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君はどっちだ?

今回の新型コロナウイルスの影響で、公園には今まで以上に家族やカップルの姿を見るようになった気がします。
映画館やゲームセンター、ショッピングモールなど、多くの商業施設が営業自粛を行っているため、街まで遊びに行かずに、家族や恋人同士の時間をゆっくりと過ごすようになったのだと思います。

サピエンス全史では、テクノロジーの発達により、人類はより忙しくなってしまったとありました。
例えば、昔はeメールなんてなかったので、手紙を書いていました。
手紙を書くと相手に届くまでに1週間、また戻ってくるまでに1~2週間かかるので、手紙を書こうと思ってから相手の返事を受け取るまでに、1ヵ月くらいの期間がかかっていました。
でもそのおかげで、手紙を書くときは、必要なことだけを、しっかりと相手に伝わるように、心を込めて書いていました。
そのため、受け取った側も、相手が本当に伝えたいことは何かを考え、そしてまたしっかりと相手に伝わるように、心を込めて返事を書いていました。

一方、現代は何かあればすぐにeメール(最近はLINEの登場により、さらに簡易になった)でどうでもいいことを連絡します。
どうでもいいことをパパっと書くので、誤字脱字も多く、心もこもっていない。
そんなメールのやり取りを1日に何十往復もするようになってしまった人類は、果たして昔の人類に比べて豊かになったと言えるのでしょうか?


こんな問いに対する答えを、今回のコロナウイルスは人類に教えてくれようとしているのかもしれません。

さて、今回のコロナウイルスの影響でもう一つ大きな変化が起きていると思います。
それは、勉強をしようとする人の増加です。
在宅勤務となり、家と会社の往復時間が削減されたため、人々は時間的余裕が生まれ、今の内に勉強をして、コロナ終息後の経済の揺り戻しのための準備をしようと考えています。


これはとても素晴らしいことだと思いますが、僕はこれは大きな分岐点だと考えています。


今、多くの人がインプットに意識が向いています。
つまり、コンテンツを求めているということです。
きっと、このブログを読んでくれている人も、YouTubeやNetflixなど、インターネット動画を観る時間は今までよりも増えているのではないでしょうか?


今から動画を観て学ぶ側に入るのか、それとも動画を作り教える側に入るのか。


大きな意思決定の時です。


「まだ自分は勉強不足だから人にものを教えるなんてとんでもない!」

人に教えるということは、そんなに大変なことではありません。
なぜなら、教える相手というのは、自分よりもそのことについて詳しくない人が相手だからです。


もし僕が会計について教えようとするなら、相手は会計士の人ではなく、会計にあまり詳しくない経営者の方や、会計を学びたいと思っている営業部のサラリーマンの方、あるいはコンサルタントを目指している新卒や大学生向けにやるでしょう。

もしあなたがまだ新卒1、2年目くらいの新米なら、教える相手はその会社の社員ではなく、自分がいた大学の後輩や、他の会社で働いている同じ新卒1、2年目の新米相手に教えればいいのです。


誰もが知っている最も効果的なインプット方法は「教えること」

それなのに、ほとんどの人が教えることを怖がり、避けるため、教える人と教わる人との差はどんどん広がるばかり。


今、この時がチャンスです!

チャンスの女神は前髪しかありません。


教える側に回るか、教わる側に回るか。

君はどっちだ?


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