帝国ホテルのカレー
現在、帝国ホテル 東京の中にあるレストラン『パークサイドダイナー』で、伝統のある有名なカレーを味わうことができます。
大正期に失火により焼失した帝国ホテルは、1923年に再建されました。
当時の石渡料理長が、近代フランス料理の技法をカレーに取り入れたのが始まりです。
あえて裏ごしせずに素材感を生かしたまま、旨みを引き出したカレーソースが生まれたのはこの時期に遡ります。
玉葱のコクとトマトの酸味、セロリの苦味、長時間煮込んだブイヨンを生かしたカレーソース。
ここに柔らかいビーフが入ったカレーライスは、昭和初期から洋食ファンやカレーファンの憧れの一皿となっていました。
カレーのスパイスの使い方は時代とともに変遷があるものの、90年前に完成したカレーが、今なお人気を博しています。
近年は、基本のビーフカレーと同じカレーソースを使った野菜カレーも人気メニューとなっています。
このカレーは美しく盛り付けられた野菜にカレーソースをかけていただくスタイルで、ライスよりも野菜の方が多いという贅沢な一皿です。
参照元: 「横須賀 みんなのカレー食堂」Webサイト
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