賽銭を投げるのは身を清めるためだという
日本人として初歩的なことを全く知らなかったのですが、神社でお賽銭を投げるのは身を清めるためだそうですね。
穢れ(ケガレ)をお金が引き受けるから、それを捨てる意味なのだそう。
ちなみに本当に投げるわけではないというのが僕の認識です。
たしか、礼儀作法として賽銭箱には静かに落とすのが正しかったかと。
NHK「チコちゃんに叱られる」で「ケガレを捨てる」というような意味のことを言っていたので、今回、初めて調べました。
「お金が穢を引き受ける」という表現は、調べた記事のなかで学者の方が仰っていたものですが「引き受ける」という表現はなかなか興味深いですね。
お金のイメージ
アメリカ人が Money という言葉にどのような印象を持つのか知りませんが、日本人の「お金感」には多少悪いイメージが含まれていますよね。
お金と穢れがくっつくというのは・・
清らかな心にお金は要らない
欲深い人間はお金に執着する
お金がもとでいざこざが起きる
というような概念なのでしょう。
お金は単なる数値に過ぎない
物理的な体裁を持ったお金が消滅しつつある昨今ですが、そうなるとますますお金の物理的な意味はなくなり、単なる数値に近づいていきます。
先日「デジタル円」というのを初めて聞いたのですが、いま政府はデジタル円の導入を急いでいるらしいですね。
世界的には、CBDC(中央銀行のデジタル通貨)と呼ばれているそうです。
個人的にあまり意味がよく分からないのですが、クレジットカードのような決済のタイムラグがないそうです。
お金がデジタルになることで、お金のイメージは変わるかもしれません。
お金が穢れを引き受けるようなこともなくなるでしょう。
神社はどうするのでしょうか?
そしてお金は数値となり、あるときは価値の評価、あるときは能力の評価、あるときは信頼の評価などを表すものになるのでしょう。
余談:きのうからモバイルICOCAをはじめました
この春からモバイルICOCAが始まりましたね。モバイルSuicaの関西版みたいなものでしょうか。
これを機に、僕も ICOCA でスマホ決済をやってみることにしました。
いままで僕は、携帯する電子マネーとしては ICOCA とクレジットカードとメルペイで、基本的には現金を使っていましたが、支払いで財布からお金を区別して取り出すのが面倒に感じ始めて、この春の ICOCA からスマホ決済することにしていました。
買い物に出かけるのに財布を忘れても、スマホは持っているのですよね(笑)