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アイデンティティの形成にはベストタイミングがある

ついに日本でも緊急事態宣言が出されましたね。
ゴールデンウィーク明けまでこの状態が続くとのことなので、これでいよいよ経済が停滞していくことになるのかなと思います。
ただ、あんまり悲観的なことばかり言っていても良いことないので、ポジティブに前を見て、自分たちのやるべきことをやっていこうと思います!!

さて、よくいくつになっても自分探しの旅が終わらない人がいます。

「自分は本当は何がしたいんだろう?」
「自分にとっての天職はなんだろう?」

こういう人って、継続力がないし、集中力もなく、一点突破ができないのでなかなか成果が上がりません。とても残念な人です。僕もその一人です。

一方で、

「今の仕事が自分の天職だ!」
「自分は生まれ変わっても同じ仕事に就いてるだろう!」

と思っている人はやっぱり何かしらの成果を上げています。
そりゃ当然で、自分のやりたいことを思いっきりやれるので、継続力も集中力も高くなります。

これはアイデンティティの形成がしっかりできていて、自分が何者かを定義できているかどうかの差です。
このアイデンティティの形成は早ければ早いほど、迷いがなくなり、成功の確率も高くなります。

が、僕個人としては、アイデンティティの形成にはベストタイミングがあると思っています。

どういうことかというと、僕自身の話になりますが、僕は小学生の頃からサッカーを始め、中学、高校とプロサッカー選手になることを夢見ていました。
着る服、履く靴は常にサッカーのもの。授業中でもサッカーの雑誌やサッカーショップのカタログを読んでいました。学校は休んでも部活には出るような学生時代でした。
僕のアイデンティティは子供の頃からサッカー選手で、サッカーが上手くなることが生活の全てでした。

でも、プロサッカー選手にはなれませんでした。
高校最後の大会、冬の選手権、県大会決勝でPK戦の末敗れ、全国大会で活躍してJリーグのスカウトを受けてプロサッカー選手になるというプランは砕け散りました。
ゴールキーパーながら身長180cm以下だった僕にとっては、全国大会で活躍してプロになるというプランだけが唯一の望みでした(本当はもっと他の方法もあったのかもしれません)。

僕は高校三年生の冬にアイデンティティを失いました。
大学の附属の高校でエスカレーターで大学進学することもできたのですが、自分のアイデンティティが見えない状態で大学に進学することが受け入れられずに、僕は浪人の道を選びました。
浪人中に自分の好きなこと、やりたいことを考えてみましたが何も見つかりませんでした。するとタイミングの悪いことに2002年ワールドカップが始まってしまい、全試合スカパーで観てしまい、そこで盛り上がって大学受験をやめ、フリーターとなり、やりたいこと探しの旅に出てしまいました。

これは僕の人生の大きな失敗だったかもしれません。
当時の判断を後悔はしていませんが、もっと真剣に考えていればよかったかなと思うことはあります。

僕が思うに、アイデンティティの形成は大学生や社会人なりたてくらいの時にされるのがベストタイミングな気がします。
早すぎるとそのアイデンティティと実態が伴わない状態に陥る可能性が高くなり、そのギャップに対応できなくなるリスクがあります。
反対に、アイデンティティの形成のタイミングが遅くなると、迷子の期間が長くなり、最も成長できる20代30代を無駄に過ごすことになります。

今20代30代の方は、このタイミングで自分のアイデンティティを確立してしまいましょう。
その方法がわからない人がいるかもしれませんが、簡単です。
今、目の前の仕事を自分の天職だと決めることです。
これは気持ちの問題だけで、決めるだけです。
決めてしまえば一気に楽になります。
決めたのだから、あとはそのことについて深く研究をするのです。
研究をするとその対象のことを好きになります。
結局人は、最も良く知るものを好きになるのです。

20代30代で、今、このブログを読んだ人はラッキーです。
先送りせず、今、決めましょう!
自分の今の仕事が天職だと。
40代50代でも、何事も遅すぎるということはないので、これを機に今決めちゃいましょう!

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