5ウェイポジショニングと温泉通
極楽湯の株が上がるかどうかを調べているうちに、都内の温泉事情にかなり詳しくなってきましたw
今日は競合分析を行っていきます。
競合分析で使うおすすめフレームワークは5ウェイポジショニングです。
イメージは4Pフレームワークと似ていますが、より現代のビジネスに近づけたものになっています。
5ウェイポジショニングでは、5つの要素に分けて競合他社との競争優位性を分析していきます。
5ウェイとは、
① 商品力
② 価格
③ アクセス
④ サービス
⑤ 体験価値(ホスピタリティ)
の5つのことを指し、この5 つの内、 1 つを 5 段階評価の5(支配的レベル)、もう1つを 5 段階評価の4(差別化有効レベル)、そして残りの 3 つは 5 段階評価の3(平均レベル)を目指せば良いポジショニングが取れるというものです。全てで高評価を目指すのではなく、自社の強みを活かして勝てるところを伸ばしていこうということです。
もちろんクレームレベルの弱点を持っていては競合には勝てないので、2以下を持っていてはいけません。自分たちが苦手なところは競合をとことん真似て平均レベルまで引き上げます。そうすれば、自社の強みで競合に対して差別化を効かせて勝利を収めていけるようになります。
さて、都内の温泉というとこでネット検索して、とりあえず3つの温泉施設をピックアップしてみました。
それが、大江戸温泉物語、Spaラクーア、まねきの湯です。
いくつかのランキングサイトを見てみましたが、アミューズメントが併設されており、極楽湯(RAKU SPA 1010神田)と近い施設となっています。
横軸を5ウェイ、縦軸を競合としてマトリックスを作ります。
そして、実際にこのマトリックスを埋めていきます。
まず、商品力。
競合を調べてみて気づいたのですが、RAKU SPA以外は天然温泉です。
温泉の泉質を商品力として捉えるか、アミューズメントや食事の内容を商品力と捉えるかなど、認識によって点数も大きく変わってくるかと思いますが、これは、僕個人の意見ですが、意外とこういう銭湯施設においては、天然温泉かどうかというのは大きなポイントになると思います。
事実、ランキングサイトでは天然温泉であるかどうかが一つの大きな採点基準になっていました。
そのように考えると、天然温泉でかつ奇麗で大きな施設を持っている大江戸温泉物語とラークアが5、まねきの湯が4、RAKU SPAは温泉ではないですが、アミューズメントが充実していることから3という点数にしました。
次に価格。これは簡単。RAKU SPAは1,490円、大江戸温泉物語 2,380円、まねきの湯 1,500円、ラクーア2,900円となっています。時間や使える範囲が異なりますが、ここはとりあえず、最も安いRAKU SPAとまねきの湯が5、大江戸温泉物語が4、ラクーアが3としました。
アクセスについては、RAKU SPAは神田、大江戸温泉物語はお台場、まねきの湯が船堀、ラクーアが水道橋となっているので、RAKU SPAとラークアが5、大江戸温泉物語が4、船堀が3という点数にしました。
サービスについては、アミューズメントの充実度合いやバス送迎の有無などで分けることしました。
そう考えると、大江戸温泉物語が5、まねきの湯とラクーアが4、RAKU SPAを3としました。
最後に体験価値。これは顧客自身が感じる価値(体験)となるのですが、これは本当に自分自身が体験し感じる必要があるのですが、ここはHPの雰囲気から感じ取って点数を付けてみます。(完全に主観ですが、)ラクーアが5、大江戸温泉物語とRAKU SPAが4、まねきの湯が3となりました。
5ウェイポジショニングの結果はこんな感じです。
RAKU SPAが強いのは価格とアクセスです。
この強みを打ち出して、都内の女子やサラリーマンをどんどん集客していくというのが一つの戦略になるのではないでしょうか。
そのためには店舗を出すための出店戦略が非常に重要になると思いました。
最後に、すべてのお店に対して謝罪を。
僕自身が直接行っていない中で勝手な分析をしてしまって大変申し訳ないと思っています。
必ず来月末までに、すべてのお店に行って、ちゃんと体験をしてこようと思ってますので、このような記事を温かく見守っていただければ幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。
※ 参考ランキングホームページ
<じゃらんnet>
https://www.jalan.net/kankou/130000/g1_18/
<暮らし―の>
https://kurashi-no.jp/I0020502
<my best>
https://my-best.com/4913
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