心の病はメンタルが弱い?
“心の病„はメンタルが弱いからと簡単に言って、片付けてしまう人が多い。
ちょっとびっくりする程に多い。
大概、簡単に結論づける人は、心の病になった経緯に関心がない。
関心がないから理由を探らない。
想像しない。
だから単純にメンタルが弱いと結論づけられる。
私はパニック障害で、妻は娘の保育園時代のママ友、小学生の娘が通う学校のママ友に(中には精神科の医療従事者もいる。)
私のパニック障害の事で相談したり、助言も求めたりするのだが、
「パパさん、ああ見えて弱いんだね。」
「パニックか~、気が小さいんだね。」
「パニックは気の持ちようなんだよ、パパさん、気持ちがすぐに負けちゃう人なんだね。」
曖昧すぎる返事ばかりのよう。
私は妻からこんな返事がきたと聞く度に、変に感心させられる。
相談した相手の誰1人として、私がパニック障害になった経緯に関心を持たなかった事。
心の病は弱いからなる。それだけ。経緯やストーリーなんてない。
そう思っているのだろう。
親しい友人も、私がパニック障害になった経緯を聞かないし、
「負けるなよ。」
「頑張れよ。早く治せよ。応援してる。」
決まりセリフのようだ。
「一体どれ程の辛さを経験したんだ?話せよ!」
そう言って経緯を聞こうとする人は本当にいない。
遠慮して聞きづらい感もあるのだろうが、やはり、
心が弱いから。
そう結論づけているのだろう。
実際に私がパニック障害になるまでの経緯を話したら、簡単にメンタルが弱い、気持ちが弱いなどとは思えなくなるはず。
しかし私は男だし、聞かれなければ自分から言うつもりはない。
つまり、親しい友人にも、一生理解されないわけだ。
少しさみしい。実は、わかってほしい気持ちがある。(かなりある。)
やせ我慢している!
私なら、必ず聞く。
どうしてそうなったのか、どれ程、我慢強く過ごしているのか、どのように苦しいのか、辛いのか、必ず聞く!
それは私が心の病を経験したからそう思えるのか、、なるだけ聞いて、想像して、自分にいま出来る事で、少しでも力になる!
実際に娘の友達でも自律神経失調症、発達障害、自閉的の子たちがいて、私は日々の辛さや不満事まですべて聞く。
聞けばわかる事がある。いや、聞かなきゃわからない!
私はパニック障害になって優しくなれたのだろうか。。
なるだけ寄り添い、話を聞いて、想像して、話をする。
優しさとはこんなところにあるんじゃないだろうか。