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IS曲線とは(マクロ経済学、IS-LM分析 ②)


IS-LM分析とは、経済政策の効果を計る際に役立分析です。分析には、LM曲線とIS曲線を使います。

本記事は、IS曲線について解説いたします。


IS曲線とは、財市場(※)において、国民所得(Y)と利子率(i)が均衡する関係を示した曲線のことです。

※財市場:  「モノ」の売り買いの市場

原則として、下記の図表のように、右下がりの曲線となることになります。

この曲線の性質を簡潔に説明いたします。ここでは、財市場の均衡から外れる場合を考えます。

IS曲線上にあるすべての点は、供給と需要が均衡しているということですから、これから外れている場合は、不均衡状態を意味します。


図表を使って説明すると、E点は、曲線上にあるので均衡していますが、A点は、同じ国民所得(Y0)ですが、不均衡な状態です。

この場合、A点は、E点よりも利子率が高くなっています。

そのときには、投資が小さくなっているので、供給に対して需要は小さくなっており、いわゆる、「超過供給(excess supply)」に陥っています(曲線の上方はすべてそうなっています)。

逆に、B点では、同じ国民所得でも利子率が低いので、投資が増加して、結果、「超過需要(excess demand)」となっています(曲線の下方はすべてそうです)。


引用元: 「一般財団法人グローバル経営学会」Webサイト

以上

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