9日間で総走行距離3,600 km!車で北海道一周の旅!
今年のGWに車で北海道一周旅行をしてきました!9日間の総走行距離は3,600km!北海道に一度も行ったことのない妻と、修学旅行で一度しか行ったことのない私。北海道ド素人の私達が北海道の大自然に挑んできました。事前予約はフェリーだけ。宿の予約などはせず、当日勢いとノリで旅程をすべて決めます。そんな行き当たりばったりな旅をご紹介します!
今回の全ルートです。いきなりタイトル詐欺でごめんなさい笑 北海道一周と言いつつ、最北端の宗谷岬はスキップしました。当初は宗谷岬も行くつもりだったのですが、無計画な旅を続けているうちに時間が足らなくなってしまいました…。次回挑戦時は必ず!
1日目:横浜(神奈川)→前橋(群馬)→仙台(宮城)
🚗 540km
1日目はまず私の実家がある群馬県前橋市を目指しました。というのも、我が家にはマルという猫が居まして、流石にこの旅には連れていけないので実家に預けることにしました。
実家にマルを預けたあとはいざ北上!妻が無類の牛たん好きなので仙台を目指しました。訪れたお店は「牛たん料理 閣」。職人がカウンターの目の前で牛たんを焼き上げるというライブ感溢れる人気店でとっても美味しかったです。噛めば噛むほど旨味が出てくるとは牛たんのために生まれた言い回しなのだと思いました。
その後は近くのホテルを予約して就寝。
2日目:仙台→青森→函館
🚗 460km
🚢 112km
2日目は仙台を出発し、青森へ!今回は津軽海峡フェリーの青森←→函館線を利用しました。フェリーの出発が夕方だったので、まずは腹ごしらえ。ここでは、青森県民のソウルフード「味噌牛乳カレーラーメン」を頂きました。何やら色々混ざりすぎですが、カレーのスパイシーさと牛乳のまろやかさがいい感じにバランスされていて大変美味でした!お店の名前は「味の札幌 大西」。青森じゃなくて札幌なんかーいという感じですが、地元の人気店のようです。20人以上並んでいたので、お時間のある時に行くのがおすすめです。
お腹がいっぱいになったらいざフェリーへ。今回はこの船で4時間の旅です。船の中にレストランは無いですが、お惣菜自動販売機や電子レンジはあります。また、シャワールームも完備されていますので、車中泊を予定していた身としては大変助かりました!
シャワールームはかなり清潔で、水圧もお湯加減もバッチリでした。船上とは思えない快適さです。
なお、今回利用した津軽海峡フェリーではお部屋のランクによって価格が変わります。今回は節約旅ということで一番安い大部屋(雑魚寝)にしました。軽自動車1台分の料金含め大人2名で往復29,600円でした。
17:05発20:45着。ついに函館に着きました!近くのセコマ(北海道のローカルコンビニ)で軽食を食べつつ高速道路に入り、その日は八雲PAで車中泊しました。夫婦2人で車中泊をしたのは初めてだったのですが、軽自動車でも大人2人案外いけますね。トイレも自動販売機もあったので結構快適でした!
3日目:函館→厚真→新ひだか町
🚗 350km
車中泊案外快適でした!と先程書いたのですが、案の定腰はバキバキになったので、今日はちゃんとベッドで寝ようということになり、新ひだか町にあるグランピング施設を予約しました。その道中、厚真神社という神社で今回の旅の成功を祈りつつ、イオンでBBQの買い出しをしました。
こちら、イオンで購入したホタテなのですが…ちょっと安すぎですよね!大きなホタテが5つ入って500円。その他にも大きな牡蠣が5つ入って800円など東京では考えられないような値段で海産物が販売されていました。これが北海道・・・。
今回宿泊するのは「グランピングガーデン日高 鹿の郷」。廃校を活用したユニークな施設で、なんと校庭には鹿が遊びに来るみたいです。元学校なので、校舎の中には自由に遊べるグランドピアノや木琴などの楽器から、フラフープやバドミントンなどスポーツも楽しめます。大人2人でしたが、童心に帰って木琴やフラフープを楽しみました笑
4日目:新ひだか町→釧路湿原→オンネトー→アイヌコタン→北見
🚗 460km
新ひだか町周辺は競走馬の飼養で有名らしく、せっかくならということで近くの牧場にお邪魔しました。訪れたのは「ライディングヒルズ静内」。競走馬を引退したお馬さんがこちらで今度は乗馬用としてご活躍されているようです。誰でも予約なし660円で乗馬体験(3分間)ができるので体験してきました!
思ったよりも目線が高く、思ったよりも乗り心地が良かったです!スポーツセッティングのサスペンションのような乗り味でした。
新ひだか町をあとにして、釧路湿原へ!雄大で美しい景色を期待していたのですが…
一面茶色!!!5月の初めはまだ枯れているんですね。もっと緑と青を想像していたのですが、釧路湿原を訪れるには早すぎたようでした(6~7月頃が良いようです)。
その後はオンネトーという湖を見てから、アイヌコタンへ。アイヌ民族の文化を体感できる場所です。お土産屋さんやレストラン、劇場などがあります。ゴールデンカムイが大好きなのでこちらを訪れました。
伝統料理もいただきました。オハウ、アマム、めふん、ポッチェピザ。ヒンナヒンナでした!
夕食後は北見へ!ドーミーイン北見に宿泊しました。もちろん理由は夜鳴きそば。深夜のこのあっさり醤油ラーメンがたまらんのですよね(北海道全く関係なし)。
5日目:北見→網走監獄→知床五湖→旭川
🚗 372km
ゴールデンカムイの聖地ということで、網走監獄へ。聖地巡礼のつもりで軽い気持ちで行ったのですが、その役割や歴史の重さ、展示のすべてが生々しく大変勉強になったと同時に先人に対しては感謝の気持ちでいっぱいになりました。こうやって北海道を旅行できているのも、先人が開拓してくれたからなのですね。
その後は、知床五湖へ。知床へ向かう海沿いの道はとにかく気持ちよかったです!
知床五湖はとにかく最高でした。どこを切り取っても美しく、まさに北海道の大自然を感じるには最高の場所です。知床五湖には3つの遊歩道があります。1湖が見られる高架木道。1湖2湖が見られる地上遊歩道小ループ(1.6km)。そして、1湖2湖3湖4湖5湖全てが見られる地上遊歩道大ループ(3.0km)があります。知床はヒグマの生息地として有名で、つい数日前に遊歩道の定点カメラにヒグマが写っていたりします。高架木道であれば高架になっているので安全なのですが、地上遊歩道はまさにヒグマの生息地へ体一つで乗り込むのと同義でハラハラドキドキの連続でした。ですが、1湖から5湖まですべて見られる体験は格別でどの湖も大変美しく、こちらを訪れたらぜひ地上遊歩道大ループを選択してほしいと思いました!安全が約束されたジェットコースターのスリルとはまた違った、安全が約束されていない野生のスリルが味わえます…笑
その後は旭川方面に向かいつつ、「焼肉ハウス 美味しんぼ」というローカル焼肉屋さんでご飯をいただきました。東京基準でお肉をバンバン頼んでいたら、1人前が東京の1.5倍ほどあって腹15分目くらいまで食べました笑 家族経営されていてみなさん暖かく、大変居心地の良い、そして美味しい焼肉屋さんでした。
そしてこの日は久しぶりの車中泊です!比布大雪PAで車中泊しました。
6日目:旭川→札幌
🚗 300km
前日が車中泊だったので、起床後即スーパー銭湯へ。SPA & SAUNA オスパーというところに行ったのですが、ここのサウナが本当に最高でした。1988年創業の歴史ある銭湯で2種類のサウナが楽しめます。最高の整い処でした…。
その後は砂川SAへ。日本最北端のSAだそうです。
そしてランチはずっと食べたかった道民のソウルフード「餃子カレー」。「みよしの」というチェーン店で食べることができます。味噌牛乳カレーラーメンといい、餃子カレーといい、北の人々はいろいろ混ぜすぎ注意ですね。最初はあれ?と思ったのですが、食べ進めていくとこのマリアージュは必然というか、最後まで美味しくいただけました!
ランチ後はノースサファリサッポロへ!Youtubeで見てからずっと気になっている動物園でした。その人気は凄まじく、2時間ほど待った後に入ることができました!
この動物園はちょっと変わった動物園です。普通の動物園では人間が檻の中の動物を鑑賞する、というスタイルですが、こちらの動物園では人間が動物の檻の中に入る、という鑑賞スタイルです。動物を間近で見ることはもちろん、ほぼほぼあらゆる動物に触れることができます。
普通の動物園に飽きてしまった方におすすめです!また、お子さんも喜ぶかと思います。
夜は札幌ということで札幌ラーメンかスープカレーかで悩んだのですが、「ドミニカ」というお店でスープカレーを頂きました。かなりスパイシーでしたが、とても美味しかったです。
7日目:札幌→小樽→登別温泉→室蘭
🚗 200km
まずはずっと行きたかった札幌のグルメ回転寿司である「トリトン」から!実は昨日の夜チャレンジしたのですが、人気すぎて受付終了してしまっていたのでした…。ということで今日は開店1時間前から並ぶことに。
開店1時間前から長蛇の列!札幌だけで10店舗あるチェーン店なのですが、こんなにも人気です!開店前から並んだ甲斐あって、なんとか一巡目で入ることができました。
私達はよくお寿司を食べたあとは「今日のナンバーワンネタは?」という会話が定番で「生えび」など具体的なネタ名が出るのですが、今回は珍しくナンバーワンを決められませんでした。つまり、すべてが美味しく等しくナンバーワンだった、という感想です。(実はトリトンは東京にも2店舗あるのですが、)札幌に来たらおすすめです!
なお、お昼の12時前でこれです…。
札幌を出たあとは、小樽で少し観光しました。
やっぱり、きれいな街並みですね~。
その後は登別温泉へ。今回は「第一滝本館」というホテルの日帰り入浴を利用しました。大人1名2,250円とまあまあなお値段なのですが、それだけの価値のあるお風呂でした。
お風呂が2フロアあり、とにかく大きいです。1500坪、35個の湯船。泉質も硫黄泉、食塩泉、酸性緑ばん線、芒硝泉、重曹泉と5つもの泉質を楽しむことができます。日本には10の泉質があるようですが、その半分がここで楽しめるというのは驚きです。人生史上最大スケールのお風呂でした。
8日目:室蘭→洞爺湖→函館
🚗 193km
まずは洞爺湖へ!
あまり天気は良くなかったですが、それでも美しかったです。
その後はレークヒルファームという洞爺湖サイロ展望台から車で5分ほどのところにある牧場にお邪魔しました。ここでは牧場の雄大な自然を眺めながら、ジェラートやピザなど軽食がいただけます。
牧場をあとにして、偶然立ち寄った「道の駅 YOU・遊・もり」でホタテ汁を頂きました。
この量のホタテが入って1杯300円。北海道、価格がバグりすぎです。もちろんめちゃくちゃ美味しかったです!
函館に着いてからは、様々なジャガイモを買うことができる「じゃがいもFACTORY」にお邪魔しました。いろいろなジャガイモを1個単位で買うことができて楽しいです。もちろんテイクアウトグルメもあって、フライドポテトをいただきました!
いろいろな種類のジャガイモを食べ比べできるところも専門店ならではの体験ですよね。
その後はゴールデンカムイの聖地ということで五稜郭周辺を観光し、はこだて海鮮市場へ。
海鮮丼も寿司も、東京の半分の価格で食べられて幸せです。
海鮮を食べたあとは肉!ということで函館のローカルハンバーガーショップの「ラッキーピエロ」へ。
左がチーズバーガーで、右が一番人気のチャイニーズチキンバーガー。チキンバーガーがこのお店のスペシャリテで唐揚げのような?油淋鶏のような?そんなチキンがバーガーに挟まっています。これが甘辛くてクセになる旨さなのですよね~!店内にはエルビス・プレスリーの等身大模型があったりなどいろいろユニークで面白いです。
そしてそして・・・食べ過ぎですが・・・これは外せません。ハセガワストアの「やきとり弁当」。函館民のソウルフードとお聞きしております!
名前はやきとり弁当ですが、豚肉です。では普通のやきとりはなんて言うの?と聞いたところ「鳥のやきとり」と言うそうです笑
ハセガワストアですが、いわゆるコンビニです。コンビニなのですが、中にキッチンがあり出来立てのお弁当をいただくことができます!
肝心の味ですが・・・とっても美味しかったです!甘じょっぱいタレが豚肉に絡まって最高でした!
今回も腹20分目くらいまで食べてしまいましたが、あとはフェリーに乗るだけなので良しとしましょう。
00:30発 04:10着のフェリーで函館→青森へ移動しました。
本日はフェリーがホテル代わりです。
9日目:青森→群馬→神奈川
🚗 711km
🚢 112km
まさに移動だけの一日!運転して、疲れたらSAで寝て、運転して、の繰り返しでした。
まとめ
GW休暇を使って北海道(ほぼ)一周してきました!車の運転が大好きなので、信号が無く渋滞も無く、そして景色が最高な北海道をひたすらドライブできたのは最高に幸せでした。それでいて、グルメはすべて安価で美味しい!途中野生のクマに遭遇したり、鹿と事故りそうになったりとハプニングもありましたが、無事に帰ることができました。無計画な旅でしたがスマホ1台さえあればなんとかなりました。みなさんもぜひ無計画な旅を!ノンストレスで楽しいですよ~!
費用(大人2名)
ガソリン:24,000円
高速道路:40,000円
フェリー:30,000円
宿泊費:64,000円
施設入場料等:13,000円
飲食費:45,000円
合計:216,000円
番外編1:北海道おすすめグルメ
高速道路のサービスエリアで見つけたのですが「あげいも」というマッシュポテトを串に差して揚げたアメリカンドッグのような見た目のホットスナックがおすすめです!ほんのりバターでほんのり甘い。糖質と脂質。罪な味でした。
番外編2:北海道おすすめお土産
このドレッシングおすすめです!北海道物産店で見つけてからずっとファンで、今回も爆買いしました。北海道ではマルセイバターサンドで有名な六花亭のお店でこの百鬼というドレッシングも買うことができます。マスタードベースのほんのりスパイシーなドレッシングです。