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桜のフレーミング

ここからの桜が最高

「ここから見た桜がいいんですよね」
「なるほどー」

みたいな会話がありがちですが、自然の風景や建築っていうのはそういうのがありますよね。

花見のシーズンに桜が咲き乱れる中を歩いていて、どれも綺麗な桜なんだけれども、ここから見た、そ!ここからが特にいいな、ていう場所があると思うんです。
で、そこに立ち止まって写真を撮ろうとすると、桜までは意外と遠かったりして。
そんな時に望遠レンズを持っていたり、スマホカメラのズームがあれば(普通はありますが)、桜がちょうどいい大きさになるぐらいまでズームして、シャッターを切ります。

それでOK!

あれ?(笑)OKなんすか?・・・ はい。

そこでもし、なんとかしてその桜の近くに行ってフレーミングしたら・・ダメなんですよね。せっかくいいポイントに居たのに、無視して桜に目が眩んでふらふらと、近くにいっちゃダメなんです。

あくまでズームで撮ります。

街角スナップとの違い

僕は街角スナップを撮るほうが多いですが・・(ほんとかな)普段は28mmからのズームか、35mmを使うことが多いし、スマホでも標準状態の広角で撮ることがほんとに多いです。

そうすると、桜を撮るときのようなアプローチはしないんですよね。撮りたいもののそばに行って撮ります。見た感じの美しさ(端正さ)より臨場感の方を重視するから。
自分が体験しているシーンをそのまま見せたい、みたいな所があります。

望遠を使うと、自分と被写体との関係性が薄れるんですよね。お互いに全然違う場所に在るわけですから。すごく客観的になってしまう。

桜は遠めか、寄るか、どちらか

僕だけの感覚かもしれないですが、桜って、中途半端に寄ると、あんまり綺麗じゃないんですよね。
遠目に眺めて「きれいだなー」と感じるか、花弁の近くまで行って「可憐だなあー」と感じるかのどちらかです。大体。

だから遠目からズーム、間近では標準か広角、ですね。

花見気分で眺めるのが一番

ひたすらファインダーを覗いて(モニタを見て)歩いている人がたまにいますが、花見気分で眺めているのがいいんじゃないかと思います。
そうすると、なんか感じる瞬間があると思うんで、その時にカメラを構えればいいと思います。
別にレンズの画角に合わせて移動しなくてもいいし、そのままズームでフレーミングして撮ればいいかと思います。

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