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極上の音楽:ミュンヘン・フィルハーニー管弦楽団、トゥガン・ソヒエフ、そして小林愛実さん 2024/11/7
ミュンヘンフィル(指揮ソヒエフさん)の演奏会。
小林愛実さんのパガニーニの主題による狂詩曲を聴きたくてチケットを取りました。
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LAの一番前の席。オケに触れそうです。
チェロの女性、オープニングの楽譜がなくてソワソワ。どうするの?とドキドキしました。結局お隣さんのを見せて貰っていましたが。
小林さんは真っ赤なパンツスーツ。気合い入ってる!
演奏はいつも通りの綺麗な音。よく伸びる。この場所だとオケの音の方が大きく聞こえるのは仕方なし。ソヒエフさんが、オケの音とのバランスを繊細に調節しているのがよく見えました。
ピアノがソロの部分、とても澄んだ音。18変奏はとびきり美しく、お隣の男性はハンカチ出して泣いていらっしゃいました。
アンコールは、ご自身が大好きとおっしゃっているショパンプレリュードの17番。心に響いた。
そして、休憩後のシェエラザード。圧巻でした。
この曲は、昔全盛期の伊藤みどりさんが使っていて、大好きになった曲。
先程はピアノに合わせて抑え気味だったオケ、全開!
ソヒエスさんとともに、自由にストーリーを描いています。
ずっと物語の中に入り込んで映像が目に浮かんでいました。そして、コンマスの青木尚佳さん、素晴らしかった。
最後の一音が鳴って、場内しーーーんと静まりかえり、余韻を味わいました。その後もボーッとなってしまいました。
席の列の数名と最後までオケの人をお見送り。目を合わせて直接バイバイできて楽しかった。
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実は、帯状疱疹を発症して、脇腹と背中がかなり痛かったのですが、極上の音楽が鳴っている間はすっかり忘れることができました。