【大人のピアノ】リベンジシリーズ②シューベルト即興曲Op.90-4
封印していた4番に取り組むことにした
アラベスク第1番とともに勉強し直しているのが、シューベルト即興曲Op.90-4。
これは、小5の時、地域のピアノの先生方の研究会か何かで弾いて、お褒めのフィードバックを頂いたもの。その後、ちょくちょく弾いていましたが、勢いでガンガン弾き続けた結果、徐々に崩れてきてイヤになり、弾かなくなりました。そして、ブランク。一時ちゃんと弾けていたものが弾けなくなった挫折感もあって、封印。触れずにいました。
しかし、そういうものはなぜかアンテナ引っかかる。
1度目は、出張中の飛行機の中。
ANAのクラシックチャンネルで、とても美しい演奏を聴きました。
2度目は、老人ホームでの入所者の演奏。
きっと、ピアノを専門に勉強されたかお仕事にされていた方とお見受けします。中間部の表現など味わい深い。
3度目はこの方の演奏会でこの曲を聴いたこと。
平井千絵さん。2023年春。自由学園明日館でのコンサートでの演奏。
優しくて美しくて・・・・。あー、またこういう風に弾けたらいいなあと思い始めました。
4度目はブッフビンダーさん。
アンコールで極上の演奏を耳にしてしまいました。
本当は、同時期に弾いていて、そこそこ弾ける2番に取り組もうと思っていたのですが、やはりこれに向き合おう!と決めました。
得意だったはずなのに・・・・・
先生に宣言して、まずは練習。みて頂く程度には仕上げていかないと。
古い楽譜です。
「へんな音が出る」は小5の私の書き込み。
中間部、まだ手が小さくてオクターブがやっと。メロディーを鳴らすのが大変だったようです。
一応、弾けるようにはしていきました。
しかし、ずっと「オリャー!💨」と速いスピードで弾き続けていたので、右手のコントロールがききません。ショパンエチュードじゃないし・・・こんなに速くないよね?と、頭ではわかっているのですが、遅く弾けない💦
仕方ないのでそのままレッスンに行きました。
全取っ替えされた😄
先生からの一言。
「よく指が回るね・・・」でした。
その後は、シューベルトがどのような気持ちでこの曲を書いたのか、なぜこの構成になっているのか・・・・などの話。
辛い人生を過ごしたシューベルトが晩年に作曲したのが即興曲集。
幸せな時期を思い出すように、繰り返しが多いと言われている。なんて悲しいの😭
短調の次にフッと優しい長調のフレーズが来るのは、苦悩の中の幸せな記憶なのでしょうか。
ガンガン弾いていい曲ではなく、優しく、優しく奏でる必要があります。
・・・で、指や腕の使い方、音の鳴らし方、ひとつひとつ全取っ替えです😄
「ピアノを弾く」のではなく、「ピアノに弾いて貰う」😲
降りてくる細かいフレーズもテンポを保ってゆっくりと。
「速くならないように練習して。たまにメトロノームでチェックも。ただし、ずっとやらないこと」
「アーティキュレーションも重要。リズム練習も忘れずに」
弾き方、漸くわかりました。
難しいです。
ドビュッシーとはまた違う難しさ。
昔、ガンガン弾いて、褒められたのは幻~💦
ブッフビンダーさんの演奏目指して、日々練習しています。
シューベルトが好きになった
特別好きではなかったシューベルトですが、やってみると面白く、好きになりました。ひとつひとつのフレーズが深みがあって美しい。
Op.90の4曲は全部レッスンして頂こうかなと思っています。
この4曲はストピでサラッと弾けるようになりたいですね。
まず2番。これも小学校の時レッスン済みですぐに仕上げられるので、次。
その次は1番をやりたいです。こちらは自己流でしか弾いていないので、ちょっと時間かかりますが、再度譜読みして持っていきたい。壮大で素敵です。
余裕あったら3番も学び直したい。