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カナル型信者の同志たちに伝えたい、BoseUltraOpenEarbudsが異次元の扉を開いちゃったぞ!

昨年の発売からずっと横目でチラ見し続けてきたBoseのオープンイヤー型イヤホンを、この度ついにわが家へお迎えした。

私は音楽が趣味の一つであり、中でもハードロックやメタルなど重低音の効いた音楽が好みだ。そんなわけで過去2代、計7~8年ほどBoseさまの歴代イヤホンのお世話になっている。話が長くなるので割愛するが、イヤホン購入の度にありとあらゆるイヤホンを試すものの、結局音のクオリティで満足できるのはBoseという結論に至る。並みいるライバルたちを押しのけて最終選考対象となるファイナリスト常連はSony、Zenhaizer、Shure(ShureはBose 以前に愛用していた)あたりなのだけれど、私の中では装着感、音質ともにBose が圧倒的優位を占めている。完全に好みの問題だが、どうやら私の耳はBose向きらしい。

というわけでそろそろ新しいイヤホン欲しいな、と思っていたところに発売されたのがUltraOpenEarbuds(以下UOE)なのだ。

Ultra Open Earbuds(全8色 限定カラーあり)

プロモーションがかっこよかったし、デザインがオシャレだったこともあり即座に反応はしたものの、すぐに手を出さなかったのにはふたつ理由がある。

理由①オープンイヤー型イヤホンであること(カナル型最強!)
理由②オフィシャルサイトのレビューがいまいちだったこと

最近はイヤホンの主な用途が【周囲の騒音をシャットアウトする】となっている身としては(職場がうるさいのだ)、「オープンイヤー?はいダメダメ、役立たず。次の方~」くらいの感覚であった。
そうこうしているうちに自転車でのノイズキャンセリングイヤホン装着が問題になり、周りにオープンイヤー型のイヤホン利用者が増えるなどイヤホン界隈の事情が変わってきた。そこですでに利用している方々にいくつか試させてもらったが、やはりどれも満足のいくものではなく、これならいらないかな~、と考えていた。

そして年が明け、現在使用しているイヤホンが頻繁に充電切れを起こすようになってきたこと、携帯とうまく接続しなくなるなどよくわからないエラーが増加し、ここらで新しいイヤホンを導入しようと改めて腰を上げた次第。もちろん検討の最優先に上るのはBose。また過去10年の経験から、ほかのブランドの検討はすっ飛ばしBoseのラインナップの中で決めちゃおう、とズボラ魂全開でHPをのぞいてみた。

当初の最有力候補はBose Quiet Comfort Ultra Earbuds。

安定の静寂 Quiet Comfort Ultra Earbuds

こうして書いてみると何とも長い名前だ。こちらは現在使用中モデルの特性を引継ぎ、さらにノイズキャンセリング機能が発達したBose最強、すなわち世界最高峰のカナル型イヤホンである。こちらを買う気満々だったのだけれど、発売時期を見て手が止まった。こちらのモデルの発売は2023年、すでに発売から2年が経過しようというモデルである。Boseの新作発表のペースを考えると、これは間もなく新作が発表されるのでは…?購入した翌週に新モデル発売!などとなったら結構なショックである。そう考えた途端、購入ボタンを押す手が止まった。
他のカナル型イヤホンも見てはみたものの、一度QuietComfortの味を知ってしまった者に引き返すという選択肢はない(とにかく遮音が素晴らしい)。そこで改めてUOEのページを開いてみた。1年の間にレビューの数は増え、軒並み好評であった。”つけているのを忘れる快適さ”、”コンサート会場にいるような音の広がり”、”音漏れが気にならない”などの評価の中、ひと際目を引いたのが、

”想像よりもずっと良かった”

というレビュー。
想像より?ずっと??良かっただと???
何とも蠱惑的な意見である。
通常新しいガジェットを購入する場合は期待値が上がりすぎるのか、良くて”思ってた通り”、”思ったほどじゃなかった”といった、やや右肩下がりの意見が多い印象だが、まさかの”思ってたより良かった”発言である。これはなかなか気になるご意見だ。そして買ってよかったという人が圧倒的に多く、気に入らないという意見はごく少数なのである。情報操作してるのか?と疑いたくなるレベルだが、それにしても発売から1年でこれほど評価が高止まりしているのは注目すべき点だ(通常は最初高評価、購入者が増えるにしたがってネガティブな意見も増加し、評価は均されていくことが多い)。

これらのレビューを見て俄然購入意欲がわいてきた。今ならカナルイヤホンも並行して稼動可能だし、ここはいったんオープンイヤー型を試してみて、気に入らなければカナル型に買い替えよう。そんなわけで夜更けに購入ボタンをポチったのである。

UOEさまがご到着

そしてとうとう我が家にUOEがやってきた。
パッケージを見て驚いた。ちいさっ!

この写真じゃサイズ感わからなかったな

Boseをお使いの方、また検討されたことのある方ならお分かりかと思うが、Boseの数少ない弱点は【ケースが大きい】ことである。それに伴い外装も大きくなってしまうのがBoseさん。購入すると毎度無駄に大きな紙袋に入れて渡されたりするのである。それが、今回は小さくて薄い箱!そして開けずともわかる軽量感。素晴らしい。

本体ケースで大きさの違いをご確認ください

そそくさと開封すると、中身は本体と充電ケーブルのみでシンプル装備。さっそく充電しいよいよ初装着である。そっとケースから中身を取り出し、恐る恐る耳へ装着。持った感じは思ったより柔らかくて心許ない感じながら、装着感は悪くない。軽いし柔らかく、落ちそうで落ちない感じがちょっと慣れない感じ。どこにあるのが正解なのかいまいちわからないが、自分の感覚で痛くなく、緩くないところにあればいいみたい。取説のNG例はどれも極端な感じだったけれど、実際こういう使い方する人もいるんだろうな。

ユニークな装着例

Boseは詳細設定をするためにアプリと連携する必要がある。連携は簡単、1分程度で出来る。ここで目玉機能、イマーシブオーディオの設定へ。イマーシブオーディオは別名空間オーディオとも呼ばれ、没入感と臨場感をもたらす音響のことだそう。そんなこととは知らず、設定をオンにし、サンプル音源を聞いてぶっ飛んだ。

オォォォォォォ!なんだこの音の広がりは!
まるでライブ会場にいるように全身を音が包み込む。オフィシャルサイトに記載の通りの表現しか出来ない自分の語彙力が悲しいが、まさに!この表現ドンピシャなのである。今まであらゆるメーカーが使ってきた”ライブのような臨場感”という表現を、これほどリアルに表現したイヤホン(またはヘッドホン)がいままであっただろうか、いやあるまい…などと反語表現したくなっちゃうリアル感である。これが本当にすごい。これだけでもう元はとっちゃった感じである。決して大げさではない。まさに新感覚、異次元の体験である。


イヤホンが耳から少し離れているせいか、カナル型に比べて音の広がりがとてもワイドで奥行きを感じる。今まではカナル型で耳を密封してこそ脳内で音が響き渡ると信じていた”カナル信者”としてはとても新しい発見だった。オープンイヤーの特性のひとつ、”耳を塞がないこと”がこれほど快適だったとは。カナル式だと耳がしっかり密閉されるため、余計な音を遮断できる反面、長時間の装着は若干疲れるという特徴があるのも事実だが、UOEの開放感は圧倒的だ。それでいて音は常に近くにあって、耳とイヤホンの間に隙間があるとは思えない。そして離れているのに音漏れもほぼなし。よほど爆音にしなければ気になるような音ではないし、そもそも爆音にしなくても脳内に音が満たされる感覚を得られる。一体全体どうなってるんだ!実際、音が身近過ぎて携帯からリアルに聞こえているのかイヤホンから聞こえているのかわからなくなり、何度もイヤホンを耳から外して音がイヤホンから聞こえてくることを確認した。それくらい音に距離や音質のギャップがないのがすごい。

感動のあまりしばらくの間イマーシブオーディオの機能を堪能し、満足したところでその他の機能を設定する。イコライザーは余り考えずに設定できるようシンプルな造り。さらにオートボリューム機能をオンにすれば、周りの環境に合わせて音量を微調整してくれる。例えば静かな部屋では音は小さめに、周りがざわついていたら音量がやや大きめになって、しっかりと音が聞こえる仕組みだ。設定すると最小ボリュームでもなかなかしっかり聞こえるので音漏れしてないかなと心配になったり、作業には音が大きすぎると感じて設定をオフにしてみたが、これはこれで回りがうるさくなると何も聞こえなくなってしまい、結局設定を再びオンにした。この機能のおかげで、オープンイヤー型でも周りの雑音があまり気にならず(うるさいと音量も大きめに調整されるので)、カナル型のノイズキャンセリング機能に頼らなくてもある程度の騒音対策にはなると感じた。残念ながら私の職場は中年のお父さんたちが小学校の昼休みレベルで騒ぐのでもはやどんなイヤホンも役に立たないが、カフェや一般的なオフィスでは威力を存分に発揮してくれること間違いなし。すごいぞBoseさん。

かつてない浮遊感と臨場感に包まれて、自宅にいながら寝るまで(というかそのまま寝ちゃったので結果朝まで)の時間をずっとイヤホン装着で過ごした浮かれポンチは私です。
キッチンで作業しながら、音楽を聴きながら、さらにはテレビの内容もしっかり把握するという究極のマルチタスクをこなしても全くのノンストレス。調子にのってライブ音源を聞きながら脳内ライブ再現し、ノリノリに。ひとしきり遊んで疲れたので寝よう…とベッドへ入る。就寝時に愛用しているマインドフルネスアプリの癒しボイスも、いつもよりずっと脳の奥に入ってきて、まるで宇宙の彼方に浮遊している気分。起床時にもイヤホンはちゃんと耳についたまま、痛くもないし違和感もない。いやあ、これはいいモノかっちゃったなァ…!とホクホク。
音声通話も問題なし。仕事中1日装着してみたけれど、昼の充電のみで終日絶好調。全方位スキなし。Boseさんの完全勝利である。

今更感がものすごいが、これは全カナル信者の皆さん、しかもオープンイヤー懐疑派の方々にぜひとも伝えたい!と、熱い想いをしたためた次第だ。いままでオープンイヤーに懐疑的だった人、カナル型大好きだけど、飛行機や新幹線に乗るたびに耳がキーーーンとなっていた人にはぜひトライしていただきたい逸品である。音楽好きのあなたも、映画好きのあの子にも、ミュージカルにハマってる彼女にも、全力でおすすめしたい。イヤホンを装着したその習慣から、あなたのまわりにリアルな音があふれるのだ。あ、ゲームもいいかもしれない。とにかく、全人類に伝えたい。
いいぞ、UOE。今なら90日間トライアルキャンペーンも開催中みたいなので、安心してトライ出来ます(そして一瞬で返品という選択肢は消え失せること間違いなし。)。トライアルキャンペーンに見えるBoseさんの自信をぜひ体感してほしい。






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