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「アボカド」について



〈目次〉
1.アボカドの基礎知識
2.アボカドの歴史
3.アボカドは野菜?果物?
4.アボカドの栄養について
5.アボカドの食べ方や調理法について


1.アボカドの基礎知識
クスノキ科ワニナシ属で、原産は中南米地方です。メキシコが世界最大の生産国です。

日本で流通している多くはメキシコ産のアボカドで、輸入量もアメリカに次いで2位となっています。

国内では和歌山・静岡・宮崎などでアボカドが生産されていますが、生産量はとても少ないです。

市場に出回っているのは殆どがメキシコやアメリカ産のハス種です。

ハス種のアボカドは皮が厚く、追熟を必要とするため、輸出に適している特徴があります。

熱帯で育つ植物であり、実をつけるのに5〜6年かかるため、台風や寒波などには弱いです。

そのため、環境に耐えられない可能性が高いため、アボカドを生産する日本の農家は少ないようです。



2.アボカドの歴史

アボカドは、7000年前頃から食べられていて、16世紀にアメリカ大陸に渡ってきたと言われています。

日本にはおよそ100年前に入ってきたようです。




3.アボカドは野菜?果物?

アボカドは分類でいうと果物です。
ただ、「野菜的果実」と呼ばれ、果物ではありながら野菜のように食べられています。

野菜的果実には、レモン・未熟なパパイヤなどがあります。




4.アボカドの栄養について

◻️アボカドの栄養(100gあたり)
・カロリー:186kcal
・脂質:19g
・コレステロール 0 mg
・ナトリウム 7mg
・カリウム 720mg
・炭水化物 6g
・タンパク質 2.5g
・ビタミンC 15mg
・カルシウム 9mg
・鉄 0.7mg
・ビタミンD 0µg
・ビタミンB6 0.3mg
・コバラミン 0µg
・マグネシウム 33mg

カリウム・葉酸・ビタミン群・食物繊維・ミネラル(鉄・リン)が豊富です。

体内の余分な塩分を排出してくれるカリウムが豊富なため、生活習慣病予防になります。

また、「森のバター」と言われるほど脂肪が豊富です。不飽和脂肪酸(オレイン酸)が主体なので、体内でコレステロールになりません。

良質な油なので、美肌効果にも期待ができます。

食物繊維の働きにより便秘にも効果的で、また、高カロリーのため夏バテ予防にも効果的です。

カロリーが高いものの、アボカドはダイエット食品としてもオススメです。

理由として、
・不飽和脂肪酸(オレイン酸)が摂取できる
・食物繊維が豊富
・栄養素が高い
・腹持ちが良い
といったことがあげられます。

また、オリーブオイルと同じオレイン酸なので、腸内の善玉菌を増やす効果があります。

加えて、食物繊維が豊富なので、腸内の掃除もしてくれます。

腸内環境が良くなるので、免疫力アップや便秘解消にも期待できます。


5.アボカドの食べ方や調理法について
熟したアボカドは、うっすら甘みがあり、ねっとりと濃厚な味わいがあります。

サラダに入れても良いですし、加熱しても美味しいです。


アボカドをスライスして、醤油をかけて食べると「トロ」の味がするというのは有名ですね。

マヨネーズと合わせて混ぜて、ディップにするのも美味いです。

メキシコのサルサである「ワカモレ」も、トマト・玉ねぎ・ライム・パクチーと合わせれば簡単に作れます。


濃厚でネットリしたコクがあるので、脂身のない赤身肉と合わせると、ヘルシーな上に旨味が増します。




参照元: 「すがや」Webサイト

以上

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