モノを持つこと = 良いライフスタイルの条件

物持ちと金持ち、どちらのライフスタイルが素敵かというと、これは客観的な話ですが、圧倒的に物持ちですね。
もちろん、最終的にはその本人が素敵と思うかどうかに掛かっている訳ですが。

モノというのは、場合によっては世界に一つしかないかもしれない、かけがえのないものだったりするのです。
長い間持っていた愛用の品、長い間住んだ家、そういうモノを手放すと、そこにくっついている思い出や、愛着などが手元から離れていってしまうのです。
それで沢山のお金を得たとしても、二度と同じモノを手に入れることは出来なかったりします。
だから、モノを手放そうと思った時は、よくよく考えた方が良いと思います。

ミニマリストには、必要なモノは少ししかないかもしれないけれど、それでもかけがえのないモノはあると思います。それを手放してしまったら、本当に何もない生活になってしまうのです。

こんな話を聞きました。
ある貧しかった方が、起業して頑張って、年商何十億というお金持ちになったときに、セレブがやっているような遊びを全てやってみたけど、全然、面白くなかったと。
つまりそれは、モノを持つこと、サービスを利用することに慣れておらず、持ってもどのようにそれを楽しんでいいか分からないから、結果的に本当のセレブのようなライフスタイルを謳歌することができなかったに過ぎません。

本人にとってみれば、お金を儲けること=ライフスタイル なのかもしれなくて、それに満足していればそれでいいのですが、第三者的に見ると、お金が一杯あるのになんかちょっと寂しいなと正直なところ思います。

そういうわけで、お金は様々なモノに変換できますが、お金自体に別の価値があるかというと、何もありません。貨幣コレクションは別ですが。
それを使って手に入れたもの、自分がせっせと作ったもの、そういうモノたちが、それだけに留まらない体験や知識や思い出をもたらしてくれるのです。

ライフスタイルを素敵にしたいなら、イメージに近いものを手に入れて楽しむことが大事です。お金が無い人は無いなりに、ささやかでも「これだけは欲しい」と思うものを手に入れて楽しみましょう。

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