『あなたは〈わたし〉の読者』千鶴の気まぐれ実験詩 note用1
あなたは〈わたし〉の読者。
〈わたし〉はあなたの物語。
〈わたし〉は物語で、あなたといたい。
創造の世界は無限の宇宙。
言葉の海の砂浜で拾った感情のカケラに、
〈わたし〉は〈わたし〉の全てを込めるの。
すると、感情のカケラは〈わたし〉だけの言葉になる。
〈わたし〉だけの言葉は、長きにわたる雨を降らせ、やがて海になる。
新たな言葉の海が誕生する。
そして、また言葉の海は新たな言葉の海を出産する。
言葉の海も無限大。それに、
言葉は魔法。
〈わたし〉の言葉の魔法は、時に聖母となり、あなたを抱擁する。
抱擁されたあなたは、
あなただけの心の土壌に希望と夢に満ち溢れた至福の芽が生える。
芽は緩やかに成長し、蕾となり、優美に、けれども慎み深く開華する。
華はあなたという全てを愛撫する。
あなたの至福の光が、〈わたし〉の創造の宇宙をさらに広大にする。
だから〈わたし〉はあなただけの〈わたし〉でいたい。
〈わたし〉は、あなたの心の土壌に、微笑みの華だって咲かせられるの。
あなたが〈わたし〉を忘れないでいてくれたら、
きっと華は生き続け咲き続けるから。
〈わたし〉はあなたの光でいたい。
〈わたし〉は〈わたし〉という物語と、
あなただけの〈わたし〉で有り続けたい。
だって、〈わたし〉はあなただけの〈わたし〉だから。
__了
ということで、詩とやらを書いてみた。
いかがじゃったろうか?
今回は主にアメリカとイタリアとフランスとドイツの詩人家(エミリー・ディキンソン、アンドレ・ブルトン、
ジャン・コクトー、
ジュール・シュペルヴィエル、ギョーム・アポリネール、
エズラ・パウンド、ヘルマン・ヘッセ等々)の手法をモチーフに、
書いたのが今回の詩である。
ノープロット、ほぼ即興で書いた。
というのも、捻り出して書くというのは、
常に限界とやらがつきものなのじゃ。
詩や小説じゃろうとも、ライトノベル(ラノベ)じゃろうとも、
作者は己の創造の宇宙が存在しているということを忘れてはならんのじゃ。
題材なんてものは、常に己の身近な自然に無数とあるのじゃからのぅ。
よって、わらわも、読者のそちらも共に日々精進せねばならんのじゃ。
けっぱってまいろうぞ!
皆の感想コメントをお待ちしておるぞ。
フォロワーもなってくれたら、もっとうれしい限りじゃ。
以上、千鶴の詩と、あとがきというか能書きであった。
皆様からの暖かな支援で、創作環境を今より充実させ、 より良い作品を皆様のもとに提供することを誓いま鶴 ( *・ ω・)*_ _))