歌舞伎がますます面白い!~八月納涼歌舞伎
毎月1回は歌舞伎を観ています。
今月は歌舞伎座に2度行きました。
八月納涼歌舞伎は通常月とは異なり、3部構成。
もともとは、1部のチケットを取っていました。3部もいいなとは思ったのですが、諸事情で1部を選択。
第三部 新・水滸伝 最高でした!
しかし、3部の「新・水滸伝」がネット上で話題となっていて、やっぱり観たいなと思い始めたところに、イープラスからメールが。
貸切公演のご案内でした。
お値段が少しお安くなっていて、日程OK。
これは行くしかありません!
イープラス貸切公演。満席です。
いつもと少し雰囲気が違います。歌舞伎座に初めて足を運んだお客さんも多いように思いました。
開幕前にイープラスの方から挨拶。松竹とのコラボは初めてとのこと。
歌舞伎界もエンタメ業界も大変な時代、こうした試みはどんどんやっていくとよいですね。
歌舞伎座では初登場の新・水滸伝、期待以上に面白く、素晴らしい舞台でした。
隼人さん、團子さん、上手です。お二人とも華があってスタイルもいい。ぐっと惹きつけられました。
その他、壱太郎さん、笑也さん、笑三郎さん、中車さん、浅野和之さん・・・・全員によって、迫力ある舞台が創られていました。
歌あり、アクロバティックな動きあり、ウィットに富んだ台詞のやりとりあり。心から楽しめました。
幸四郎さんはどこで出てくるのかな?と思っていたら、最後の10分ぐらいで登場。雰囲気がぐっと締まりました。
第一部 裸道中、笑えました
日を変えて、前に取っていたチケット。
第一部 次郎長外伝 裸道中
こちらも歌舞伎座では初めての上映。
これは小気味よい台詞のやりとりで物語が進みます。
七之助と獅童の夫婦が主人公。
二人のやりとりが本当に可笑しくて、何度も笑いました。
上手いですね~。
笑いながらも、人情を感じられてほっこりする物語。よかったです。
もうひとつは大江山酒呑童子。
鬼役の勘九郎さんの技が光りました。
歌舞伎界全体で盛り上げようという雰囲気
重鎮の役者さんが次々に亡くなってしまい、猿之助さん達が盛り上げてきていた歌舞伎界。その猿之助さんが出られなくなってしまい、大ピンチ。
そこで、歌舞伎界全体で頑張ろうという気概が、役者さんだけでなく、それを取り巻く全体から伝わってきます。
私も歌舞伎を観始めたのは20代で、かなり長くなっていますが、最近、「面白いな!」「楽しいな!」と思う瞬間が増えました。
歌舞伎座内のお店も、昔よりずっと充実していて、つい何か買ってしまいます。
インバウンドのお客さんもかなり増えてきている昨今。
伝統を大切にしつつも、新しい価値観を取り入れて、末永く盛り上がっていって欲しいと思います。
歌舞伎は長く観ていると、より面白い
歌舞伎役者さんはメインの役者さん達は世襲制です。
小さかった子がだんだん成長していって立派になる。
親戚のおばちゃん状態で観ることができるという楽しみもあります。
最近観始めた方もぜひ長きにわたって見守っていただきたいです。