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謎の要塞

本が読みたいのに読めない。

本があんなに好きだったのに、現実が辛いときは好きな本を読んで乗り切ったぐらい読書が好きだったのに、いくら夜更かしをして読み続けてもいい今なのに、本が読めない。

目が疲れやすくなったせいもあるのだろうが、それよりもなによりも集中力が続かない。読み続けるためには最初のページから読者の好奇心をわしづかんで離さない謎解き物だのファンタジーだのの(あざとい)ページターナーで、あまり長くない本しか読めなくなってきた。途中で人生の意味を深く考えるとか、作者の意図することを読み砕くだとか、そういう私の不得意分野で、集中力が途中でとぎれそうな深淵な素晴らしい本が読めない。

次の問題は言語。下手に英語やフランス語の本に浸ってしまうと、今勉強しているポルトガル語の学びの速度がぐんと遅くなる。(年のせいで)ただでさえ遅い習得速度がマイナスになってしまうので、他の近い言語で面白そうな本があっても読み始められない。かといってポルトガル語の本を読むような力はない。

というわけで、今年に入ってからほそぼそと読み始めたのは、 ポルトガル語超初心者向けのほぼ現在形だけで書かれた謎解き冒険ストーリー(小説などというものではない)の O Tesouro Submerso (海底の財宝)という本です。次に控えているのはファンタジー冒険ストーリー A Cidadela Misteriosa (謎の要塞)です。

なんてことだ。と驚いてないでどんどん読みます。