限りダイジンたちも同じ苦しみを味わって要石を担っているんだろな、と感じた点。
鈴芽が石を持ち上げた際、冷たいと言いながら氷が溶けていく描写があった気がするので、
きっとダイジンも物語終盤、草太が助けてもらったようなドアを開けて救い上げてもらえた気持ちになったんじゃないかなと……
だからこそ鈴芽を好きになったんじゃないかと…
草太もまだ生きていたいと言っていたように、きっとダイジンにもそんな気持ちがあったからこそ草太に要石を押し付けてしまったんだろうなと勝手に思っています。
後完全個人的思考ですが、
サダイジンとダイジンではなぜかサイズが違うので、どちらかと言うとダイジンの方が幼いイメージなのかなと思いました。親子説もいくつか見たけど、その辺は特に何も思わず単純に幼いイメージ。
子供っぽいところがあったからこそ役割を押し付け逃げようとしたんじゃないかな〜〜知らんけど
そう考えると、鈴芽の子にはなれなかった、と苦しい要石に戻るダイジンを思うとただただ悲しい…
もう少し感謝を伝えるシーンがっつりあればダイジンも報われるのかな、とハピエン厨は思うのでした。
せめて、扉を探す道中でダイジンも少しは幸せや暖かさを感じる旅を過ごせたのならと願うばかりです。
まあでも逆に考えれば、もしかしたらある程度普通の人として生きてきた草太だからこそ辛く冷たく感じただけで、
ダイジンたちにとっては少し眠るくらいの感覚な可能性もある。だからこそ簡単に役割を渡して少しふざけてしまったのかもしれない。知らんけど。
ダイジンぬいぐるみ欲し〜〜〜あったかい布団の中で幸せにしてあげるね
:見た感想のゆるトーク
①キャラクター
【鈴芽】
ちょうど同時期にポケットモンスター新作ゲームが発売されたのですが、鈴芽がネモ(主人公のライバルポジ)にしか見えない
髪型も似てるし少し色黒気味なところも行動力がイカれてるところもネモにしか見えない
これを見た方にもネモにしか見えない呪いをかけました
【草太】
ハウルかよ。美少年すぎるやろ。
育ちがいいらしく、さん付けで人の名前を呼ぶ。なんかもう凄い。オタクが好きそう(ど偏見)
【芹澤】
いい奴かよ。みんな好きだよ。
なんかこう、なんやかんやみんなから悩み事相談されてそう。うるせ〜知らね〜言いながら色んな人に頼られてそう。
なんだかんだであいつ良いやつなんだよな、って言われてそう。
少女漫画だったら当て馬ポジ。
クソめんどくせぇ言いながら軽率に命張って助けてくれそう。
【ダイジン】
猫が好きなので当然なんですがしぬほどかわいい
声優さんも神的に声が合ってて最強にかわいい あの声ずっと聞いてたい
②少しネガティブ話
もう一回映画を見たいかと言われると正直たぶん見ない。アマプラとかで出たら見るかも。
自身がまだああいう直近に起きた、また今後起きる可能性がある災害をファンタジー的な雰囲気がある映画として楽しめる感じではなかったかも
映画としては日はまた登る、明日は来るみたいな明るい終演イメージあったけど、なんとなく地鳴り、激しいアラーム、人がたくさん死ぬよ^^!みたいな記憶が刷り込まれて、メンタルはすぐに治らない重苦しさが残った感じ
あと苦しむダイジン見て悲しくなる。
③新海誠監督の話
最近君の名は。も見直してて思ったことなんですが、2時間飽きることなく引き込まれる作品なのが単純に凄いなと思った。
わりとずっとながら作業しがちな所あるので、映画も家だと集中して見ないのですが、新海誠監督の作品は何回見ても集中して見れる作品だなと思ってる。
ただ君の名は、天気の子、すずめ、と見て改めて思うけど根本やストーリーがほぼ同じというイメージ。作ってる人が同じだから当然だけど。
たぶん次の作品が来ても同じような感想を持つだろうなと思う。それが良いのか悪いのかは分からないけど。
でもなんやかんややっぱ新海誠監督の作品は映画館で見た方がいいなと思っています。映像めちゃくちゃ綺麗だし。君の名は。は3回くらい観に行ったし。
そんな映画の感想でした。
久しぶりに新しい映画をひとり映画館で見たので、楽しかったです。
いつかくる災害に備えて、しっかり心構えをしていきたいなと思える映画でした。毎日おかえりが言えることに感謝を〜
おしまい
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