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【内的キャリアのてがかり】逆は必ずしも真ならずなんですけれども、やる気にならないっていうときに、何でやる気にならないのか、何が足りないのかを考えてみるのもよいかと。何が阻害要因、つまり邪魔をしているのかを考えるよりも、何が足りないのかを考えた方がよいみたいデス。
これからのキャリアを考える時、「何をやりたいか」とか、「どんな持ち味を活かしていきたいか」という観点から、つまり可能性を拓いていく方に目が向きがちかと思います
それはそれでよいのですけれど、「やりたいことと言われてもねぇ…」とか「できること、得意なことと言われてもねぇ」ということもあるのではないでしょうか
特に、「得意なこと」と言われるとなかなか…
そうしたとき、「これは避けたい」とか、「これはやる気になんない」という、どちらかというとネガティブといわれる側面に目を向けるのもよいかもしれません
ただこの時に気をつけておきたいのは、避けたいこと、やる気にならないことそのものに目を向けすぎないことです
だんだん、そこから動けなくなってしまいそう…
あれも無理だし、これも無理…もう行き先はない…みたいに
いまの立ち位置から進む方向は、いわゆる分度器的に言うと360度あるわけです
そして、これは避けたい、こっちには行きたくないかなと言う方向はこの中のいくつかに過ぎなくて、「可もなく不可もない」というか「別に…どっちでもよいです」みたいなところが多分にあるのではないかと思います
だとすれば、身動き取れなくなってしまうよりは、そっちの方向に進んでみてはどうでしょうか?
もちろん、それらすべてに「そちらには行かない理由」を上げることもできるんですよ
なので、そのときにお試しいただきたいのが、その「行かない理由」にどのような傾向があるのかを確認しておくことだと思います
「一から知識や経験を獲得しなければならないから」とか
「新しい人間関係を築くのが大変そうだから」とか…
それがなんとなく分かってきたらどんなよいことがありそうなのか?
少なくとも2つはありそうです
1つは「それを避ける」方向を考えること
ぐるり360度の方向がある中から、そうした要因のないところ、少ないところを探してみる
「新しい人間関係を築くのが大変そうだから」というのであれば、職場を変えることを考えるよりも、いまの職場で担当する仕事を変える方がよいでしょう
また、職場を変えることは避けられないとすれば、その他の人間関係、つまり家族だとか友人関係などは維持できるような方向を考えておくのも大切です
「人間関係」に目がむくのですから、仕事の領域だけでなくその他の領域でも人間関係が気になるはずですからね
もう1つは、中でも一番気になっているものをさらに詳細に眺めてみること
だって、そんなに気になっていることなんですから、適当なところで手を打ってもまた浮かび上がってきそうですよ、そのことが…
でしたら、これを機会に取り組んでみてはどうでしょう? ただ、いきなり大きな山(課題)で取り組むのではなくて、少しずつやってみる、小さめの山で練習してみるということが欠かせません
苦手なこと、避けておきたいことに取り組むわけですから、そう簡単に結果は出ないかもしれませんから、「気長にやっていこう」「すぐに結果が出る、何か変化が起こるなんてことはなくてもよいのだよ」と思っておくことも役立つかもしれません
まぁ、そもそもそんな簡単にできるくらいなら、既にできているはずなんですからね、気長に気長に…
とはいえ、こういうときにひとりでやるのは大変なので伴走者が居てくれるとよいです
それがキャリアカウンセラーだったり、コーチだったりするわけです