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事業の目のつけどころが肝心

あなたは、これまで新しい事業をやってみたい、と思ったことはありますか?
これから、事業を始めようと思う人のために、失敗しない事業の作り方について、述べていきたいと思います。
野菜を作ろうと思うときは、必ず、「何の種を植えるか」をまず決めます。
大根は大根、ほうれん草はほうれん草。人参の種から茄子が生えるわけではありません。
しかも、同じ種でも、「よい種」と「わるい種」があります。実はこのことがあまり知られていない。よい種とは、よい作物を作るうえで決定的に必要な条件なのです。
ビジネスも同様に、よい種=よい着眼から、実りの多いビジネスにつながっていきます。
事業は、野菜の種のように、最初に思った通りにしか育ちません。
よい種を手に入れて、それを蒔いたとしても、土壌や気候の変化によって、必ずしも良い作物になるとは限りません。
ビジネスにおいても、実際やってみて、試行錯誤、ピポット(方向転換)しながら育てていくものであります。
しかし、いずれにしても、まずはよい着眼(種)から見極めていかねばならないと考えるべきです。
これが、私が長年ビジネスの立ち上げに関わってきて本当に重要なことであると考えている、第一のポイントになります。
それについてまずお話しします。


①【強みの存在】得手に帆あげて…あなたの強みから始める

どんなビジネスを始めようか?と考えるときに、まず目を付けてほしいことは「あなたの強みは何か」を明らかにし、「強みから始める」ことを見ていくとよいでしょう。
このように言うと、強みはない!という人もおられるかもしれませんが、心配無用です。ここでいう、強みとは次のようなことです。

  • 好きなこと・飽きずに、続けられること

  • 興味関心・好奇心、こだわりを失わないこと

  • 他の人は「やりたくない」かもしれないけど、自分は「やりたい」こと

これらに当てはまることがあれば、それはもう、立派なあなた独自の強みだと言えましょう。

ゲームが好きで、一日中やっていても疲れない。動物や植物の写真を撮るのが好きで、これまでに何千枚も撮っている。などです。「これはもう趣味の世界だから、ビジネスにはならない。」「趣味と仕事は分けた方がいい。」という声も聞えてきそうですが。私はそうは思いません。

「好きを仕事にする」

そうすることで、商いが「飽きない」になります。
仕事に工夫が生まれてきます。

もちろん、趣味の延長で仕事をしている人はたくさんおられ、その多くの人は「そこそこ」しか儲かっていないのも事実です。

趣味の仕事は儲からないのは、なぜか?

それは、現状に甘んじてしまい、「戦略とビジョンを元にしたマネジメント・しくみの欠如」が原因です。(これは後述します)

まずは、「あなたの強み」に着眼し、それをベースに取り組んでみてください。


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